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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「?」な作品。 | ||||
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「消失グラデーション」以降、何冊か読んでいる作家さんですが、キャリアを生かした映像についての拘りめいたものを入れつつ、その作業に従事する人物やアイテムとして使うシチュエーションを | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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東京の西部でおきた連続放火事件。被害者が出るに至り、警察も大がかりな捜査を始める。 捜査にあたるのはFBIでプロファイリングの研修もしてきた警視庁分析捜査係の渡瀬敦子警部。ただでさえ厳しい男社会、そしてそもそもプロファイリングに批判的な輩も多い中、なかなか結果が伴わず、つらい毎日が続くが、壮絶な過去をもつ彼女は怯まず、知恵・知識・経験を総動員して突き進む。 一方、アクの強さではだれにも負けない、敦子の中学時代の同級生でテレビ局勤務の土方玲衣は、これもまた頭脳を駆使して、別のアングルから、そして別の目的をもって犯行の真実に近づいていく。 関連していると思われない2種類の犯罪のつながり、西東京と埼玉の、東京人にとってもあらためて地図を確認したくなるような関係性、そして、敦子と玲衣の関係。すべてがかなり練りこまれた複雑な構成になっている。 あまりに複雑すぎて、ちょっとぼんやり読んでいると、わからなくなる。 緊張感あふれる展開だが、こちらも緊張感をもって読んでいないと、置いていかれて、また戻って読み直す羽目になる。ちょっと間を置いたりしたら、もうわからなくなるくらいだ。 でも、この緊張感が楽しく、なかなか面白かった。 個人的には、敦子と玲衣というまだ若い女性二人とも非常に魅力的なキャラクターと感じた。しかしながら、キモと思われる犯人のキャラクターが最後の最後であまり生きなかったような気もした。犯人もそして事件自体が、なんだか泡のようにはかなく消えてしまったような終わり方も残念に感じた。まあ、これも作者の計算のうちだろうが、考えようによっては、終わり方を変えれば、全てを変えることができたのかも? いろいろな意味で興味深い小説でした。 | ||||
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警察小説の中でも、警視庁分析捜査係というプロファイリングを取り上げたもの。 加えて、事件を追うマスメディアの行動は警察とコラボするような形で登場させている。 482ページの2/3くらいまでは、ミステリアスに事件に振り回されて行く。 その中で、プロファイリングのロジックプロセスが展開していき、納得感がある。 複雑な事件は段階を経て、意外な真相に迫ってくる。 ミステリアス仕上げにしているので、なかなか読みにくい小説だが、後半から読書スピードは加速する。 ラストの落とし込みが見もの。 | ||||
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前半で事件が多発するのですが(当然、重要な意味があって)、その時系列や詳細が細かすぎて追い切れず、その部分で読むのに初め躓いていましたが、文庫の半分を過ぎてその多発する事件が、物語の核心に関係するものだと分かってきたところで物語の展開が急速に進み始め、自分も読むペースが急に上がり後半は数時間で読み終わり、最後まで読破しました。 登場人物たちが切れ者過ぎたりと、所々にやはり創作物だなと思ってしまう箇所はありますが自分は最後まで面白く読めました。 タイトルと作家さんの名前は憶えていませんが、過去にも同じようなバックボーンがある犯人が主題の小説を読んだ記憶があるので、そう言う意味ではこの設定は新鮮味は自分はあまり感じられませんでしたが、ストーリーそのものは楽しめたのでこの物語は二人の女性が主人公なのですが、その二人をまた主人公に据えた続編があるようなのでそれが発売されるのを楽しみにしています。 | ||||
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本もキレイですが、発送も早くて満足 | ||||
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自分がその小説を面白いものとそうでないものを判断する基準のひとつに、それを読み終えるまでの時間、がある。 この物語は今朝読み始めて、夜はやいうちに読み終えた。 そういうわけで面白い小説、と断言したい。 物語の展開、情景描写のテンポが良く飽きがこない。 登場人物の設定もそれぞれ個性があって感情移入しやすい。 警察小説なのかもしれないけど、そういった視点の緊迫感もあって最後まで楽しむことが出来た。 たまにこういう作品に出会えると、小説が好きで良かったなって心の底から思えます。 | ||||
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