鬼女面殺人事件
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鬼女面殺人事件の総合評価:
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離島ものです。 | ||||
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本の状態がいいので、読みやすい | ||||
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スケールが大きい離島の話でした。 きっかけは些細なことなのに、首を突っ込み1ヵ月も離党に行く弁護士と、スタッフの女性。明智小五郎のように推理し、解決まで導きます。 途中、なんて無謀なの、危ないよ、殺されるよ!と何度も声を上げそうになりながら、よそ者を排他したい島民に2人が果敢に挑んでいきドキドキしました。無事に解決したからよかったですが、頼りになる警察もいない中、いつ主人公が殺されて終わってしまってもおかしくなかったかも。 そこは物語、無事に終わるのですが。 障碍者の話、同族の結婚の話など、社会派の視点も盛り込まれ、大変満足な作品でした。 素晴らしい離島トリック。綺麗な映像とともに、観てみたいです。 他の同時期の離島シリーズと合わせて楽しんでいます。 | ||||
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鉄道ミステリの大御所=西村氏の、全く違った作風を味わえる作品である。 新幹線の中で起きた殺人事件が発端となるあたりはいかにも氏の好みだが、 その後の舞台は愛知県の南にある「恩根島」という孤島へ。 かつて「流人の島」であったそこには、余所者を受け入れない、閉鎖的・排他的な人々が暮らしていた・・・。 ちなみに調べてみたが、愛知県の南にそのような島は実在せず、 「恩根(おんね)」という地名はどうも北海道から拝借したものらしい。 主人公の中原正弘という弁護士とその助手高島京子がその島へ乗り込むわけだが、 東京で有名な弁護士が1か月も孤島へ滞在するとか、探偵じみた行動をするとか、 やや強引なストーリー運びだとは思う。 しかし、「アカベ」や「鬼女面」や「喜多川秀高」にまつわる伝説が事件の怪奇性やオドロオドロしさを高め、 最後まで飽きさせない工夫がなされている。 この作品は、誰が殺したのか?(=犯人捜し)よりは、なぜ殺したのか?(=殺人動機)のほうに重きが置かれているように思う。 氏の『幻奇島』に並ぶ孤島ミステリの傑作として、是非おすすすめしたい! | ||||
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本作は南海の孤島、恩根島が舞台となる。 物語全体を通しての雰囲気が初期作品の「南神威島」とかなり似ている。一見すると普通の人たち。 だがこの島の人たちには共通して帯びている「何か」がある。それが何なのか、少しづつ紐解いていく過程が楽しい。 人間ってほんと育った環境できまるんだなぁ、、とつくづく思った作品。「常識=だれでも共通」とは限らない。 犯人はこいつか、ああスッキリ、で終わらないのがこの作者の作品。読後に残るものがある。 | ||||
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