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震える教室
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震える教室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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自分がこの小説を読んで、 唯一、良いと思った点は、 短編集の中で唯一、 第一話だけ恐怖を少し感じたこと。 他の物語は中途半端でぬるい感じ。 主人公と他の登場人物との会話も、 少なく、小説全体を通しても、 メッセージが何も伝わってきませんでした。 | ||||
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初期作品かと思ったら2018年と意外に新しかったです。ジャンルとしては学園ホラーですね。 舞台は音楽科やバレエ科で有名な伝統ある女子校。古風な洋館の校舎というのも雰囲気があります。場所が大阪の心斎橋というのも関西人の自分には親しみやすかったです。著者さんが大阪出身なので描きやすいのでしょう。 怖い部分は、音楽室で誰もいないのに鳴るピアノとか、バレエ科の生徒に取りつく痩せた手、保健室やプールに現れる怪異などで、うーんわりと平凡だなあと思いながら読んでいました。正直、ホラーで怖がりたいと思って読むと期待はずれになるかもしれません。 が、読み進むにつれて生徒たちの思春期独特の不安定な気持ちや、周辺の大人たちが抱える屈折した思い、それが生徒を圧迫する方向に出てしまったりで、怪異はそのことによって起こったことがわかったりします。そのへんで青春小説、心理小説の色が濃くなり、だんだんと深みが出ておもしろくなってきました。 女子校ホラーが無条件で好きなのもありますが(笑)好みの雰囲気でよかったです。ただ、最後が意味不明だったのが残念。それまで脇の存在だった母親がどうしていきなりクローズアップされてくるのか?続編を書く予定だったのでしょうか。 | ||||
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初期作品かと思ったら2018年出版と意外に新しかったです。ジャンルとしては学園ホラーですね。 舞台は音楽科やバレエ科で有名な伝統ある女子校。古風な洋館の校舎というのも雰囲気があります。場所が大阪の心斎橋というのも関西人の自分には親しみやすかったです。著者さんが大阪出身なので描きやすいのでしょう。 主人公は外部入学組の真矢と花音。ほとんどが付属中学から持ち上がりの中で心細かった2人は仲良くなります。 怖い部分は、音楽室で誰もいないのに鳴るピアノとか、バレエ科の生徒に取りつく痩せた手、保健室やプールに現れる怪異などで、うーんわりと平凡だなあと思いながら読んでいました。正直、ホラーで怖がりたいと思って読むと期待はずれになるかもしれません。 が、読み進むにつれて生徒たちの思春期独特の不安定な気持ちや、周辺の大人たちが抱える屈折した思い、それが生徒を圧迫する方向に出てしまったりで、怪異はそのことによって起こったことがわかったりします。そのへんで青春小説、心理小説の色が濃くなり、だんだんと深みが出ておもしろくなってきました。 女子校ホラーが無条件で好きなのもありますが(笑)好みの雰囲気でよかったです。ただ、最後が意味不明だったのが残念。それまで脇の存在だった母親がどうしていきなりクローズアップされてくるのか?続編を書く予定だったのでしょうか。 | ||||
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よくある日常系ホラー連作短編。 よくある設定な分、キャラクターや設定の面白さが大事なのに、そのどちらもなかった。 読みやすく短かったから最後まで読んだけど、途中でやめればよかった。もっとホラーの上手な人の似たような話を読めば良かった。 あと気になったのが、金持ち女子高の保険医や体育教師が、なぜあれほど偉そうなのか理解できない。 教師の権力が強かった時代の話だったのかな?現代だと思って読んでいたので違和感がすごかった。 | ||||
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歴史ある女子高に入学して友人となった真矢と花音。二人の体が触れあった時、それまでそこに存在しなかった怪異が、彼女たちの目に霊視されるようになる…。 いわゆる"学校の怪談"ものだが、怪奇現象のパターン自体はそれほど目新しいものではなく、軽妙な筆致でつづられているので、ホラーとしての怖さだけを求めて読むと、物足りなさを感じるかもしれない。しかし、登場人物たちのキャラ立ちも魅力的で、怪異の背景をさぐるミステリ的な謎解きの面白さも加味されていて、そこにある人間の哀哭や怨讐が、つと胸をうってきたりもする。平凡平穏な日常の光景に、たまさかいつもと違う方向からの視線がさした時、暗く重い人生の機微が垣間見えるのを、さりげなく描くのが得意な作者の筆先は、やはりこうした学園ホラーでも健在である。 | ||||
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女子高を舞台にしたホラーの短編集。 ページの順番に読んでいったほうが、より楽しめると思います。 (好きな順番から読んでも訳がわからないわけでもないです。) ミステリーではありませんが、ちょっとした謎解きもあり、そんなに怖くもないので結構楽しめました。 でも、最後のエピローグがちょっと謎というか、別になくてもいいのではと思ったので星4で。 | ||||
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近藤史恵さんの最新刊は青春ミステリ・ホラーです。 6話収録の連作短編集となっています。 舞台は歴史ある女子校・凰西(おうせい)学園 真矢と花音、二人の少女が軸となり学園に潜む謎を明らかにして行くミステリー要素を含んだホラー作品です。 真矢と花音が手を繋ぐ事で他人には見えない物が見える設定で ミステリーとしては非常に解りやすくホラー要素も控えめで 大人の方が読むと物足りなく感じるかと思います。 ただ怪奇現象が起きる理由がハッキリと解るのは気持ちが良い。 世代的には中高生の方にオススメです。 | ||||
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初っ端、つい、「ミステリ」のつもりで読み始めてしまい、結末を宙に浮かされた感じがしてしまった。 脳ミソを「怪談」に修正。そののちはすんなり楽しみました 設定から連想して、全然系統違うけど、ちょっと懐かしの「ダーティ・ペア」シリーズを読み返したくなったりしてw 読後、表紙を眺めて、「親指には血がついてなかった」を確認し、ん~…そういうディティールを画に求めてしまうなあ…と、思わんでもなかった。でも、割と好みの「顔」の画だ。 | ||||
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女子高を舞台に、怪異が見える女子高生ふたりが、怪異の謎をさぐる、という連作短編集です。 個人的には、怪異についてはそれほど怖いとは感じませんでした。 一番怖かったのは、第2話「いざなう手」で、バレエの先生があることで態度が変わるシーンです。怪異より、人間が怖いです。 帯には「青春ミステリ・ホラー」とあります。ミステリ的などんでん返しがきいているのは第3話「捨てないで」と第5話「隣のベッドで眠るひと」でしょうか。 星3つというのは少し辛いかもしれません。オカルト好きの女子中高生なら、もう少し高い評価をつけるかもしれません。 小説の評価ではないのですが、カバーのイラストが興味深いです。 表表紙だけ、裏表紙だけ、をそれぞれ見ても、どうということはありません。 しかし、本を広げて、カバーイラスト全体を見ると、なんだか怖い。 うしろの髪の長い少女がなんだか不気味に見えるのです。 そんなことを感じるのは私だけかもしれませんが。 | ||||
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