ダークナンバー



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

6.00pt (10max) / 2件

6.00pt (10max) / 5件

Amazon平均点

4.10pt ( 5max) / 10件

楽天平均点

3.67pt ( 5max) / 6件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
3pt
サイト内ランク []D
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2017年03月
分類

長編小説

閲覧回数3,295回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数9

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

ダークナンバー (ハヤカワ・ミステリワールド)

2017年03月23日 ダークナンバー (ハヤカワ・ミステリワールド)

警視庁刑事部分析捜査三係の渡瀬敦子(わたせ・あつこ)は、小金井市・小平市・西東京市連続放火事件を追っていた。監視カメラの情報とプロファイリングから捜査を進めるが、発生予測地点を外すたび、周囲の反発は強まっていく。一方、記者復帰を狙う東都放送報道局・版権デスクの土方玲衣(ひじかた・れい)は、中学校時代の同級生である敦子の捜査を局の看板番組『ニュース・X(クロス)』で取り上げることを思いつく。難事件に挑む女性捜査官、複雑化する現代型犯罪――より注目を集める内容で番組を構成するため、連続放火と同時期に起きた埼玉県の連続路上強盗致死傷事件を調べ始める。やがて二つの凶悪事件を結ぶわずかな線を見出した玲衣と敦子は、都市に溶け込む意外な犯人像にたどりつく。時を同じくして衆院選の開票日が迫るなか、二人の執念の涯てに、前代未聞の“事件中継"がはじまろうとしていた――緊迫の報道×本格警察小説(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

ダークナンバーの総合評価:7.83/10点レビュー 12件。Dランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

ダークナンバーの感想

「?」な作品。
警察官とTV局員の幼馴染がダブルヒロインです。
「二人のヒロインが格好良くて」なんてレビューが多いのにまず驚きです。
こんなダサくて格好悪いヒロインがいるのかって。特にTV局員の方。
私には作者が「出来る女性」として描いたとはとても思えないんですけどね。
仕事のできる女性って当然何人も知ってますけど、こんなんじゃないでしょう。
男性がこれやっても「多少やなやつ」で済むのかも知れませんが「ダメダこいつ」なのは違いないわけで、これを女性がやったらこんな醜いんですね。
最後二人共殺される、当然殺され役キャラだと思ってましたけどね。
生きてやんの(笑)

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ダークナンバーの感想

「消失グラデーション」以降、何冊か読んでいる作家さんですが、キャリアを生かした映像についての拘りめいたものを入れつつ、その作業に従事する人物やアイテムとして使うシチュエーションを
設定した物語が個人的には好きでした。 この本はこれまでとはガラリと作風の異なる非常にドライな文章で書かれており、驚きつつもその新鮮さにすっかり参ってしまいました。
これまでの若い人たちをメインに据えたミステリではなく、警察組織の中で苦闘しながらも事件捜査に当たる主人公が非常に際立っており、そのクールな描写はストーリーにも疾走感を持たせています。
現代的な機器や装置を使う今の捜査機関の様子や刑事たちの言動にとてもリアルさを感じます。樋口真由も好きなんですがこの本に出てくる大人な人物たちもみんな好きですね。
都下で起きる連続放火事件と埼玉県で起きる連続ひったくり事件。交差していく二つの事件とその背景にあるもの。事件現場の生中継という前代未聞のあり得ない展開。
この作家さんの新境地として評価したいと思います。

ニコラス刑事
25MT9OHA
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(4pt)

ぼんやり読んでいると置いていかれる緊張感あふれる複雑に練りこまれたサスペンス

東京の西部でおきた連続放火事件。被害者が出るに至り、警察も大がかりな捜査を始める。
捜査にあたるのはFBIでプロファイリングの研修もしてきた警視庁分析捜査係の渡瀬敦子警部。ただでさえ厳しい男社会、そしてそもそもプロファイリングに批判的な輩も多い中、なかなか結果が伴わず、つらい毎日が続くが、壮絶な過去をもつ彼女は怯まず、知恵・知識・経験を総動員して突き進む。
一方、アクの強さではだれにも負けない、敦子の中学時代の同級生でテレビ局勤務の土方玲衣は、これもまた頭脳を駆使して、別のアングルから、そして別の目的をもって犯行の真実に近づいていく。

関連していると思われない2種類の犯罪のつながり、西東京と埼玉の、東京人にとってもあらためて地図を確認したくなるような関係性、そして、敦子と玲衣の関係。すべてがかなり練りこまれた複雑な構成になっている。
あまりに複雑すぎて、ちょっとぼんやり読んでいると、わからなくなる。
緊張感あふれる展開だが、こちらも緊張感をもって読んでいないと、置いていかれて、また戻って読み直す羽目になる。ちょっと間を置いたりしたら、もうわからなくなるくらいだ。
でも、この緊張感が楽しく、なかなか面白かった。

個人的には、敦子と玲衣というまだ若い女性二人とも非常に魅力的なキャラクターと感じた。しかしながら、キモと思われる犯人のキャラクターが最後の最後であまり生きなかったような気もした。犯人もそして事件自体が、なんだか泡のようにはかなく消えてしまったような終わり方も残念に感じた。まあ、これも作者の計算のうちだろうが、考えようによっては、終わり方を変えれば、全てを変えることができたのかも?
いろいろな意味で興味深い小説でした。
ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)より
4150314128
No.9:
(5pt)

プロファイリングとは。

警察小説の中でも、警視庁分析捜査係というプロファイリングを取り上げたもの。
加えて、事件を追うマスメディアの行動は警察とコラボするような形で登場させている。
482ページの2/3くらいまでは、ミステリアスに事件に振り回されて行く。
その中で、プロファイリングのロジックプロセスが展開していき、納得感がある。
複雑な事件は段階を経て、意外な真相に迫ってくる。
ミステリアス仕上げにしているので、なかなか読みにくい小説だが、後半から読書スピードは加速する。
ラストの落とし込みが見もの。
ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)より
4150314128
No.8:
(4pt)

面白かったが、個々の事件の詳細が把握できない

前半で事件が多発するのですが(当然、重要な意味があって)、その時系列や詳細が細かすぎて追い切れず、その部分で読むのに初め躓いていましたが、文庫の半分を過ぎてその多発する事件が、物語の核心に関係するものだと分かってきたところで物語の展開が急速に進み始め、自分も読むペースが急に上がり後半は数時間で読み終わり、最後まで読破しました。
登場人物たちが切れ者過ぎたりと、所々にやはり創作物だなと思ってしまう箇所はありますが自分は最後まで面白く読めました。

タイトルと作家さんの名前は憶えていませんが、過去にも同じようなバックボーンがある犯人が主題の小説を読んだ記憶があるので、そう言う意味ではこの設定は新鮮味は自分はあまり感じられませんでしたが、ストーリーそのものは楽しめたのでこの物語は二人の女性が主人公なのですが、その二人をまた主人公に据えた続編があるようなのでそれが発売されるのを楽しみにしています。
ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)より
4150314128
No.7:
(5pt)

綺麗

本もキレイですが、発送も早くて満足
ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)より
4150314128
No.6:
(5pt)

一気に読み終える面白さ

自分がその小説を面白いものとそうでないものを判断する基準のひとつに、それを読み終えるまでの時間、がある。
この物語は今朝読み始めて、夜はやいうちに読み終えた。
そういうわけで面白い小説、と断言したい。
物語の展開、情景描写のテンポが良く飽きがこない。
登場人物の設定もそれぞれ個性があって感情移入しやすい。
警察小説なのかもしれないけど、そういった視点の緊迫感もあって最後まで楽しむことが出来た。
たまにこういう作品に出会えると、小説が好きで良かったなって心の底から思えます。
ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ダークナンバー (ハヤカワ文庫JA)より
4150314128



その他、Amazon書評・レビューが 10件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク