籠の鸚鵡
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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辻原登(初めて読んだ)の長編小説。80年代の世相を上手に切り取った、読みやすいクライムノベルである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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尾行のサスペンスは白眉の出来。襲撃シーン等は淡白過ぎ。プロットは巧妙で面白いが計画がうまく行き過ぎで、やや偶然に頼り過ぎな面が玉に傷。地理の説明が詳し過ぎで遠方の人には理解困難。もっと英子をメインにおいて活躍させて欲しいと思った。アナクロニズムには神経質に書かれていて感心したが、当時缶入りの緑茶はなかったはず。 | ||||
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きれいで、問題もなく、良かったです。 | ||||
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私は文藝春秋の書評を読んで書いましたが、面白いのは面白いけれどおじさん向きの部分が多かったような気がします | ||||
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素晴らしい作品だった。 謎が謎を呼ぶミステリーでもなければ恋愛小説でもないので、読む前は気が進まなかったのだけど、一旦読み始めると、本を閉じることができないほど引き込まれる。 これほどまでに日本語が美しく正しい作家は今時珍しい。 圧倒的な日本語の美しさと文章力である。 最近の小説は「キャラ立ち」させようと極端な特徴を備えた登場人物を登場させがちだけど、この小説は違う。 全員がごく普通の人間である(ヤクザを普通というかは別として)。 それなのに全員がキャラ立ちしている。 個々の登場人物にリアリティがあり、全員に味がある。 これは作者の力量ゆえだと思う。 美しい日本語で淡々と描かれた深い人生模様、交差する人間模様が大変よかった。 | ||||
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愛欲小説か痴情小説かと思わせるような導入から、老人詐欺、銀行犯罪、そして全編を貫く暴力団抗争へと巧みな物語構成となっている。登場人物達の性格付けや彼らが如何にして接点を持ち絡み合っていくのかも、とても旨く描かれている。物語は、後半の組長暗殺を巡るスリル溢れる展開で一挙に盛り上がり、そして思いもよらぬ結末を迎える。陰惨な結末の多い昨今の犯罪小説のなかにあって、何かホッとする後味の良い終わり方であった。まさにベテランの筆致により飽くことなく楽しむことが出来た。 | ||||
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