津和野殺人事件
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山陰の小京都、島根県の津和野が舞台。 事件の発端は、津和野の素封家の男が東京の墓地で殺されていたところを、母・雪江が第一発見者となったところから。浅見シリーズの初期作品とはいえ、母・雪江が積極的に「事件を解決しなさい。お金も自分が出しますから」と浅見を急き立てるところは珍しい。 浅見が事件を追いかけていく度に、次々と人が死んでいく。よくあるパターンです。浅見が関係者の一人に事情を聞きに行き、その関係者が事件の真相に先に気づく。恐喝しに行く。殺されるという、例のあれです。 ご本家、そして分家がいくつもあり、地元の警察署もご本家の威光に逆らえず、びくびく。田舎だと今でもこんなのがあるんでしょうか。やや時代的なものを感じます。 ヒロインも登場するのですが、実はヒロインが常に付き添う母親。この母親の方が事件のカギを握っています。ですので、ヒロインと甘い雰囲気になるなんてことはありません。 夫に先立たれ、やや前後不覚な状態で、精神疾患の兆候のある母親。「いたわるべき存在」と娘に認識されているこの母親は、浅見の母・雪江とはまったく対照的です。浅見もこの可哀想な母娘を救わなくてはという気持ちが強い。その気持ちが果ては、津和野の名家そのものに向かっていく。 お約束の「犯人逃し」もあります。それも津和野の名家を守るためです。いくつもの事件が重なって錯綜していくのは面白いんですが、、ややネタバレすると、、 4つの殺人事件のうち、すべて犯人が違います。つまり、連続殺人ではないのです。浅見はそれを関係者の「誤解」とします。 いくつも事件が起これば、当然に連続殺人を犯した凶悪犯であるという、読者の期待を裏切る展開に。読者的にはやや面白くないかな。連続殺人であったほうがお話としては興味を惹かれるというもの。 津和野の名家とは関係がなさそうな、東京からの旅行者である母娘がどのように事件に関わってくるのか。こういった伏線のちりばめ方はうまいと思いましたが、全体的に物足りなさを感じました。 ヒロインや地元の刑事と協力しながら、事件の真相に迫るという構図がやや弱いからでしょうか。ヒロインとその母親は、徹底的に事件そのものとは疎外されながらお話が進んでいくんです。うーん。☆二つとします。 | ||||
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内田ミステリーの王道。 戦後の混乱、名家の秘密、津和野の歴史の積み重なりなど刺さるポイントがいくつもあり楽しめます。 適度な古本の感じが内容と合っています。 とてもいい状態で送っていただきました。 | ||||
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推理小説は大好きなんですが~浅見シリーズはいつも楽しいですね。感謝です | ||||
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なんと、今回の被害者を発見したのは光彦の母。 母に命じられるまま、山陰の津和野と東京を舞台に光彦が奮闘します。 旅情セレクションというだけあって、津和野の風土描写を細かく行っており、 そういう部分の楽しみもありました。 まずまずです。 | ||||
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横溝作品の金田一シリーズものを読んでいるようで非常に快くまた作品自体もプロローグからエピローグまで息つくひまもなく素晴らしい出来です。30年前の作とは思えないくらい古さも感じられませんね。読んで損なしです。 | ||||
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