寒椿ゆれる
- 時代ミステリー (53)
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前2作の時は千蔭の「縁組」の部分は割とどうでも良かったんだが いい感じの変わり者が出て来たらそこの部分がぐっと面白くなった 両方頭は良いけど 変装の為にあっさり眉を落としてしまう潔さと きっぷと面倒見の良さを秤にかけたら甲乙つけがたいと思っていたら そっちですかぁ…みたいな …いや。身請けで奥方は無理があると思いつつ 今回御目見得に「貸し」を作った伝手で 年季あがりをどこぞに一旦養女にして奥方入れる目も出て来たんじゃないかと勘繰ってしまう自分 とはいえ世知と分を知ってる賢い妓なら、あえて妾として別宅招婿婚みたいなのもアリか? 続巻が楽しみです | ||||
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第一作の頃は千蔭の冷たさや融通の利かないところが気になったのですが、読み進めて いくうちに、千蔭の温かさに気づくようになりました。 真面目で変わり者北町の大石と大差なさそうですが、冷たく意地の悪い同心ではなく ちょっとした描き方から優しさ温かさを感じるようになりました。 千蔭が見合いをすると、相手の女性は千蔭の実父の後添えになって幸せをつかんだり、 大石と秘めた恋心を大事にしていたりと、この辺りは事件を絡ませながらも、ほのぼのと コミカルな印象も受けます。 当の千蔭は、少々切ないようでもあり、梅が枝の誓紙を大事に持っていてここぞという時に 使ってみたり今後の展開がたいへん楽しみな作品です。 | ||||
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登場人物の全ての心理描写が希薄。 それぞれの家柄に見合った名前や言葉遣いではなくて違和感。 猿若町とサブタイトルがついているが、その他の町内の情緒も書ききれてないし、 吉原などに行く移動時間などの描写もなく、どの町、どの家に行くのでも、いきなり場面が変わって面食らう。 同心、下っぴきコンビをメインに描かれた江戸物小説は多いが、 歌舞伎の女形、ユニークな女性陣を絡めた着想はいいと思う。 とにかく時代考証をもう少ししっかり・・・ | ||||
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第三話で花魁が千蔭に不機嫌な態度をとりますが、私はここの彼女の心理描写が作者の作品の中でも一番のお気に入りです。なぜ、不機嫌な態度をとるのか・・・その答えが分かったときに忘れられない深い感動に包まれました。 | ||||
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一巻から四巻まで一気に読んでしまうくらいに 面白かったです。 ただ、基本的には千蔭の傍につく八十吉目線でずっと語られるのですが 八十吉に魅力を感じないのが...ちょっと残念です。 親分っていう設定のわりには、親分らしくもないし 手先も抱えていないし、 父である千次郎から玉島家につかえていたわりには、手づるがないし、年の功も知恵もないというのがちょっと。 親分じゃなくて、家つきの小者設定でも良かったのでは? 惣太の方がそういう意味では活躍してて親分っぽいし... 八十吉が千蔭の真意を測りかねているので 読み手にも心情がつたわりづらい部分もあり、もどかしいところもありました。 もう少し個々人の気持ちの描写に踏み切れると、 もう少し読んでいて心に強く響いてくるのになぁというところが 個人的には残念です。 | ||||
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