ほおずき地獄 猿若町捕物帳
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尋常じゃない仕儀に至るまでの過程って 確かにそんなモンなのかも知れないって思えてしまうのが地味に怖いな… が、 ただ一度の経験でいきなり「天にものぼる床上手」にゃなれんだろと 異形な程に美々しいとなると、セットでついてると言われても 納得しそうになるんだが いわゆる「名器」ってヤツ? …と、ついそんなとこに整合性つけようと思考展開する己がちょっと… 反省?はせんが、そこ追求しようとするなよと 自分ツッコミ入れたくなった 楽しく読みました | ||||
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猿若町捕物帳シリーズ2巻目です。200ページちょっとなので長編というよりは中編でしょうか。 先に3巻目「にわか大根」を読んでしまっていて、主役の同心、玉島千蔭の父親の千次郎に娘のように年若い女房がいるのは知っていましたが、その結婚のいきさつがここで初めてわかりました。こういうことだったんですね。 毎度、吉原と歌舞伎芝居の町、猿若町がからんでくるので、どことなく色っぽくて猟奇的な雰囲気がいいです。 吉原の茶屋のおかみが美少女お玉を虐待したことについて「人を憎むのに理由なんかいらないさ」と花魁、梅が枝が答え、もともとその母親が嫌いだったのか、それともその母親が大店に嫁いだのに嫉妬したのか、それともお玉の美しさが妬ましかったのか、または自分にこんなひどいことをさせて・・とお玉を恨んだのか・・それは逆恨みというものだけれど、ありえなくはない、人の心とは因果なものだという部分にははっとさせられました。さりげない文章に深みがあります。 歌舞伎シリーズとこのシリーズ以外はライトノベル的に軽すぎる気がするので読んでいないのですが、そのあたりでこの著者の評価が分かれると思います。個人的にはもう少し重厚にしてもらってもいいくらいです。 今のところ5巻目まで出ていますが、ずっと引き続き書いていっていただきたいです。他の歌舞伎ものもお願いします。 | ||||
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吉原の「お玉」の話が虚実交じった不思議な感じで進み、 並行する千陰の縁談は、はねっかえり娘に振り回される。 二つは全然関係ないのに、近くをすれ違うような感じを持っていて、 それをまとめるような結末が良い。 「おいおいっ」という縁談の結末に次作品が楽しみ。 | ||||
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「猿若町捕物帳」シリーズの第2弾。 今回は吉原が舞台。巴之丞、利吉ら猿若町の面々も絡んでくるが、やや影が薄い。 玉島千蔭の見合い話なんかも出てきて楽しかった。 私は、あんまりこの著者の作品は評価しないのだが、本書は満足すべき水準に達しているのではないかと思う。思いもかけない結末だし、動機のグロテスクさも味わいがある。読後感の嫌さ加減も充分。 あとは、著者の独特の美意識に付いていけるかどうかだ。 | ||||
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ほおずきを残してゆく幽霊、 どこかに閉じ込められているおたまという少女 白髪の夜鷹、死んだ夫婦の一人娘… 切れ切れに語られる様々な謎。 その謎はどこを向いているのか、縺れた糸を解した先に見えたものは 悲しい物語、そして事件の真相だった。 200ページ足らずの短い物語、 短い物語を莫迦にするわけではないけれど、 ページの薄さは、往々にして内容の薄さに繋がる… しかし、この物語はその短さを全く感じさせない。 それこそ莫迦のように分厚い物語を作り上げるのも良いが、 短くても作り出せる深い物語があることを再認識しました。 舞台は吉原、艶っぽく色気を感じる物語。 しかし、悲しい、やりきれないのは、 それも吉原が持つ性質故かも知れません。 | ||||
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