東京・秋葉原の路上、若い女性が浅見光彦の腕の中に倒れ込んだ―。

東京都北区に住む彫刻家の自宅から「妖精」が誘拐された!? ブロンズの少女像が忽然と消えてしまったというのだ。

本人の知らぬ間に企画された浅見光彦34歳の誕生日会。

山陰の小京都・萩で失踪した地方紙の記者・奥田。行方捜しを頼まれた浅見光彦は、防府市に住む妻のもとを訪れる。

新人英語教師・梅原彩が勤務する春日中学校に、刑事がやって来た。

浅見光彦に錦秋の京都での取材が舞い込んだ。

名古屋、奥松島で起きた殺人事件を繋ぐもの。それは名古屋の名家に伝わる古い仙台箪笥だった。

鶴岡市で発見された身元不明の白骨死体。それが、すべての、終わりの始まり―天橋立で、「アマテラスの子」と呼ばれる神代静香。

お見合いのため山口へ向かった浅見光彦の親友・松田は列車の車窓から見えた萩反射炉公園に佇む赤い傘の女性に心惹かれ、その場所を訪れる。

愛知・岐阜県境の奥矢作湖に他殺体が浮かんだ。身元はインテリア会社会長・瀬戸一弘と判明。

富山県八尾で老舗旅館の若旦那が謎の死を遂げた。

光彦・小学校五年生の夏。クラスに軽井沢からの転校生・本島衣理がやって来た。

文豪・泉鏡花『草迷宮』のモデルになった三浦半島の旧家で、浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、安宅の関で死体となって発見された。

音楽教師、杉山博之が変死した。

邪馬台国の研究に生涯を費やした孤高の考古学者・小池拓郎が殺された。

小学五年生の高見森は、父親の転勤のため北九州に引っ越すことになった。

帝国海軍の象徴・東郷元帥の短剣を探し出してほしい―兄・陽一郎の知人の依頼で、ルポライター浅見光彦は短剣が盗まれた広島県江田島の海軍兵学校跡へ。

高知行きのフェリーから男が転落死した。そして2年後、東京・高田馬場で男がマンションから転落死をした。

一八三〇年、冬、パリからライン河へ謎と冒険の旅がはじまる。

芸備線の三次駅で若い女の絞殺死体が発見された。被害者は“後鳥羽伝説”の地を訪ね終え、尾道から東京へ帰る予定だった。

作家・内田康夫のもとへ名探偵浅見光彦宛ての手紙が届いた。

旧天城峠の崖下で老人の死体が発見された。男は「下司」と書かれた千社札を携え、毎年百の寺社巡りをしていたという。

それは不思議な「誘拐事件」だった。

“あるべきものを、あるべき場所に”が信条の怪盗グリフィンに、ニューヨークのメトロポリタン美術館にある贋作のゴッホを、本物とすり替えてほしいという奇妙な依頼が。

浅見光彦は軽井沢のセンセから、一通の手紙を託された。

温泉ぐらいはあるかもしれない―曖昧な言葉を残して行方不明になった、茨城県農業研究所の職員が、秋田県西馬音内盆踊りの最中に謎の死を遂げた。

浅見光彦が見合いをする、美貌のヴァイオリニスト・本沢千恵子。だが、彼女の父・誠一が突然、失踪する。

母・雪江が旅先で交通事故に遭い、記憶喪失になってしまった。

「琵琶湖の水を守る会」の会長が、自宅で何者かに殺された。

会津人の魂が宿る会津塗りの職人が仕事中に毒殺された!ちょうど同じ頃、東京で歯科技工士の息子まで失踪しており、“東京”からやって来た第一発見者の浅見光彦に嫌疑が…。

芦屋の海運会社社長邸を訪ねた東京の画廊社員が殺害され呑吐ダムで発見された。

上海と新宿で起きた二つの殺人事件に関わることになった、美人法廷通訳・曾亦依。

ルポライター浅見光彦の母・雪江が巣鴨で殺人事件に遭遇した。被害者は山陰の小京都・津和野の旧家、朱鷺一族の長老・勝蔵。

密室状態のホテルの一室から女性が蒸発した。それはあたかも透明人間の仕業のように…。

名探偵・浅見光彦のもとに届いた一通の手紙から芳香が立ち上った。差出人は、心当たりのない女性。

“コスモス、無残…”謎のダイイング・メッセージを残し、弘前の古書店主が東京のビジネスホテルで毒殺された。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

「松前まで行ってくる」と余市の家を出た男が、加賀で遺体となって発見された。五年が過ぎたが、事件は解決しないままだ。

東照宮ゆかりの天海僧正は明智光秀だった?しかも日光に近い大牧場主の智秋家は明智家と関係が?「旅と歴史」の取材で日光を訪れた浅見光彦は、華厳の滝で飛び込み自殺に遭遇する。

冤罪が疑われる事件をめぐり、軽井沢のセンセと浅見光彦の間を79通の手紙が往来した。

崇徳天皇に傾倒する男が経営する特別養護老人ホームで働く看護師・滋美。

史跡調査で浅見光彦が見つけた白骨は、博多進出を狙う新興流通グループ幹部だった。

房総の海に浮かぶ小島・美瀬島。浅見光彦の父・秀一は21年前、当地で海難事故に遭った。

レストランで隣り合わせた美女が忘れていった携帯電話をうっかり持ち帰った浅見光彦。

「オニコウベデアッタ」―秋田県雄勝町での小町まつりの最中に老人がこう呟いて絶命した。

昔、あたしは高い石の塀で囲まれた大きなおうちに、おかあさまとばあやとねえやと四人が暮らしていた。

母・雪江の発案で三河への旅に出かけた名探偵・浅見光彦。

浅見家の「坊っちゃん」光彦は、夏目漱石、正岡子規らの足跡を辿る取材のため松山へ向かう。

昭和20年5月26日。戦局が悪化するなか、武者滋は死を覚悟して夜間戦闘機「月光」に乗り込んだ。

浅見光彦が淡路島の寺で出会った製薬会社の営業マンが刺殺された。

静岡の寸又峡で、TV局の記者久保と、作家を自称する男が相次いで殺された。

炭鉱の街として一瞬の栄華をきわめた軍艦島。島で人が亡くなると、隣にある無人島、中ノ島で火葬されたという。

作家・内田康夫は、間宮という老人と出会った夜、「鞆の浦へ行きな」という謎のメッセージを受け取る。

浅見家の菩提寺、聖林寺の鐘の音が夜中に鳴り渡った。

大東広告社員で24歳になる村久の恋人恵津子が失踪した。

学生時代に欧州を旅した浅見光彦の兄・陽一郎は、イタリア・トスカーナにある街カッラーラ近郊で日本人男性に出会った。