(短編集)
危険な遊び
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あぶない話。 やや恐い話。 十津川警部がでてこないだけで、なんとなく心配になる。 | ||||
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いずれも、昭和40年前後に発表された、六篇の短編集。著者の定着したキャラクターである十津川警部らも登場しないし、列車も使われないし、旅情にも乏しい。しかし、それぞれの作品が投げかける真摯な姿勢には、最近の作品とは違った意味で、大変魅力を感じる。収録されている物語の内容はやや重いが、人間の本性の本質的な部分に肉薄する。表題作の「危険な遊び」だけが、やや軽妙なタッチだ。 物語の本質とは別の事だが、やはり時代を感じさせる。「死刑囚」では、出先の青森のホテルから、東京の自宅に電話を繋いでもらうのに、まる30分を要している。確かに当時は、長距離電話をかける事が、大仕事でもあった。表題作「危険な遊び」は、柿泥棒をした少年らが、探偵まがいの行為をしたために、あわや殺されかける。もうすぐ殺されるはずの少年の心情が、綿々と綴られている。という事は、結果的には殺されないという事だ(笑)。この作品中では、役所で赤の他人の戸籍謄本を、自由に閲覧している。事実、かつてはそれが許されていた。 時代を感じさせるところが、かえって興味をそそる。 本短編集は「人間の本性」がテーマだと言える、大変面白い新書だ。 | ||||
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いずれも、昭和40年前後に発表された、六篇の短編集。著者の定着したキャラクターである十津川警部らも登場しないし、列車も使われないし、旅情にも乏しい。しかし、それぞれの作品が投げかける真摯な姿勢には、最近の作品とは違った意味で、大変魅力を感じる。収録されている物語の内容はやや重いが、人間の本性の本質的な部分に肉薄する。表題作の「危険な遊び」だけが、やや軽妙なタッチだ。 物語の本質とは別の事だが、やはり時代を感じさせる。「死刑囚」では、出先の青森のホテルから、東京の自宅に電話を繋いでもらうのに、まる30分を要している。確かに当時は、長距離電話をかける事が、大仕事でもあった。表題作「危険な遊び」は、柿泥棒をした少年らが、探偵まがいの行為をしたために、あわや殺されかける。もうすぐ殺されるはずの少年の心情が、綿々と綴られている。という事は、結果的には殺されないという事だ(笑)。この作品中では、役所で赤の他人の戸籍謄本を、自由に閲覧している。事実、かつてはそれが許されていた。 時代を感じさせるところが、かえって興味をそそる。 本短編集は「人間の本性」がテーマだと言える、大変面白い新書だ。 | ||||
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