忘れな草
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3部作の3人の主人公の繋がりがわかるかな。ただし、この物語自体は「納得いく内容」では無いというか、少しこじつけのような部分やそれ以外にも無駄な登場人物の人物像まで描かれている気がします。 | ||||
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ハードカバーの初版を持っています。 改めて読もうと思い購入しました。 孤児4部の2番目の作品ですが、単独でも感動しますが、最初から読むと良いと思います。 | ||||
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孤児シリーズ ネタバレ 北斗興産の創立者である南原氏と八木氏。南原氏には檀弓という一人娘がいて誘拐される。南原の血筋を表すお守り袋を持っていて、先祖の幽霊に大人になるまで育てられる。ずっと彼女を探していた使用人が彼女を見つけ出し生い立ちを伝え南原の血筋を隠すように言われる。恋人がいたので結婚して生まれたのが夕子だと思うんだけど、南原姓はおかしい。隠さなければいけないし、結婚してるはずだから。夕子はお守り袋を持っていたと記述もあるし。檀弓のノートにも触れてない。禾田氏が握りつぶしたのか。弥生は分裂しないのか。と思わせぶりに書かれていた影の姉妹と読み比べて思う。それともパワレルワールドで片付けるか? 孤児シリーズも館シリーズもなんだけど、幼児が色気を出しまくってふた回り近く年上の男性を誘惑し、男性側は彼女を可愛い愛らしいと愛情を持つものの冷静で観察するように接する。愚かで弱って守るべきものとして。それでいて頼るなとばかりに突き放す。4歳くらいで運命の人を決めてブレない。そしてむき出しの自我。頑固で依怙地で被害者意識が強い。やられたらやり返す。陰湿に。捻じ曲がった正義を突き通す。ヒロインは狭い環境を選び恋しかなくそのことしか考えてない。それを雪景色とか神話とか仏教とかに絡めた装飾言葉で包んでいて言いたいことは伝わるけど薄っぺらく感じる。文庫化された時削られた文章を見比べてイタいなと思った。 | ||||
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前作「雪の断章」と同じく途中からページをめくる手が止められません。 佐々木丸美さんの文体は、頭の中に入った時にはもう言葉以上の何かに変わっているような気がします。 忘れな草は二人の少女と一人の青年の厳しい人生とそれに伴う恋心、その中にある少女の間の友情を描いた物語です。 本の中身は二人の少女が青年を取り合ったり、会社の陰謀に踊らされたりとなかなか激しいものですが、読み終わってからこの本のことを思うとなぜか二人の少女が手をつないで雪の中黙って立っているという静かな情景が目に浮かびます。 そんな不思議な魅力がある本だと思います。 それでも雪の断章には及ばないので星4つ。 | ||||
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二人の孤児の少女がある会社の相続争いに巻き込まれ数奇な運命を辿るが・・・というお話。 まず率直な読後感を書かせてもらえば、些か理解しにくかったです。二人の少女の関係、二人と関係するその他の登場人物、二人と絡む利権争いの企業の紛争、これらが錯綜して物語が展開していきますが、交通整理がうまくいっていず、かなり紛らわしいと言わざるを得ません。一人称の叙述も視点人物が一人なのか、複数で交互に変わるのか判らず、不安定で判読しずらかったです。登場人物も主役の語り手は存在感がありますが、その他のキャラクターが役割以上の存在感があまりなく、精細に欠ける感じがしました。語り手の少女も勉強が嫌いで、学校も休みがちという設定の割にはやたらと難しい表現や言葉を使ってリアリティに若干違和感を覚えます。 と、ネガティブなことを並べましたが、そこは佐々木丸美、この人しか書けない絶対的な物語空間を作りだし、読んでいる者を陶酔させてくれます。傑作「雪の断章」には多少劣りますが、私みたいなマルミストには些かも気にならず、一気読み必至の作品でした。それとこの人の中では白く穢れのない雪が少女の象徴になっているようです。 個人的にはジャプリゾの「シンデレラの罠」から影響を受けてそれを自己流にアレンジしたのかと思えましたが、どうでしょうか。カート・コバーンなんかも読んだら気に入っていたのではとかあまり関係ないことも考えましたが、男でもその女性にしか書けない感覚の小説として十分楽しめる作品に思います。 著者はもう逝去されているそうで残念ですが、復刊されたものは大概揃えたので全部読もうと思います。 | ||||
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