震える教室
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自分がこの小説を読んで、 唯一、良いと思った点は、 短編集の中で唯一、 第一話だけ恐怖を少し感じたこと。 他の物語は中途半端でぬるい感じ。 主人公と他の登場人物との会話も、 少なく、小説全体を通しても、 メッセージが何も伝わってきませんでした。 | ||||
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初期作品かと思ったら2018年と意外に新しかったです。ジャンルとしては学園ホラーですね。 舞台は音楽科やバレエ科で有名な伝統ある女子校。古風な洋館の校舎というのも雰囲気があります。場所が大阪の心斎橋というのも関西人の自分には親しみやすかったです。著者さんが大阪出身なので描きやすいのでしょう。 怖い部分は、音楽室で誰もいないのに鳴るピアノとか、バレエ科の生徒に取りつく痩せた手、保健室やプールに現れる怪異などで、うーんわりと平凡だなあと思いながら読んでいました。正直、ホラーで怖がりたいと思って読むと期待はずれになるかもしれません。 が、読み進むにつれて生徒たちの思春期独特の不安定な気持ちや、周辺の大人たちが抱える屈折した思い、それが生徒を圧迫する方向に出てしまったりで、怪異はそのことによって起こったことがわかったりします。そのへんで青春小説、心理小説の色が濃くなり、だんだんと深みが出ておもしろくなってきました。 女子校ホラーが無条件で好きなのもありますが(笑)好みの雰囲気でよかったです。ただ、最後が意味不明だったのが残念。それまで脇の存在だった母親がどうしていきなりクローズアップされてくるのか?続編を書く予定だったのでしょうか。 | ||||
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初期作品かと思ったら2018年出版と意外に新しかったです。ジャンルとしては学園ホラーですね。 舞台は音楽科やバレエ科で有名な伝統ある女子校。古風な洋館の校舎というのも雰囲気があります。場所が大阪の心斎橋というのも関西人の自分には親しみやすかったです。著者さんが大阪出身なので描きやすいのでしょう。 主人公は外部入学組の真矢と花音。ほとんどが付属中学から持ち上がりの中で心細かった2人は仲良くなります。 怖い部分は、音楽室で誰もいないのに鳴るピアノとか、バレエ科の生徒に取りつく痩せた手、保健室やプールに現れる怪異などで、うーんわりと平凡だなあと思いながら読んでいました。正直、ホラーで怖がりたいと思って読むと期待はずれになるかもしれません。 が、読み進むにつれて生徒たちの思春期独特の不安定な気持ちや、周辺の大人たちが抱える屈折した思い、それが生徒を圧迫する方向に出てしまったりで、怪異はそのことによって起こったことがわかったりします。そのへんで青春小説、心理小説の色が濃くなり、だんだんと深みが出ておもしろくなってきました。 女子校ホラーが無条件で好きなのもありますが(笑)好みの雰囲気でよかったです。ただ、最後が意味不明だったのが残念。それまで脇の存在だった母親がどうしていきなりクローズアップされてくるのか?続編を書く予定だったのでしょうか。 | ||||
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よくある日常系ホラー連作短編。 よくある設定な分、キャラクターや設定の面白さが大事なのに、そのどちらもなかった。 読みやすく短かったから最後まで読んだけど、途中でやめればよかった。もっとホラーの上手な人の似たような話を読めば良かった。 あと気になったのが、金持ち女子高の保険医や体育教師が、なぜあれほど偉そうなのか理解できない。 教師の権力が強かった時代の話だったのかな?現代だと思って読んでいたので違和感がすごかった。 | ||||
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歴史ある女子高に入学して友人となった真矢と花音。二人の体が触れあった時、それまでそこに存在しなかった怪異が、彼女たちの目に霊視されるようになる…。 いわゆる"学校の怪談"ものだが、怪奇現象のパターン自体はそれほど目新しいものではなく、軽妙な筆致でつづられているので、ホラーとしての怖さだけを求めて読むと、物足りなさを感じるかもしれない。しかし、登場人物たちのキャラ立ちも魅力的で、怪異の背景をさぐるミステリ的な謎解きの面白さも加味されていて、そこにある人間の哀哭や怨讐が、つと胸をうってきたりもする。平凡平穏な日常の光景に、たまさかいつもと違う方向からの視線がさした時、暗く重い人生の機微が垣間見えるのを、さりげなく描くのが得意な作者の筆先は、やはりこうした学園ホラーでも健在である。 | ||||
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