リップステイン



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←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2014年06月
分類

長編小説

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リップステイン (双葉文庫)

2018年04月11日 リップステイン (双葉文庫)

ここ渋谷で“悪意"と戦っている――。行人が出会った制服姿の香砂はそう言った。彼女は世間を震撼させる連続事件現場に必ず現れることから、刑事に追われていた。“悪意"とは何なのか? 香砂の目的は? 学生の行人と少女を追う刑事。二つの追跡行はやがて交錯し、衝撃の結末へと至る。青春ミステリー・サスペンスの傑作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点10.00pt

リップステインの総合評価:8.80/10点レビュー 5件。Bランク


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(10pt)

リップステインの感想

渋谷を舞台にした青春ミステリ。不可思議な出来事と不思議な力のある少女が出てくるが、あくまでSFチックにしたままでハッキリと超能力的な書き方はしていない。そこが良いところだと思う。宮部みゆき氏の作品のようなSF全開の
ストーリーではない。出てくる人物はどれも魅力的で若い彼らの描き方はこの著者はとても上手いと思う。樋口真由シリーズもそうだけれどモノの本質が分かっている、そこがこの著者の文章に表れていて読んでいて心地よい気分に
なる。著者のスキルに合った映像制作に取り組む学生達を主人公に据えたミステリだけれど、最後の意外さとかストーリーの面白さに加えたミステリの基本形はしっかり押さえた内容で楽しく読めた。
個人的にはこの著者とは相性バッチリなのでただ面白いとしか言いようが無い。警察の捜査の動きやミスリードの巧みさもキレの有る文章で描かれ若者達の姿や会話がとても楽しい。
ストーリーも無理が無く最後の余韻もグッドだ。個人的にはおススメしたい。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(4pt)

ジャケ買い

古本屋で滅茶目を引いたので買いました。
前半だるくて読むのやめようかと思いましたが
途中から面白くなり、読後感は良かったです。
不思議な爽快感があり、レビューを書きたい
気持ちになりました。
リップステインAmazon書評・レビュー:リップステインより
457523866X
No.3:
(4pt)

ちょっとオカルト色が強すぎかも?

「消失グラデーション」や「夏服パースペクティヴ」&「冬空トランス」の方が、断然、おもしろかったですNE(^_-)-☆
長沢さんの作品は、映像や音楽を扱う舞台設定が多いですが、この作品もそうです☆
19歳の学生が、映画作品で脱いだり、レズシーンなどのカラミがあったり、結構、エロイ描写が出てきますNE\(◎o◎)/!
(舞台が高校とか中学なら児童ポルノに抵触するので、専門学校にしたんだと思いますね)
青春ミステリーなのですが、きちんと伏線もあり、衝撃的なあっと驚く結末(騙された!!)もあるので、楽しめます。
トリックやガリレオのような、超常現象がメインの謎となっています。ただ、最後までかなりオカルト色というかホラー色が強いんですね☆
なので、好みがハッキリ分かれると思いますNE。
長沢さんの作品は、セクシャルマイノリティを扱うのが得意ですね(^_-)-☆
モテナイM男と、どSリア充美少女とのやりとりやセリフは、読んでいてすごく楽しいですね(=^・・^=)
リップステインAmazon書評・レビュー:リップステインより
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No.2:
(5pt)

仕上がり具合が良い!

長沢氏の手がける作品は青春モノがほとんどだと思う。

 今回も映像専門学校が舞台。

 現実と非現実のコントラストの連続。良く練り上げられている。小気味良い。

 犯人はコイツだと思いきや、そこはしっかり肩透かしを食わせてくれる。

 ストーリのの流れになれるまで戸惑いはあったが、それ以降はスムーズに長沢ワールドを楽しめました。

 次作「武蔵野アンダーワールド・セブン」も早々に読みます。
リップステインAmazon書評・レビュー:リップステインより
457523866X
No.1:
(4pt)

宿命を背負った少女

主人公である夏目行人は映像の専門学校生。
ある日、渋谷の街角で18歳の少女、香砂と出会う。

「悪者退治」が自分の宿命と言う彼女に関わっていくうちに
連続強盗致傷事件の容疑者・宇津井を知る。
ここで、この事件を担当する永瀬優子と言う刑事が登場するのですが
物語は以降、行人と永瀬の二人の視点で描かれ、香砂の「悪者退治」の
謎が明かされていきます。

序盤は行人の学校内での人間関係、実習作品の制作準備などの
話が殆どですが、制作は事件解決まで平行して行われ、それに携わる
行人を取り巻く登場人物たちが、それぞれ個性的で面白いです。

この物語は、少なからず誰にでも宿る心の中の「悪意」が
犯罪へと形を変える前に、宿命を背負った香砂が、その「悪意」と
戦っていく話です。

ただ、行人と永瀬が現実社会で苦悩していくのに対して
香砂の抱えているものが非現実的過ぎて、かけ離れていると言うか
少し、違和感を感じました。

そして、ここには様々な女性が登場します。
大なり小なり心に宿った「悪意」を彼女たちは、どういう形で終わらせるのか
一つのテーマとして読んでみても面白いと思います。

個人的に永瀬優子の話には引き込まれました。
警察官としての顔と義姉としての顔が全く違います。
同じ女性として理解出来る部分もあって彼女の話だけで
女性受けしそうな物語が、ひとつ出来るのではないかと思いました。

香砂の非現実的さが物語に溶け込んでいないような気がしましたが
その点以外は面白かったです。
リップステインAmazon書評・レビュー:リップステインより
457523866X



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