歌枕殺人事件
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浅見光彦シリーズ何冊も読んできました。レビュー評価に関して、①ヒロインの魅力②地元刑事との協力③謎解き④クライマックスの4点から、A~Eの5段階で評価したいと思います。 ①に関して、本作のヒロインはかなり勝ち気で移り気な性格。同性がハッとするほどの、若く美しい女性ではありますが、異性との交際経験が少ないのか、本作では彼女に求婚する他キャラが出てきて、浅見を放り出してデートに行ってしまう。浅見や所轄の地元刑事が、自分の父親が殺された事件で汗水たらしているなか、です。およそ魅力的とはいえない。最低評価のEです。 ②浅見作品は地元の所轄刑事と協力しながら捜査を進めていく。それも、捜査本部のなかで日陰者とされているような刑事と。こういう刑事がよい味を出している作品。本来ならスポットが当たらない3枚目刑事が、浅見に惹かれながら一緒に共同戦線を張る。本作の刑事もそうです。うだつの上がらない部長刑事である千田。浅見の熱意にほだされ、休日も返上で働く。浅見が刑事局長の弟であることを最後まで知らないまま、それでも「もうクビになってもいい」と言う覚悟で浅見と事件を追う。ヒロインに煮え切らない浅見に対し、心から心配し、「もう一度ヒロインさんのことを考えてはいかがでしょうか」と。浅見光彦シリーズの中でも、とびぬけて魅力的な千田刑事。最高評価のA。 ③謎解きは、殺されたヒロインの父親が書いた、意味深長なメモ書きの内容を追っていくというもの。果たしてどこで殺されたのか。死体遺棄現場と殺害現場が違うのではないか。ヒロインや地元刑事・千田とともに事件の真相に迫っていく。浅見自身も一度は事件解決を諦めるほど。謎解きはまあ、Bランクで。 ④クライマックスは、事件解決の爽快感、あるいは、湿っぽさ漂う情緒あふれるラストか。読者の好みは様々でしょうが、ある種のカタルシスは必要だと思います。本作は、浅見が囮になって真犯人をはめて、最後は刑事らが捕物帳を見せるような派手さはまったくない。犯人をみすみす見逃すという、ちょっとしこりが残るもの。人が二人も殺され、千田刑事自身「もう自分は刑事をやめます。自分には刑事がむいてません」と言わせてしまう。いろんな方の人生を狂わされているにもかかわらず、このクライマックス(ラスト)はないなと思いました。E評価。 | ||||
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百人一首といい多賀城といいミステリーといい、かるた取りからの展開といい傑作。 | ||||
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内田康夫さんは加害者を自殺させてしまうことが多い。加害者の家族に対する誹謗中傷を避ける点ではよいかもしれない。けれど、被害者の家族は誰が犯人かわからないままつらい一生を送ることになる。歌枕殺人事件では野森恒子さんの家族は真相を知ることはないだろう。被害者の家族のつらい気持ちを考えることはないのだろうか。 | ||||
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最終章、もう逃げる事は不可能と結論つけた真犯人の 心の葛藤を、まざまざと見せつける作品に仕上がっている。 | ||||
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いつも利用させていただいていますが、良質の本を安く提供させていただいていますのでとても気に入ってます。 | ||||
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