皇帝のいない八月



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初公開日(参考)1978年05月
分類

長編小説

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皇帝のいない八月 (新風舎文庫)

2004年03月31日 皇帝のいない八月 (新風舎文庫)

夕闇の博多駅前、東京行き寝台特急「さくら」の切符を譲れと脅迫を受けた業界紙記者、石森。譲渡を拒否して乗り込んだ列車には、異様な雰囲気をもつ男たちがいた。いったい彼らは何者なのか。その狙いは?不穏な空気に包まれ、列車は闇夜を驀進していく―。壮大なスケールと迫真のストーリー展開で描く、衝撃の長編ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

皇帝のいない八月の総合評価:6.50/10点レビュー 6件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

皇帝のいない八月の感想

著者初読み。今年の1冊目読了。自衛隊によるクーデター計画、ブルートレインジャック、と昭和53年の作品ですから流石に時代の違いを感じる設定です。中途半端に古いけど時代劇でも無いしなぁ。出だしは秀逸で、序盤はすっかり引き込まれました。途中から何か流れがおかしいと思ったら、サスペンスアクションでは無くポリティカルサスペンスの作品だったんですね。それなりに面白く読めましたが、登場時格好良かった主人公が段々腑抜けになって行くのが残念。凄く真面目に誠実に書かれていました、作者の人柄が偲ばれます。んー?変な感想。

なおひろ
R1UV05YV
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(3pt)

なにか中途半端

壮大なクーデターの話ではあるが、なにか感情が取り残された感じで話も列車も進んでいく。もっと長編にするべきだったのかなあ。
皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)Amazon書評・レビュー:皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)より
4061362100
No.4:
(5pt)

表紙のために購入

亡き父が描いた表紙なので…

でも、作品自体もドラマか映画化されたし面白かった、と評判なのでこれから読みます。

手に入れられてよかったです。
ありがとうございます。
皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)Amazon書評・レビュー:皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)より
4061362100
No.3:
(3pt)

面白いが、粗も多く、主題が良く分からない

なかなか書けない自衛隊によるクーデターを描いたサスペンスで、不可解な事件が重なって徐々に陰謀が明らかになる導入部から、最後のクライマックスまで緊張感に満ちたストーリーで楽しく読めました。
一方で、この作品で作者が何を描きたいのか、焦点が絞れていないように思いました。
事件に関わることになった一般市民から見た巻き込まれ型サスペンスなのか、クーデターという陰謀を起こす側/鎮圧する側の攻防なのか、クーデターを背景に描いた家族/男女の人間ドラマか、巨悪に立ち向かうジャーナリストを描いたドラマか、あるいは何かの政治的な主張を伝えたかったのか。
いろいろな要素を詰め込みたかったかもしれませんが、焦点が絞れなかった分、何でこんなことするの?というクーデター計画のずさんさや、登場人物たちの行動原理に疑問が出てきます。
皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)Amazon書評・レビュー:皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)より
4061362100
No.2:
(4pt)

DVDと並行して

封切り時に観て衝撃を受けた事が印象に残っていたので、後でDVDが出たらと即買いと心していた。 そこに他で現れて獲得、その勢いもあってこれが目に付いて購入へ。 しかし本棚整理していたらハード本が出てきたのでアレー、ずいぶん昔古本屋で買い求めていたのを忘れていた事をを思い出した次第。 でもいいかな、もう一度めを通してからDVD鑑賞したいな。
皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)Amazon書評・レビュー:皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)より
4061362100
No.1:
(2pt)

とんだ茶番劇 !

過激派自衛隊員のクーデターを扱った作品。冒頭は武器を積んだトラックが衝突で炎上する青森でのシーン。福岡から寝台列車「さくら」で東京に向かう主人公の石森は、かつて商社で武器輸出を担当した経験がある。石森の元恋人の杏子の父親は元自衛隊幹部。寝台をダブル・ブッキングした石森を執拗に排除しようする輩は武器を携帯した自衛隊員らしい。これでは誰でも「自衛隊のクーデター」を予想出来る。謎だらけの曖昧模糊とした出だしにしたいのか、それとも早めに主題をハッキリさせて、クーデターの進行を綿密に描きたいのか、中途半端な感じ。「さくら」に杏子が乗り合わせると言うのも流石に偶然過ぎる。東京に向かった隊員達は複数グループなのだから。

ところが、「さくら」以外で東京に向かおうとした反乱隊員は全て逮捕されてしまう。サスペンスの焦点を「さくら」に絞る意図かもしれないが、どうだろう。クーデターの全貌が不明な内に、クーデターが失敗してしまっては単なる列車ジャックである。その列車は国鉄(当時)が運行管理しているのだから、本作のように、ポイント切換え・故障(のフリ)等で幾らでも乗っ取り側を騙せる。計画(=作者の構想)が杜撰なのである。石森の精神的鈍磨さや杏子との関係が物語に絡んで来ない点もサスペンス性を著しく損ねている。黒幕の正体も全く意外性が無い。

文民統制や軍事政権と言った政治・思想的考察はまるで無し。胸躍るアクション・シーンも無し。思わせ振りな題名もコケ脅し。これなら、かわぐちかいじ氏の漫画「沈黙の艦隊」の構想の方が遥かに雄大かつ緻密。とんだ茶番劇の一作だった。
皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)Amazon書評・レビュー:皇帝のいない八月 (講談社文庫 こ 2-5)より
4061362100



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