皇帝のいない八月
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
皇帝のいない八月の評価:
5.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
皇帝のいない八月の総合評価:
6.50/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ところが、「さくら」以外で東京に向かおうとした反乱隊員は全て逮捕されてしまう。サスペンスの焦点を「さくら」に絞る意図かもしれないが、どうだろう。クーデターの全貌が不明な内に、クーデターが失敗してしまっては単なる列車ジャックである。その列車は国鉄(当時)が運行管理しているのだから、本作のように、ポイント切換え・故障(のフリ)等で幾らでも乗っ取り側を騙せる。計画(=作者の構想)が杜撰なのである。石森の精神的鈍磨さや杏子との関係が物語に絡んで来ない点もサスペンス性を著しく損ねている。黒幕の正体も全く意外性が無い。
文民統制や軍事政権と言った政治・思想的考察はまるで無し。胸躍るアクション・シーンも無し。思わせ振りな題名もコケ脅し。これなら、かわぐちかいじ氏の漫画「沈黙の艦隊」の構想の方が遥かに雄大かつ緻密。とんだ茶番劇の一作だった。