名古屋で地質会社を営む明石真人は、東海・東南海地震の連続発生を予測。

「部屋対抗悪魔人形たらい回しゲーム。

「二つの箱のどちらかを開ければ上階への扉は開かれる。

「館で演じられた殺人劇を、証言者と話せるモニターとPCが設置された監禁部屋で推理せよ。

アルバイトしたければ「分割パズル」に正解せよ!家の鍵を開けたくば「マッチ棒パズル」に正解せよ!パズル作家を父に持つ女子高生・織井姫子の生活は毎日がサバイバル!!パズルが苦手な彼女は、隣家の彦星和也と難題に挑戦。

4年もの間ホテルにひきこもる、他者との肉体的接触を極度に嫌う、相対する人間の“金に対する想い”が様々な幻覚となって現れる―これらはネット上で「金の声を聞く男」と呼ばれ、株式市場の値動きを予見し二百五十億円超の資産を築いた「ヒィ」の「症状」である。

小説家を目指す赤井は、ある日河川敷で必死に助けを求める少女と出会う。知らない男に追いかけられていると訴える少女。

ネットで知り合った、顔を知らない6人の少年たち。

二〇一一年、国はニートと呼ばれる若者たちを“世の中のゴミ”として流罪にする法律を制定した。

優奈は、大学のテニスサークルの仲間7人とともに、見知らぬ部屋に拉致された。一つだけあるドアは施錠されている。

地元を出て東京の一流企業に入ったものの1年も経たずに辞めてしまった健太郎は、刺激のある仕事を求めて「何でも屋」に飛び込んだ。

どんな依頼も引き受ける「何でも屋」の仕事にも慣れてきた健太郎だが、生意気な後輩の駒田と美人の由衣が仲間に加わって、毎日が落ち着かない。

西暦1627年、ドイツ―魔女狩りの苛烈な嵐が吹き荒れるレンスの町で、10歳の少女マリーは“アンチ・キリスト”に出会った…。

前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。

旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。

フランス国籍を持ち、パリに住む邦人探偵・鈴切信吾。

夏の深夜、探偵・竹花は男に襲われていた少女・夏子を助けるが、ボディ・ピアスをした彼女は翌朝消えていた。

孤独な老嬢たちが住む女子アパート。突如始まったアパート移動工事と同時に奇怪な事件が続発。

市役所の戸籍係をしている夫と美人ではないが清楚で控えめな妻。

家庭内暴力をふるう不登校の中学生、志方恭介が刺殺された!悲劇の夜、たまたま誘われて怪しげな店で遊んでいた父親・恭一郎は、妻や娘たちに恨まれ、警察やマスコミからは疑惑を受ける。

不動産登記や測量のスペシャリスト、土地家屋調査士の西脇ゆう子は横浜で土地分筆の依頼を受けた。

冷たい雨の夜だった、池内峻介は傷ついた女を拾った。彼女は江田美也子。

湯原直子がある邸から持ち帰った稀覯本は、直子の勤める古書店の客磯部の蔵書から消えた品だった。

元警部補の青野は仕事先でトラブルに巻き込まれ、殺人容疑者として追われる羽目に。

愛車の7ハンを駆って警察回りに向かった俺は、若い娘の自殺騒ぎに出くわす。

碁打ち鳥飼馬鹿の中とは、妙法寺の住職には当たらない言葉であろう。

犯罪小説家として売り出し中の私のもとへ、むかし抱いた星村美智から電話がかかってきたのは深夜だった。

名探偵エルキュール・ポワロは実在し、名作『オリエント急行の殺人』事件は、それが書かれる前年の1933年、南インドで実際に起こった事件だった!45年後の1978年、作家・高田晨一はインド政府の招待旅行で、老人のポワロと出会う。

長打を放った四番打者が三塁ベースの手前で突然倒れ、死亡する。たまたまスタンドからその光景を見ていた一人の検事。

亡き妻の命日に妹まで喪うとは―弁護士、波多野丈二の妹は世間を震撼させる連続猟奇殺人の五番目の犠牲者となった。

東都学院大学教授・西城豊士は、自らの誕生日を祝うため軽井沢の別荘にルポライター天知昌二郎を始め、十三人の男女を招待した。

「ねえ…思いきって、やったらどうなの」「何をだ」「わたしを、殺すのよ」…社の常務の姪と不倫の挙句、妊娠させ、結婚を迫られる夫。

同窓会の出席者4人のうち3人が変死を遂げた。事件の直前失踪した町谷修の不可思議な手紙―「ぼくは急行エトロフに乗る。

プロレス団体の総帥ダリウス佐々木が対戦直後に急死した。額の傷からは蛇毒が。

離婚成立直前に夫が失踪した。

マンション建設反対運動に揺れる高級住宅地で、自治会長が殺された。

結婚七年目の人妻・杏子は夫からのドメスティック・バイオレンスに晒されていた。

神様の祟りを恐れる山村で、23年の時を経て再び起きた不可解な転落死事件。

飛行機事故で死んだ父の遺体を引き取りに行った山戸東介は意外な事実を聞いた。

成田空港で爆破テロが発生した。当初、過激派の犯行と思われたが、真相は新たなる攻撃だった。

警視庁公安部の二人の捜査員が品川埠頭で射殺された。それが事件の発端だった。

山の民―。特殊防諜班・真田は、誇り高きその血を受け継いでいた。

炎に包まれる山、黒い鳥。“失われた十支族”の末裔、芳賀舎念は危機を予知する。

卒業旅行のため、夜行バスで東京へと出発したしよりと愛子。

売れっ子作家の天生勇希斗は、担当編集の亜夢子と京都取材を終え、東京に戻る予定だった――アイツに逢うまでは。

財政破綻し、鷲王院と呼ばれる巨大企業に支配された日本。

ミステリについて語り合い、校内で発生した事件を推理する醍葉学園“推理小説研究部”。

プロ野球のスター・プレーヤーの子供が誘拐された。身代金一千万円。

警視庁捜査一課・吉敷竹史の許に、一枚の異様な現場写真が届いた。

テレビ局を舞台に、やらせが過ぎてクビになりかけていたディレクター・軽石三太郎が、進退問われる番組作りにやってきた東京湾・猿島。

愛人の川北留次から「女房を殺してしまった」と電話で告白された斎藤マリ。

綾子は商社の電話交換手である。夜の退屈しのぎに女友達からそそのかされて、テレフォン・セックスを始めた。

輝く青い瞳、魅惑的なプロポーションにサテンのドレスをまとった女は何に怯えているのか?アメリカ西海岸で探偵をする〈わたし〉の許に、雨の金曜日の夜、仕事の依頼に現れた女はサラと名乗った。

「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。

「零崎一賊」―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。零崎人識、17歳、もっとも自由だった全盛期の春。

甲府有数の名士・八田家の当主が癌の告知を苦にして自殺を遂げた。

八月、新築マンションの住人から、季節外れの杉花粉症を発症したと伝えられた住販メーカー・霧島不動産。

29歳。恋も仕事も行き先不明！？　新感覚ミステリー。

冬木立に立つ母の姿が繰り返し浮かぶのはなぜだろう。十七年ぶりに札幌に戻った男が、病床にある母の過去をたどる。

地方都市・K市の市民センターで開かれている外国人労働者向けの日本語教室。講師を務めるのは「ボランティア」の日本人たち。

エリート商社マンの理解ある夫と9歳になる愛娘。自らは料理研究家として活躍する海城菜津、38歳。

愛しているから、私が、嘘をついた。

「僕は待っています。必ず」来年の同じ日に、同じ場所で。

京都の医大に勤める秋沢宗一は、同僚の結婚披露宴で偶然、十三年前の恋人・亜木帆一二三に出会う。

1988年、桜宮市に舞い込んだ「ふるさと創生一億円」は、迷走の末『黄金地球儀』となった。

※小松左京賞作家の新境地！※ 坂の上の洋菓子店へようこそ――。

マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。

厳寒の北海道・百人浜。

泣き虫の葵と美しい弥生。同じ孤児でありながら、葵は虐げられ、弥生は愛されて育った。

いとこ達が命を落とした冬も過ぎ、春の足音が聞こえ始める頃。

父と母、そして四人の姉妹。幸福な家庭の中で、血の繋がらない昭菜だけは教育も与えられず、孤独に育った。

崖に聳えるガラスの館。かつてそこで命を落とした少女、千波は再びの生を得て、青年学者の吹原と出会う。

天使へと解体される少女に、独白する書家の屍に、絵画を写す園に溺れゆく男たちに垣間見える風景への畏怖、至上の美。

「ドイツの休日」を楽しむご存じ三毛猫ホームズの一行。

ピアノ・コンクールで一等賞をとった女の子が、演奏会を前にして行方不明!観光気分で、音楽の都ウィーンにやってきたホームズたち一行は、またもやトラブルに巻き込まれた。

「それで―誰が夏子姉さんを殺すの」―中華料理店の一室で張り込み中の片山刑事の耳に飛び込んできた、聞き捨てならない言葉。

N女子学園にやってきた、時期はずれの編入生、棚原弥生を見て、担任の竜野は激しい衝撃を受けた。

警視庁捜査一課・片山義太郎と、夜の盛り場で出会ってから、悪い遊びを返上した女子高生・立石千恵は変身(リニューアル)し、勝手に、片山の「彼女」に収まった。

久しぶりの旧友からの電話で、彼女と待ち合わせることになった晴美。

晴美たちは、出席した友人の披露宴で、新郎新婦がウエイトレスに刃物で襲われる場面に遭遇する。

三毛猫シリーズ初めての短編傑作集

クリスマスイヴだというのに、全寮制の女子校に用心棒としてやってきた三毛猫ホームズ一行。

顔見知りの刑事に頼まれ、片山刑事が、赤いスーツの女を尾行して列車に乗り込むと、そこにはなんと、同窓会で旅行に出た妹の晴美、石津刑事、そして名探偵三毛猫ホームズがいた。

結婚相談所〈Kブライダルセンター〉に届いた一通の脅迫状、そしてその直後、センターのOLが射殺され、死体の上には花束が。

崩落事故発生!真暗なトンネル内に閉じこめられた一台のバス。

「あなたが私の夫になる人です」。殺人犯を張り込み中、駆け寄ってきた女子高生の言葉に絶句する片山刑事。

末娘珠美のカバンに、なぜか試験問題案が入れられてた。ぬれぎぬを着せられたまま彼女は停学処分に。

長女綾子が大学のゼミ担当教授からたのまれた家庭教師の先は、雪の中の山荘で待遇も抜群。

髪はいくらか白いけどスマートで若々しいエリート西崎敦夫は四十歳。

美しすぎて死神に狙われた室田春代の運命は 美貌の元高校教師・室田春代のまわりには、常に死者の影がつきまとう。

佐々本家にかかってきた謎の電話。それは次女・夕里子を恋人にする、という不気味な宣言だった。

佐々本三姉妹、最強の三女・珠美に一目惚れ、ストーカーになってしまった大学生が自殺した。

「君のお母さんは殺された。そうだろう?」怪しげな老人にささやかれ、三女・珠美は思い出した。