明日香の皇子
- 伝奇ミステリ (27)
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1984年の作品で、悪役に保守系の政治家が登場しますが、彼の言っている安全保障問題や石油危機の話などは、現在の問題としれ現実味が増しています。主人公の青年はこの作品がかかれた時代もあってか、平和主義的なことを言いますが、40年経って、悪役の言っていることのほうがリアルになったのは、隔世の感を禁じ得ません。 | ||||
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小市民な青年が、なぜか有名企業に就職でき、高嶺の花な女性を恋人にして、仕事も順調。 しかし恋人の必死のSOSより、同僚との付き合い優先で徹夜麻雀(勝ち逃げしたら嫌われる)、翌日は一日寝ている。 恋人の誘拐も届けず(だって社内恋愛厳禁だもん) というような人物が主役。 一転して事件が続発。 なぜかあちこちからお助け人が現れ、本人元気。手伝った人は次々殺される。 新興宗教もどきと議員汚職と詐欺商法とかが入り乱れ。 お題目の古代史ロマンとかは、チープすぎ。 最後になんとかと期待して読んだけど、読後即効で削除。 | ||||
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何十年かぶりに再読してみました。昭和59年(1984年)作品です。内田康夫氏がデビューされたのが昭和55年(1980年)ということですから、ごく初期の作品と言えると思います。「死者の木霊」から始まって、「萩原朔太郎の亡霊」、「後鳥羽上皇殺人事件」、「戸隠伝説殺人事件」、「遠野殺人事件」などが次々に発表され、どれも旅情豊かなミステリで最初からとても気に入った作家さんでした。 この「明日香の皇子」も、当然本格ミステリだろうと思って読み始めたのですが・・・あれれ・・?と。結局ジャンルとしては伝奇もので、最後に筋道立った解決がくるミステリを期待していたものですから釈然としない思いが残り、自分の中では”イマイチ”の烙印を押してしまい、それ以来手に取ることもありませんでした。今回は内田氏の旅エッセイでこの作品と奈良を取り上げてあったので、再読してみることにしました。 この作品が書かれた1984年といえば、日本は好景気で株価はうなぎのぼり、日本が悪くなることなどありえない、発展と明るい未来しかないとバブルに向かってまっしぐらの頃だと思います。ストーリーにもそういう背景がよく出ています。戦争を体験し、戦後の日本をずっと見てきた内田氏ご本人はそういう風潮に危惧をおぼえておられたようで、楽しみだけに走る若者や利殖にしか興味のない大人たちへの批判を、登場人物の口を借りて何度か書いておられます。そんなところに内田氏の価値観や本音がよく見えます。が、正直、ちょっと説教くさいと言えなくもありません。 物語としては、再読での評価も、やはりぼちぼちでしょうか。それなりにおもしろいですし話の展開はスリリングです。が、個人の好みもあるのですがやはり全体が荒唐無稽で、特に最後、危機一髪のところを主人公が神風が吹いたような幸運で多数で襲ってくる敵を撃退するのは、なんだか劇画のようで現実味がなく、ご都合主義に感じてしまいました。ネタばれするのであまり書けませんが、ユートピアと言ってもそれでこれからどうするつもりなのか?という疑問も残りました。 やはり内田氏は、本格推理ものの旅情ミステリが一番です。太古の歴史ロマンと奈良の旅情を感じるにはいい作品だと思います。 | ||||
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ヘルメットの湾曲に合っていてしっかりと装着できました! 取り付けるときはドライヤー等でヘルメットと粘着面を温めてから貼ると強度が出ると思います。 | ||||
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古代史を題材にした、ミステリーが大好きです。の次回作を期待します。 | ||||
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