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貴賓室の怪人「飛鳥」編
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【この小説が収録されている参考書籍】
貴賓室の怪人「飛鳥」編の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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いつか飛鳥でふなたびができたら、もう一度この本を喚んでみよう | ||||
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内田先生が1998年に、豪華クルーズ客船”飛鳥”に乗船された時の体験を基にしたミステリです。あとがきによると、ちょうど100番目の長編であり、20世紀最後の年の1999年に刊行されたそうです。 7階層に渡る多数の客室を持つ巨大豪華客船ですが、登場人物は主にロイヤル・スイートやスイート客室に滞在する一癖も二癖もあるゲストたち、そして船のスタッフに絞られています。探偵役は豪華にダブルキャストで、めずらしく浅見光彦と警視庁の岡部警視が顔合わせします。こうなるといつもの日本の一地方を舞台にしたミステリとは違い、特別感があってゴージャスなお話を期待してしまうのですが・・正直ミステリとしては残念な出来でした。もっとも、内田先生の作品には凡作も多いので、浅見や軽井沢のセンセ、浅見刑事局長をはじめとする親しんだ登場人物たちが出てくれば、「まあいいか」と思うファンは多いでしょう。 ミステリとしてはいまひとつでしたが、クルーズ旅行記だと思って読むと結構楽しかったです。クルーズ船側の事情も詳しく書かれていて、たとえば「船内で必要な水は造水器で海水を真水に変えて作っている。”飛鳥”の造水器は日産400トンで、船内で使用されるあらゆる水を賄って余りある」とか、「重油はなるべく価格の安い港で補給する。必ずしも産油国が安いとは限らない。安いからといって満タンにすることはしない。わざわざ重荷を抱えて走るのはエネルギーの無駄使いである」とか、「生鮮食料品は現地調達」とか。 また、クルーは20ヶ国近くの国籍に分かれ、外国人クルーがほぼ65%、そのほとんどがフィリピン人であること、船の操縦関係とホテル業務のスタッフとはたまに軋轢があること、などなど。船内での生活のシステムや催し物の説明などもあって、これからクルーズしてみたいなと思っている人には、いい案内になると思います。 クルーズは、飛鳥ほど豪華ではありませんが何度かしたことがあって、今のコロナの状況では(2020年夏現在)これから後、きっと何年もクルーズには行けないであろうことを考えると、なつかしく切なくなりました。各地に入港する時のわくわく感、出航時、汽笛を聞く時の哀愁、青い海原と船を追ってくるカモメたち、時に目にするイルカの群れ、毎日のおいしい食事とフレンドリーなスタッフ、船内で知り合い、だんだん親しくなっていく人々などなど。 この小説は横浜からインドのムンバイで終わっています。とすると、続編「イタリア幻想曲」では、まだこれからも航海を続ける浅見と内田センセの活躍が見られるのでしょうか。次はそちらを読んでみたいと思います。 | ||||
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はっきりいって、パクリですよね。あんな有名なトリックをパクってはいけないでしょ | ||||
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前もって読みたかったので購入しました。とっても面白かったです。 | ||||
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安くても品質はとても良く満足しました。お買い得。お奨めします。 | ||||
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内田康夫氏の推理小説には「センセ」がよく出てくるが、出場場面が多ければ多いほど つまらない作品になることが多い。 この作品にも当てはまり、やっぱり内田康夫氏の作品の中では、面白くない部類だった。 | ||||
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内田康夫氏の推理小説には「センセ」がよく出てくるが、出場場面が多ければ多いほどつまらない作品になることが多い。この作品にも当てはまり、やっぱり内田康夫氏の作品の中では、面白くない部類だった。 | ||||
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「飛鳥」という豪華客船の船旅を題材にした小説です。横浜を出港し、神戸に立ち寄り、香港、シンガポール、ムンバイと旅は続きます。 内田康夫作品につきものの浅見光彦が探偵として乗船しています。警視庁の岡部和雄警視も途中から乗船し、ここで起こったある事柄に対処し、推理していきます。 「飛鳥」内の描写は詳しく、内部の構造も良く分かるように丁寧な取材がなされており、折り込みの口絵にカラーで実際の「飛鳥」の内部の写真が掲載してありますので、臨場感が増します。 「貴賓室」というタイトルの通り、VIPクラスが登場人物です。豪華客船の船旅を楽しめるだけの財力と時間の余裕がないといけないわけで、登場人物の経歴も華やかです。描写される食事風景や衣装など、なかなか適わない船旅を見せてくれました。口絵にはそれぞれの登場人物の部屋や構造が書かれていますので、推理の参考に寄与しています。 本作は推理小説としての味わいは強くありません。飽きさせずに読ませる力はありますし、類型的ではありますが、登場人物の会話もそれなりに楽しめました。エンターテイメント小説という部類に入るかも知れません。最後まで「怪人」というイメージは持ち得なかったですね。 豪華客船という小説の舞台としては最上の部類でありながら、その紹介の域を超えていない印象が付きまといました。ラストに提示された「推理」像も一見納得のいくように語られていますが、まさしく某ミステリーを彷彿とするような語りで、コアなミステリー・ファンには、もう少しのひねりが欲しかったところです。旅情感の方が勝ちましたね。 | ||||
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「飛鳥」という豪華客船の船旅を題材にした小説です。横浜を出港し、神戸に立ち寄り、香港、シンガポール、ムンバイと旅は続きます。 内田康夫作品につきものの浅見光彦が探偵として乗船しています。警視庁の岡部和雄警視も途中から乗船し、ここで起こったある事柄に対処し、推理していきます。 「飛鳥」内の描写は詳しく、内部の構造も良く分かるように丁寧な取材がなされており、折り込みの口絵にカラーで実際の「飛鳥」の内部の写真が掲載してありますので、臨場感が増します。 「貴賓室」というタイトルの通り、VIPクラスが登場人物です。豪華客船の船旅を楽しめるだけの財力と時間の余裕がないといけないわけで、登場人物の経歴も華やかです。描写される食事風景や衣装など、なかなか適わない船旅を見せてくれました。口絵にはそれぞれの登場人物の部屋や構造が書かれていますので、推理の参考に寄与しています。 本作は推理小説としての味わいは強くありません。飽きさせずに読ませる力はありますし、類型的ではありますが、登場人物の会話もそれなりに楽しめました。エンターテイメント小説という部類に入るかも知れません。最後まで「怪人」というイメージは持ち得なかったですね。 豪華客船という小説の舞台としては最上の部類でありながら、その紹介の域を超えていない印象が付きまといました。ラストに提示された「推理」像も一見納得のいくように語られていますが、まさしく某ミステリーを彷彿とするような語りで、コアなミステリー・ファンには、もう少しのひねりが欲しかったところです。旅情感の方が勝ちましたね。 | ||||
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ミステリーの要素はやや薄いですが、日本人作家では珍しい本物の豪華客船を舞台にした物語は楽しめるのでは。続編の「イタリア幻想曲」とは結構独立性も強く、別々の作品として読めました。もちろん、通しで語られる謎もありますが。 | ||||
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ミステリーの要素はやや薄いですが、日本人作家では珍しい本物の豪華客船を舞台にした物語は楽しめるのでは。続編の「イタリア幻想曲」とは結構独立性も強く、別々の作品として読めました。もちろん、通しで語られる謎もありますが。 | ||||
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うーーーん。内田先生の作品は、「罪を憎んで人を憎まず」なのか、犯人を見逃すものが多いですね。でもそれって、推理小説としては邪道な気がします。すっきりしない。ってか、人を殺した人間は、いかなる理由があっても、見逃してはいけないでしょう?見逃していい殺人と、そうでない殺人の線引きはどこでするのでしょうか? 内容的にも豪華客船に乗った費用を必要経費で落としたかっただけなのでは、と勘ぐりたくなるようなお粗末さでした。がっかりです。浅見は近年稀に見る名探偵だと思っていたので。 | ||||
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うーーーん。内田先生の作品は、「罪を憎んで人を憎まず」なのか、犯人を見逃すものが多いですね。でもそれって、推理小説としては邪道な気がします。すっきりしない。ってか、人を殺した人間は、いかなる理由があっても、見逃してはいけないでしょう?見逃していい殺人と、そうでない殺人の線引きはどこでするのでしょうか? 内容的にも豪華客船に乗った費用を必要経費で落としたかっただけなのでは、と勘ぐりたくなるようなお粗末さでした。がっかりです。浅見は近年稀に見る名探偵だと思っていたので。 | ||||
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豪華客船「飛鳥」の半密室的な状況での殺人事件。 もちろんそこに登場するのは名探偵・浅見光彦である。 この設定だけ見ると、浅見ファンにはたまらないワクワクする設定である。 しかし、読んでみてがっかりでした。 これまで読んだ浅見シリーズの中ではだんとつでワースト1だと思います。 これには続編があるのでそちらを読んでみないと何とも言えないのかもしれませんが、少なくともこの一作だけ読んだ時点では期待はずれ以外の何物でもなかったです。 | ||||
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豪華客船「飛鳥」の半密室的な状況での殺人事件。 もちろんそこに登場するのは名探偵・浅見光彦である。 この設定だけ見ると、浅見ファンにはたまらないワクワクする設定である。 しかし、読んでみてがっかりでした。 これまで読んだ浅見シリーズの中ではだんとつでワースト1だと思います。 これには続編があるのでそちらを読んでみないと何とも言えないのかもしれませんが、少なくともこの一作だけ読んだ時点では期待はずれ以外の何物でもなかったです。 | ||||
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船旅を楽しむということだけなら、楽しめます。しかし、ミステリーとしてはどうでしょうか?内田氏は面白い作品も書きますが、凡作も結構多い作家だと思っています。そのことが同氏の他の作品の価値を低くするものではありませんが、この作品はタイトルは魅力的なだけに、凡作であることが目立ちます。 いろいろな不思議を書き進めていって、最後にまとめようとしたのでしょうが、まとめきれなかった。大きな疑問を残したまま、終わってしまった。 ひいきの読者は続編が出るに違いないと思っているようですが(そう信じなければたまらない)、作者自身が解決できなくて投げ出すという無様を露呈しています。続編など書けやしない。残念です。本当に残念です。 | ||||
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ファンの方々、申し訳ありません。岡部警視と浅見光彦の共演&作者・内田康夫の出演というふれこみにひかれ、内田作品を久しぶりに読みましたが、正直、期待外れでした。内田版「嵐の山荘」というところなのでしょうが、途中でクリスティーのある作品名がささやかれる時には犯人が分かってしまい(それが作者のねらいだったのでしょうか?)、後半はそれを確認するだけの作業になってしまいました(作者・内田康夫の推理には、苦笑しましたが)。最近の内田氏の作品を読んでいないので、もしかしたら別のねらいがあったのかもしれませんが、少なくとも、推理小説としては疑問が残ります。続編の「イタリア幻想曲」と一緒に読めば、また違った感想になるのかもしれませんが、四年の歳月は長過ぎたように思います。 | ||||
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ファンの方々、申し訳ありません。 岡部警視と浅見光彦の共演&作者・内田康夫の出演というふれこみにひかれ、内田作品を久しぶりに読みましたが、正直、期待外れでした。 内田版「嵐の山荘」というところなのでしょうが、途中でクリスティーのある作品名がささやかれる時には犯人が分かってしまい(それが作者のねらいだったのでしょうか?)、後半はそれを確認するだけの作業になってしまいました(作者・内田康夫の推理には、苦笑しましたが)。 最近の内田氏の作品を読んでいないので、もしかしたら別のねらいがあったのかもしれませんが、少なくとも、推理小説としては疑問が残ります。 続編の「イタリア幻想曲」と一緒に読めば、また違った感想になるのかもしれませんが、四年の歳月は長過ぎたように思います。 | ||||
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正直「飛鳥編」だけだとイマイチです。でも後編に当たる「イタリア幻想曲」をセットで持っていれば楽しく読むことが出来ます。…と言うより「イタリア幻想曲」を単独で買った場合は「飛鳥編」がないと、それまでのいきさつが分からない、これはそういう本です。できれば書籍タイトルを「上・下」巻とか、分かりやすくして欲しかった作品だと思いました。ちなみに、これに続く第3弾があるのかどうかは分かりません。 | ||||
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”飛鳥編”と銘打ってあるとおり「豪華客船・飛鳥」の船上が今回の舞台です。豪華客船と言われても縁の無い私などにとっては「飛鳥ってこんな所なのねぇ~」というのがまず最初にありましたね。中世の上流社会を垣間見た平民の気分といいますか。船内の様子や乗員・乗客達の行動や生活の様子がとても興味深く、”推理小説と旅行記”の2冊が一度に楽しめる”一度で二度美味しい”内容になっています。船内の生活を垣間見つつ、それぞれの登場人物達の性格や過去が織り交ぜてあり、すんなりと物語に解け込んでスルスルと読み進めました。船内図と設備の説明図が写真付きで載っているのも雰囲気を高めるのに一役買っています。価格も安く携帯にも便利な文庫版やノベライズもありますが、”飛鳥”という重厚な舞台をより楽しむなら、このサイズのものをぜひチョイスして頂きたいですね。コレを片手にゆったりと、豪華客船の世界へ船出してみてはいかが? | ||||
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