貴賓室の怪人「飛鳥」編
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いつか飛鳥でふなたびができたら、もう一度この本を喚んでみよう | ||||
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内田先生が1998年に、豪華クルーズ客船”飛鳥”に乗船された時の体験を基にしたミステリです。あとがきによると、ちょうど100番目の長編であり、20世紀最後の年の1999年に刊行されたそうです。 7階層に渡る多数の客室を持つ巨大豪華客船ですが、登場人物は主にロイヤル・スイートやスイート客室に滞在する一癖も二癖もあるゲストたち、そして船のスタッフに絞られています。探偵役は豪華にダブルキャストで、めずらしく浅見光彦と警視庁の岡部警視が顔合わせします。こうなるといつもの日本の一地方を舞台にしたミステリとは違い、特別感があってゴージャスなお話を期待してしまうのですが・・正直ミステリとしては残念な出来でした。もっとも、内田先生の作品には凡作も多いので、浅見や軽井沢のセンセ、浅見刑事局長をはじめとする親しんだ登場人物たちが出てくれば、「まあいいか」と思うファンは多いでしょう。 ミステリとしてはいまひとつでしたが、クルーズ旅行記だと思って読むと結構楽しかったです。クルーズ船側の事情も詳しく書かれていて、たとえば「船内で必要な水は造水器で海水を真水に変えて作っている。”飛鳥”の造水器は日産400トンで、船内で使用されるあらゆる水を賄って余りある」とか、「重油はなるべく価格の安い港で補給する。必ずしも産油国が安いとは限らない。安いからといって満タンにすることはしない。わざわざ重荷を抱えて走るのはエネルギーの無駄使いである」とか、「生鮮食料品は現地調達」とか。 また、クルーは20ヶ国近くの国籍に分かれ、外国人クルーがほぼ65%、そのほとんどがフィリピン人であること、船の操縦関係とホテル業務のスタッフとはたまに軋轢があること、などなど。船内での生活のシステムや催し物の説明などもあって、これからクルーズしてみたいなと思っている人には、いい案内になると思います。 クルーズは、飛鳥ほど豪華ではありませんが何度かしたことがあって、今のコロナの状況では(2020年夏現在)これから後、きっと何年もクルーズには行けないであろうことを考えると、なつかしく切なくなりました。各地に入港する時のわくわく感、出航時、汽笛を聞く時の哀愁、青い海原と船を追ってくるカモメたち、時に目にするイルカの群れ、毎日のおいしい食事とフレンドリーなスタッフ、船内で知り合い、だんだん親しくなっていく人々などなど。 この小説は横浜からインドのムンバイで終わっています。とすると、続編「イタリア幻想曲」では、まだこれからも航海を続ける浅見と内田センセの活躍が見られるのでしょうか。次はそちらを読んでみたいと思います。 | ||||
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はっきりいって、パクリですよね。あんな有名なトリックをパクってはいけないでしょ | ||||
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前もって読みたかったので購入しました。とっても面白かったです。 | ||||
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安くても品質はとても良く満足しました。お買い得。お奨めします。 | ||||
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