多摩湖畔殺人事件
- アリバイ (477)
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毎回なが、内田さんの作品は面白いです。ご冥福をお祈り申し上げます。 | ||||
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TVドラマで楽しみました。 多摩湖畔で身元不明の男性の遺体が発見された。一報を受けた東大和署の刑事課巡査部長・河内凪雄(遠藤憲一)は、病院で女医の藤原敦子(萬田久子)から胃潰瘍との診断を受け、即刻入院を命じられていたにも関わらず、現場へ急行する。 男性は身元を特定できるようなものは何も所持していなかったが、河内はジャケットのポケットから「寺131588」と書かれた小さな紙切れを発見する。メモは一体何を意味するのか? 河内は、警視庁捜査一課の警部・岡部(葛山信吾)に命じられ、一課の若きエース・平井(内田朝陽)とコンビを組んで捜査にあたることになった。 やがて、被害者男性の身元確認をしたいと連絡を受けた2人は、車椅子の少女・橋本千晶(緑友利恵)のもとを訪ねる。千晶は河内の亡き娘・順子と驚くほどそっくりで、河内は内心動揺するものの、千晶の協力によって、遺体の身元は千晶の父・橋本圭一(小木茂光)であることが明らかとなる。圭一は、殺害された5月16日の夕方、「今、兵庫県の丹波篠山に来ている」と千晶に電話したのを最後に、連絡が途絶えたという。丹波篠山に行ったはずの圭一がなぜ多摩湖畔で遺体となって見つかったのか? 圭一はどこか別の場所で殺され、多摩湖畔に遺棄されたのではないかと河内はにらむ。 その後、河内たちは圭一の足取りを掴むため、丹波篠山を訪れる。しかし、圭一が丹波篠山に来た形跡は一切つかめず、平井は圭一の電話は千晶の嘘で、犯行は千晶とヘルパー兼家政婦として家に出入りしている公江(阿知和悟美)によるものではないかと疑い始める。 その頃、千晶は「131588」という番号に全国の市外局番をつけて片っ端から電話をかけ、山形県酒田市の番号が「晦冥寺」という寺の電話番号であることをつかんだ。しかし、その寺の住職に何度尋ねても、圭一のことは知らないと言われてしまい、千晶は河内に、酒田まで行って圭一の足跡を調べてきて欲しいと懇願する。 結局、千晶の熱意に負け、河内は酒田に向う。その結果、圭一は事件当日酒田にやって来ており、晦冥寺で囲碁をしたあと、夜9時頃に酒田駅で男と待ち合わせをしていたことが明らかとなる。男と合流した際、「あれはまるで、ハリのないハチみたいだ」と圭一が話していたことをつかんだ河内は、「ハリのないハチ」が何を意味するのか解明に乗り出すが…。 橋本が殺害直前に御殿鞠を購入していたことが判明。だが、遺留品から御殿鞠は発見されていなかった。 橋本殺害の容疑者として小坂が浮上。 だが、小坂は当日秋田市のホテルに宿泊し、その妻・康江も家で寝ていたと証言する。 小坂の趣味は民芸品らしく、河内が褒めると大喜び。 一方、康江はヘビースモーカーのようだが……。 「ハリのないハチ」それは「針の無い蜂」のことであった。 殺害された橋本は「針の無い蜂」に見える「チチュウカイミバエ」について調べていたのである。 この「チチュウカイミバエ」は南米でオレンジに被害を与えたとして有名な種であった。 これを知った河内は、小坂の狙いを見抜く。 小坂は「地中海ミバエによる汚染を逃れた安い柑橘類」が酒田港に入港する情報で取引を橋本に持ちかけ、殺害に適した土地に呼び出し殺したのだ。 小坂が犯人に違いない。 だが、小坂には秋田市のホテル宿泊のアリバイがあった。 ホテルで夜の11時過ぎににクリーニングを出していたのだ。 小坂の宿泊した部屋の担当清掃員から「禁煙ルームにも関わらず煙草の匂いがした。だが煙草は無かった」との証言が。 これから、小坂に共犯者が居ると考えた河内。 小坂が殺害を実行中に、共犯者がクリーニングを依頼したに違いない。 康江はヘビースモーカー。 共犯者が喫煙者であることから、この共犯者を康江だと推理する河内。 宿泊者名簿から佐藤妙子という女性客が偽名であったことが判明。 これこそ康江と意気込む河内だったが、宿泊者カードの筆跡鑑定の結果、別人と分かる。 しかし、意地になった河内は捜査を続行。 未記入の宿泊者カードの管理が杜撰であったことを突き止める。 事前にカードを盗み出しておくことで、第3者に記入させることが出来たのだ。 あくまで、小坂夫妻の共同正犯説を追う河内。 だが、証拠がない……。 ふと、橋本が購入した御殿鞠の行方を気にかけた河内。 遂に証拠を見つけることに。 | ||||
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父親を何物かに殺されたが、それでも必死に耐えて、車椅子で不自由な身ではあるが自分にできる限りの事をして、父親を殺した犯人を探そうとしていた、千晶の姿がけなげだった。また、その千晶に父親のように慕われて、病気で体が弱ってきているのに捜査を続けた、河内刑事の姿に刑事の執念のようなものを見た気がした。 | ||||
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