L特急やくも殺人事件
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L特急やくも殺人事件の総合評価:
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短編作が数編なので少し物足りないけど、読みごたえがある。 | ||||
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なかなかのものでした。ストーリー的には、複雑なものばかりでした。 | ||||
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これから面白くなってくるのかと期待し始めたところで犯人が見つかり終了。全299ページ中、タイトルの「やくも」の話はたった77ページ。30年ぶりにこの人の本を読んで思い出しましたが、そういえば前に読んだ「雷鳥」の話もタイトルどおりの内容は全体のごく一部でした。他の興味無い話と抱き合わせ販売しないで欲しいです。 | ||||
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息の長い日本ミステリー界の重鎮・西村京太郎の代表作、十津川警部シリーズの3編に非シリーズ作1編を加えた充実のトラベル・ミステリー短編集です。本書には舞台が鉄道の物が3編と青函連絡船の物が1編の全四作が収められておりまして、西村さんはおそらく日本で一番多くのトラベル・ミステリー作品を書いている作家だと思われますが、よくぞこんなに数多く次から次へとパターンを変えて今も尚書き続けられる物だなあとつくづく感心し本当に心から尊敬しますね。本書にもベテラン作家ならではのさまざまな技巧が凝らされていて安心して楽しめます。ちなみに私の住む奈良県の地名に十津川村(とつかわむら)がありますが、全国的に有名な十津川警部(とつがわけいぶ)は漢字が同じでも読み方が違っていて些か残念(?)ではありますが全く関係は無いみたいですね。 『L特急やくも殺人事件』定年を前に警視庁を退職した父と娘が岡山県へ旅行に出掛け、それぞれに別行動を取って特急やくもで落ち合う約束をするが何故か父は乗って来ず翌日列車にはねられた形の死体で見つかる。本作には止むを得ない事情があったとは言えやや歯切れの悪さを感じてしまいましたね。それは過去と現在の2つの事件を岡山と東京の合同捜査で情報を交換し合って行えば即座に事件は解決しただろうという点で、また過去の事件が片付いておれば当然今回の悲劇も起きなかったという意味からも非常に残念でしたね。十津川警部の推理の素晴らしさは流石だなあと思いますが、岡山県警も裏事情に通じていればこんなに淡白な捜査では終わらなかっただろうと信じたいですね。そして何より本作の犯人像は悪夢その物で正直嘘でもこんな事は絶対に信じたくないですね。『イベント列車を狙え』伊勢詣でのイベント列車で昔騙された憎い女が男と一緒に旅をするという情報を謎の女から電話で知らされナイフを持参して乗車した男が車室で女の死体を発見する。騙され易い単純な男を計算され尽した狡猾な罠に嵌めて陥れようとする犯人でしたが、十津川警部の人を見る目の確かさの前に企みを見破られ破滅してしまいましたね。騙されても女を非情には憎み切れない男の優しい性格は弱さではありますが、でもそのままでいて悪に染まらず真面目にがんばれよと応援したい気にもなりますね。『挽歌をのせて』突然に別れたいと言い出した妻の気を変えさせようと考えて夫が新婚旅行の地である北海道へと列車で向かうのだが、車内で思わぬ殺人事件に巻き込まれてしまう。十津川警部と亀さんが出て来ないなあと思ったら何と最後まで読んでも何が何だか?という内容でしたが、作家は偶にはこういう理詰めでないフィーリング的な作品を書きたい気持ちになるのだろうなと思いましたね。理屈ではなく夫の薄情でドライな態度が妻には許せなかったのでしょうね。『青函連絡船から消えた』逮捕された傷害事件の犯人が警察に取引を申し出て、それは何と青函連絡船に乗った折に十津川警部の同僚の西本刑事が殺人を犯すのを見たという衝撃的な内容だった。本作では青函連絡船の乗客の捜査がやや不十分には思いましたが、でも最近の素人犯罪者は実にえげつない事を考えて実行にうつすなあと感心しましたね。やはりTVの2時間サスペンス・ドラマをよく見て研究している影響でしょうか、と言うのは勿論冗談ですが。十津川警部とて全てを完全に見通して言い当てる事は無理ですが、やはり運と実力を兼ね備えた百戦錬磨の強者だけに素人の犯人が彼を出し抜いて逃げおおせるのは相当に困難だと言わざるを得ませんね。 | ||||
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短編集なりの鋭さはあつたが、物足りなさが残った。短編集は、購入の時にはっきり明示してほしい。 | ||||
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