虹の巣
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ふたりの女性の過去を往き来する物語のスタートから、展開のおもしろさに、一気に読んでしまったが、読後にいろいろと考えさせられた。 なぜタイトルが「虹の家」ではなく、「虹の巣」なのか? 家族という単位や建物を連想させる「家」ではなく、鳥や虫がひなや幼虫を育てる棲み家のような、もっと根源的な、命を育む「巣」なのか? 献身的に尽くす働き蜂に支えられた、女王蜂が中心の蜂の巣のような関係性を象徴しているのか? そんなことを考えながら、もう一度読み返したくなる作品だ。 物語に登場する人々は、女も男も、老いも若きも、それぞれに秘密と弱さをかかえている。 それでも、ひと度大切な人を守らなくてはいけなくなると、どこにそんな強さがあったのかと思えるほどのたくましさを表す。 梅干しや干物に象徴されるように、地味であっても作り手が食べ物に込めた愛情や思いが世代を超えて伝わり、健全に「食べる」ことが、「生きる」上のたくましさを育むものなのかもしれない。 それにしても、佳恵さんの運命は過酷すぎる…。名前の漢字に、十字架をふたつ背負っているのも偶然か?母親との関係が修復されることを願ってやまない。 | ||||
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人にいえない暗い過去を持つ女たちが、いつしかある家に吸い寄せられ・・・ 本の帯にもあるようにミステリーです。 鴨とぶ空のプレスリーを読んだあとに読んだのが「虹の巣」だったので まったく違う野中ともそさんワールドを見せてもらいました。 この本は、第1章、2章・・・人も年代も違うという展開をしていきます。 そのせいもあって、常に私はドキドキ状態です笑。 丁寧に描写されている人物像のおかげで、話にググっと引き込まれていきますが 次の章に入ると「えー!このまま続きを読みたいのに~」って感じになるのだけど 次の章が終わっちゃうと、また「えー!このままぁ~・・・・・」の繰り返しで とにかくグイグイ引き込まれます。 美貌の女優・鈴子さんは魅力的で眩しいかぎりの人物でしたが 読み終えて1番印象的だったのが暁子さんです。 誰もが持っている秘密・・・。情景が気持ちいいくらいに浮かんで、最後まで一気に読みました! | ||||
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