夏服パースペクティヴ



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初公開日(参考)2012年11月
分類

長編小説

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夏服パースペクティヴ (角川文庫)

2015年12月25日 夏服パースペクティヴ (角川文庫)

都筑台高校2年生にして弱小映研部長の遊佐渉は、気鋭の映像作家・真壁梓が夏休みに企画した撮影合宿に参加することに。しかし、キャストの女子生徒が突然倒れ込む。なんとその胸にはクロスボウの矢が深々と突き刺さっていた。セミドキュメンタリーの撮影現場で起こる虚構の殺人が、いつしか本物の惨劇へ。交錯する思惑、驚愕のトリック、慟哭の真実。“美少女”探偵・樋口真由が、難攻不落のクローズド・サークルに挑む!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.83pt

夏服パースペクティヴの総合評価:6.54/10点レビュー 13件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(7pt)

夏服パースペクティヴの感想

樋口真由シリーズ2作目。
前作が、私のこれまでの読書歴の中でもかなり上位に位置づけられる作品。
今作の、虚構と現実の殺人の交差、ってのもアイデアだと思って読んでましたし、この作者さんいいな、って印象。
ここのレビューにもある通り、登場人物が多いのですが、ほんの数名の人物を除いては、没個性の登場人物が多すぎて区別が付き辛かったです。
前作、この手のトリックがありましたので、今回もまたここに何かあるなと思っていたんですが、何もなかったですよね。
だとすると、キャラの描き込みが足りないという事になるでしょうか。
あと、後半物語が動き出してからはキレッキレで面白いんですけど、前半が冗長すぎますかね。

前作は少し「現実離れしている」箇所があったけど、「騙された」感はありました。
こちらとしては、多少現実離れしてようがフィクションだって割り切って読んでるわけですから、やっぱ騙された感があるかないかって大きいですね。
という意味でも、前作に軍配ですね。凝ってるのは今作な気もしますけどね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.5:
(5pt)

夏服パースペクティヴの感想

 樋口真由“消失”シリーズの二作目。 どうやら密室消失路線のシリーズで進めていくらしいです。

虚構殺人、密室、過去の事件と第三者Xと色々風呂敷広げた割に解決が性急で適当な感じが否めないです。 青春成長物語に主眼を置きたいのは分かるが死体を転がす以上ミステリを等閑してはならないかと。 前作が性問題がストーリーと密接に関わった傑作だっただけにスケールダウンした感がより強く出てしまったとも言えます。 ★は5つ

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りーり
9EDFH0HC
No.4:
(5pt)

夏服パースペクティヴの感想

消失シリーズの第二弾。
前作が傑作だっただけに比較すると正直少し残念な内容。
前半が無駄に長い上読みにくいです。
あれもこれもと詰め込みすぎた結果、全体がぼけてしまった印象です。
かなりフェアなパズラー作品なのに惜しい気がしました。
前作同様主人公である樋口真由のキャラは際立っているので次回作に期待です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

夏服パースペクティヴの感想

前作に続いての樋口真由が探偵となり推理の冴えを見せるストーリー。本を手にとってちょっと驚いた。思いのほか厚い。二作目だから、それ程こねくり回したストーリーの物ではなくて、軽めの謎を用意した中篇を何となく想像していた。しかし、思っていた物とはまるで違っていた。けっこう本格で作者のリキが入っているのがヒシヒシと伝わる。映像製作について詳しい様子だけれど、そういったスキルが有る人なのか。好ましいのは「セリフ」のやり取り。こういったセンスは好きだ。波長が合うと云うか読んでいて楽しい。結局、寸断された場所を舞台にした犯人さがしとなるストーリーで、真由と渉と秋帆との関係も可笑しくて気を揉ませて、この後どうなっていくのだろうと期待させる。次があるならぜひ読みたい、そう思う内容で楽しめました。結局、樋口真由。このキャラクターがすべて。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

夏服パースペクティヴの感想

ミステリ的には前回のような大技ではなく、いくつもの密室事件を中心とした小技が炸裂という印象で「大技派」の自分としては複雑すぎるのも相まってやや不満足でしたが・・・それより何より「かわいすぎる」名探偵樋口真由が時にツンツン、時に優しく、時にドジり、時に正義のために怒り・・・という前作以上のキャラ立ちぶりに萌えまくりでした(笑)渉が恋する気持ちもわかるかも(笑)というわけで、第3作にも勿論期待大です!

ジャム
RXFFIEA1
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

人物の把握が困難で物語が楽しめませんでした。

映像制作合宿で起きる現実と虚構の事件。
現実と虚構の不確かさを魅力的に描くミステリ作品は多くありますが、
本作は分かり辛く物語が楽しめなかったのが正直な感想です。

何故こんなに把握し辛い読書になってしまったのか、
個人的に考えてみたのですが、それは『登場人物達の名前』が関係していると思いました。

よくある小説では人物の初見登場時には名前のルビを振りますが、それが本書にはありません。
人物紹介にもルビがありません。
それでいて名前が現代の子の名前なので、こう読むのだろう。と言う推測で読みます。

すると、文章中の名前の漢字が記号として頭の中で認識するのですが、
使用されている『漢字の形や印象』の重複が多いので混乱します。

"真壁"、"真由"、"真琴"、"真綾"、『真』が多いですし、
"遊佐"、"佐伯"、"佐織"で『佐』。
"大迫"と"佐伯"、で白
"彩菜"、"日菜子"、"晴花"で、菜や花のイメージ。

似ているものが多い為、読書中の無意識下で人物の分担がうまくいかなそうです。
さらに1人に対して、『名字』『名前』『あだ名』『偽名』で呼び合うので、
誰が誰で、現在このシーンに誰がいるのかわかり辛く、
さらに、章区切りで人物の視点も変わるので、物語の把握が困難でした。

名前を記号化して他の要素を引き立てる手法がありますので、
前向きに捉えれば
現実と虚構の交差や酩酊状態を演出する為に、意図的に設定した仕掛けかもしれませんが、
本書は物語に入れない状況になってしまい、私には合いませんでした。
逆に、名前の区別がしっかり出来れば作品の印象が変わる勿体なさを受けました。

2作目だからシリーズとして書く事になった気がするのですが、
前作をネタばれしないように気を使った書き方なども苦労に感じてしまい、
本書のネタとシリーズ化がミスマッチだった気もしました。

悪い事ばかりですみませんが、
前作が好みだったので少し残念でした。

egut
T4OQ1KM0
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