サテンのマーメイド
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『確率2/2の死』・『サテンのマーメイド』・『夏、19歳の肖像』の3作は、出版社にホテルに缶詰にさせられて書いたらしい。そして、『確率2/2の死』は、1985年9月に光文社文庫書き下ろしで、『サテンのマーメイド』は、同じ1985年9月に集英社からハードカバーで、『夏、19歳の肖像』は、翌月10月文藝春秋社からハードカバーでリリースされている。つまり、島田荘司はこの時期、出版社から新人作家として続々と作品をリリースできるかを試されていたのだ。 さて本作、『サテンのマーメイド』だが、読んでいてまるでアメリカ文学、ディヴィット・ハンドラーあたりを読んでいるような錯覚に陥る。作中には、リチャード・ブローティガンの『バビロンを夢見て』まで出てきて、そういえばこの本、J・アーヴィングの『ホテル・ニューハンプシャー(上・下)』やG・ガルシアの『百年の孤独』とかと同じシリーズで出ていたけど、未だ再発も文庫化もされてないんだなぁ、と余計なことまで思い出させてくれた。 そういう状況で書かれた一作ではあるものの、島田荘司の基本 ・まず、ありえないくらいの奇想がある ・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる ・それを最後には論理的に帰結させてしまう は、完全に確立している。ただし、書き方は完全にアメリカの探偵小説だ。そして、ここで島田荘司は第4の探偵としてハードボイルドな二枚目私立探偵を主役として登場させているのだが・・・最後まで名前は明かされないのだ。 ホテルに缶詰になりながら、全く別のタイプの作品を書き分ける器用さにも驚くのだが、どれもきちんとして無駄がない文章で、実に読んでいて愉しい。 ホテルで出版社からのプレッシャーに晒されながら、ニコニコしながら創作している当時の島田荘司の様子が想像できるのである。 | ||||
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ハードボイルドで、終盤イはミステリー作家らしくトリックが用いられてる。アメリカ西海岸を舞台に、それなりにハードにかけてるけど、なんかチャチイ印象。とくに新宿鮫とか読んだあとにこれ読むと、っすげーガキっぽく思っちゃう | ||||
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ハードボイルドで、終盤イはミステリー作家らしくトリックが用いられてる。アメリカ西海岸を舞台に、それなりにハードにかけてるけど、なんかチャチイ印象。とくに新宿鮫とか読んだあとにこれ読むと、っすげーガキっぽく思っちゃう | ||||
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舞台はアメリカ。格好良い。しかし、内容はそれまでの島田作品同様、破天荒な不可能犯罪です。せつない終わり方も印象的です。 | ||||
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謎は良い。しかしキャラがおかしい。無理してハードボイルドしなくても良いと思う。奇妙に芝居がかっていて、演技のへたくそな役者のイメージが被って読み切るのに苦労した。飛ばし読みしても中々終わらなかった。短い本なのに。 | ||||
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