花嫁人形



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    初公開日(参考)1978年12月
    分類

    長編小説

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    花嫁人形 (創元推理文庫)

    2009年03月31日 花嫁人形 (創元推理文庫)

    父と母、そして四人の姉妹。幸福な家庭の中で、血の繋がらない昭菜だけは教育も与えられず、孤独に育った。叔父の壮嗣は陰で時々優しくしてくれるが、皆の前では末娘の織ばかりを可愛がる。孤児という境遇と許されぬ恋に苦しむ昭菜は、ある事件をきっかけに、新たな秘密と罪を背負うことになる。血縁と企業が絡んだ宿命に翻弄される人々を描く、『雪の断章』『忘れな草』姉妹編。 (「BOOK」データベースより)




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    花嫁人形の総合評価:8.40/10点レビュー 10件。Dランク


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    No.10:
    (5pt)

    佐々木丸美さんの大ファンです。

    ハードカバーの初版を持っています。
    コレクションなので、改めて読もうと思い購入しました。
    孤児4部作の3番目の作品ですので最初の作品から読むと良いと思いますが、この作品を読むと作者のファンになると思います。
    花嫁人形Amazon書評・レビュー:花嫁人形より
    4061306049
    No.9:
    (4pt)

    著者のストーリーテーラーぶりに唸るシリーズ第3作

    孤児の少女が逆境に揉まれながらも必死に成長し・・・というお話。
    「雪の断章」「忘れな草」に続く薄幸の美少女(多分)が酷い扱いを受けながらも何とか自立し・・・という展開は前二作と変わりありませんが、今作では恋愛関係が割と前面にでている様に感じました。その相手が叔父という設定も乙女心を擽る様でやはり女性にしか書けないタイプのビルドウィングス・ロマンだと思いました。
    ただ、前作前々作でも思いましたが、あまり教育を受けていないという主人公の設定の割りには独白の中で難しい表現や無学だと知らないと思われる言葉が使われる辺りは若干不可解に思ったのも真実です。この人の小説ではこういう事が多いのであまり気にしない様にしてはおりますが・・・。
    それと、やはり少女と雪を描かせたらこの人の右に出る者はいないという事を改めて感じました。白く、汚れのない雪がこの著者の少女のメタファーみたいですが、丁度読んでいる時に雪が降り始めたので、何とも言えない読書体験になりました。
    まぁ、40を超えたおやじが読むタイプの小説ではないですが、小学生くらいの時に「キャンディーキャンディー」なんかも好きでよくテレビで見た世代なのでお許しを・・・。
    著者のストーリーテーリングの巧みさに唸るシリーズ第3作。機会があったらシリーズ順に是非。
    花嫁人形Amazon書評・レビュー:花嫁人形より
    4061306049
    No.8:
    (4pt)

    三人目の少女と本岡家の人々

     「雪の断章」「忘れな草」に続く孤児シリーズ3作目。飛鳥、弥生と共に継承権を与えられた少女・昭菜と本岡家の人々の物語です。本岡家といえば「雪の断章」に登場した奈津子さんの家ですが、昭菜が暮らすのはその従姉妹たちの家庭、いわば敵の本拠地です。
     創元推理文庫の一冊ではありますが、殺人事件も名前のトリックもなく、推理らしきものはありません。家同士の確執と姉妹たちの愛と悲恋のもつれが描かれるこれはほとんど昼ドラの世界。ミステリーとしては残念ですが、昭和の名家を舞台にした悲恋の人間関係ドラマと思えば勢いのある展開で面白い小説です。
     佐々木作品は互いに世界観・人物を共有していますが、今作では孤児シリーズの他の重要人物もちらほら姿を見せ、意外な交流も見られました。特に昭菜の初めての友達はちょっとびっくりする人々です。
     孤児の昭菜に負けずドラマチックな人生を送る少女たち。次から次へと事件が起こり、筋自体も良く出来ています。読者を選ぶという佐々木作品の中でも読みやすい一冊だと思われますので、入門としてもぜひどうぞ。
    花嫁人形Amazon書評・レビュー:花嫁人形より
    4061306049
    No.7:
    (4pt)

    三人目の少女と本岡家の人々

    「雪の断章」「忘れな草」に続く孤児シリーズ3作目。飛鳥、弥生と共に継承権を与えられた少女・昭菜と本岡家の人々の物語です。本岡家といえば「雪の断章」に登場した奈津子さんの家ですが、昭菜が暮らすのはその従姉妹たちの家庭、いわば敵の本拠地です。

     創元推理文庫の一冊ではありますが、殺人事件も名前のトリックもなく、推理らしきものはありません。家同士の確執と姉妹たちの愛と悲恋のもつれが描かれるこれはほとんど昼ドラの世界。ミステリーとしては残念ですが、昭和の名家を舞台にした悲恋の人間関係ドラマと思えば勢いのある展開で面白い小説です。
     佐々木作品は互いに世界観・人物を共有していますが、今作では孤児シリーズの他の重要人物もちらほら姿を見せ、意外な交流も見られました。特に昭菜の初めての友達はちょっとびっくりする人々です。

     孤児の昭菜に負けずドラマチックな人生を送る少女たち。次から次へと事件が起こり、筋自体も良く出来ています。読者を選ぶという佐々木作品の中でも読みやすい一冊だと思われますので、入門としてもぜひどうぞ。
    花嫁人形 (1979年)Amazon書評・レビュー:花嫁人形 (1979年)より
    B000J8IMV2
    No.6:
    (5pt)

    ケータイ小説では味わえない切なさ

     ちょっとだけ読んでみるかという軽い気持ちで読み始めたら止まらなくなってしまいました。とても面白かった。
     前作、『忘れな草』は正直なところ、いまいちぴんとこなかったんだけれど、これはぐっときました。主人公に感情を入れやすいからかな。シンデレラストーリーのようで入り込みやすいと思う。相手役のつよしさんは個人的にはあまり好みの男性像ではないけど、ヒロインの相手役としてはやはり彼がぴったりなのかなあ。『忘れな草』でもそうでしたが、恋愛においても経済的にも主導権を握っているのが男性なので(時代背景のせいだと思う)現代の感覚からすると「?」な部分も多い。女性の生き方が固定され過ぎているのも、基本的に経験豊富な男性が無垢な女性を導くという形をとっているのも、現代の目から見れば古くさくて鼻につく。それでも胸に訴えるものは十分にあると感じました。
     またこういう窮屈な世界観(今からすればある種のファンタジー世界みたいなもの)だからこそできる切ない恋なのかも。決して自由ではなく、むしろ息苦しい世界で得た恋だからこそ、最近の軽々しいレンアイ物語にはない重さがあるのかもしれません。
     ただ少々理屈っぽくてとっつきにくいのは否めないかな。そこがいいんですが。
     ちょっとの差ですれ違ってしまう片思いの辛さ、非情さがよく出ていた。本当うまく作られている。ぜひ作者の他の作品も読んでみたいと思わせる出来です。
    花嫁人形 (佐々木丸美コレクション)Amazon書評・レビュー:花嫁人形 (佐々木丸美コレクション)より
    4835442938



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