鑑定料は超高額。もし予言を外したら代償を払うという、闇の占い師―。

「これからおまえにはゲームをしてもらう。“ノナリーゲーム”…生死を賭けた運命のゲームだ」。

一度死んだ「ぼく」は人生に再挑戦するチャンスを得る。

あれから三年―。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。

夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降りて自殺した。

中学校で起きた無差別殺傷事件。物語が二転三転していくなかで暴かれる戦慄の真相とは…。

講演中の救命医が爆破死傷事件に巻き込まれた。現場に駆けつけた救急救命士に向かい、彼が言う。

武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。

東京・丸の内の片隅に、ぽつんと暖簾をかかげる小料理屋。

平凡な大学生・淳平が目覚めると、そこは見知らぬ船室。鉄の扉には、血のような真っ赤な塗料で「5」の文字が書かれていた。

昆虫好きの、おとなしい少年による殺人。その少年は、なぜか動機だけは黙して語らない。

日露戦争に従軍した猟師の矢一郎は故郷を離れ、樺太で過去を背負い流浪の生活を続けていた。そんな彼を探し回る男が一人。

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだーー あの事件から10年。

莉々亜が新たな居住者として加わり、コーキに急接近を始める。少しずつ変わっていく「スロウハイツ」の人間関係。

“幸運のさる”を見つけた中学生が次々と姿を消し、盲導犬は飼い主の前で無残に殺されていく―。

大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し、盗品を専門に売買する「泥棒市場」の存在を突き止める。

母が殺された。謎の数字を遺して。

「表」の顔は、「甘酒屋次郎吉」と呼ばれる遊び人。しかし、その「裏」は、江戸で噂の盗賊・鼠小僧。

理由あって上方から江戸へ流れてきた双六売りの又市は、根岸の損料屋「ゑんま屋」の手伝いをすることに。

携帯関連会社ディーウィとベビー用品メーカーのベイビーハンド。

小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。

自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。

星泉は、17歳の高校2年生。

太平洋戦争末期、レイテで、真名瀬は石に魅せられる。

海賊が跋扈する17世紀半ばのカリブ海。スペインの財宝船を奪うべく、百戦錬磨の英国私掠船船長が繰り広げる激闘。

東京でインテリア・アートの販売員をするOL、真紅。仕事に挫折し、母親の待つ故郷に帰るべきではないかと悩んでいたある日。

妻の病を治したい、子供を一流中学に入学させたい…。

乱れる髪、墨を塗ったような隈、黄色く澱んだ白目。

六欲滅失を誓うマントラ唱和、過去の罪を詰られる懴悔の行、全裸で赤子や動物になりきる自我滅失の行…。

誰も知らない場所行きの列車が、いま、目の前で動き出す―なつかしくなる、旅に出たくなる、じんわり切ない大人の青春小説。

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。

一見なんの関わりもない女性3人の不可解な自殺…実は何者かによって仕組まれた殺人だった?そして魔の手は4人目へと迫りゆく。

ハーレムの高校に通う16歳のジェニーヴァが、博物館で何者かに襲われそうになるが、機転をきかせて難を逃れる。

強姦未遂事件は、米国憲法成立の根底を揺るがす140年前の陰謀に結びついていた。

探偵役は、若き弁護士とリバーカヤック仲間のフリーター。

日本の法律では、失踪してから七年間が経てば、遺体が発見されなくても死者とみなすことができる―。

その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。

俺たちの呪われた運命に、ケリをつけてやる―。

大正中期、四国の隔絶された漁村に突如、白い異国船が現れた。目的は高価な桃色珊瑚。

まさかこんなことになるとは思わなかった―。

高座で「罠」を打ち返し、怪談噺で謎を解き、ついには「あの人」を引っ張り出して…動き出す木彫りのねずみ、落語競演会で仕掛けられた「陰謀」学校での「妙ちきりんな事件」と義兄の結婚問題、そして師匠と十五センチの謎と駐車場で見たもの、これがあんなでそんなことに…。

老人介護施設で暮らす98歳のグレイス。ある日、彼女のもとを新進気鋭の映画監督が訪れる。

大都市キャピトルが治める独裁国家パネム。

いかがわしい裏路地すらも、勝手知ったる自分の庭。

街が消失し、妖精界が出現するという噂の「竹原島」。

初恋に秘められた謎(ミステリ)を追え!吹奏楽の“甲子園”―普門館を目指す弱小吹奏楽部で繰り広げられるチカとハルタの名推理。

イマドキの女子高生・小梅16歳。冴えないサラリーマンのパパ47歳。

名門進学校で一流大学医学部合格の太鼓判を押されている桂木涼子が、ある日始めた“悪魔の実験”。

あの強固な呪縛から、いつか解き放たれたかった。

「俺、帰りたくなくって」29歳の主婦・典子は、ネットのオフ会で知り合った15歳の遼介から別れ際、告げられる。

日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。

横道世之介。 長崎の港町生まれ。

走行中のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃した。

その事故は事件だった!直木賞候補の話題作 トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。

子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。

その時、法は悪に味方した。娘を強姦・殺害した男が法の抜け穴を突き、放免されたのだ。

富豪が所有する東北の孤島「竹原島」。

11月、イギリス東部の町で氷結した川から車が引き揚げられた。トランクには銃で撃たれた上、首を折られた死体が入っていた。

「この街は、根っこに様々な問題を抱えています。新住民と旧住民ということだけではありません。

嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、精確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。

名探偵の伊神さんは卒業、葉山君は進級、そして迎えた新学期。

メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。

熾烈を極める麻薬戦争。もはや正義は存在せず、怨念と年月だけが積み重なる。

あれは、ぼくがやったのか―?目を覚ました八雲の側にあった、血まみれの遺体。

少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。

1000年後の日本。

冷戦の最前線西ドイツでスパイ戦争に巻き込まれたマッコークルは、無事に帰国し、連れ帰った恋人フレドルと結婚してワシントンに〈マックの店〉を再開した。

日本の敗色が濃くなる中、日系兵と苦闘はつづいていた。

東洋系メジャー本塁打王の正体を暴け!コリアンマフィア、辣腕エージェント、敏腕記者…。

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。

自称・探偵の矢能が突然呼び出された先で目撃したのは、依頼人の死体と覆面姿の男。

財政破綻寸前の港町に突然現れた、大地主の遺産相続人。激化する暴力団の攻防、相次ぐ不審死、進出企業の陰謀…敵か味方か。

この主人公の流され方に、自分は違うと言い切れますか。人間・人生の不可思議をとことん突きつめる、著者の新たな代表作の誕生。

あんたの仕事は、ハゲタカを消すことにある。

渋六興業と禿富鷹秋の癒着関係を暴き、警察組織から追い出しにかかる―ハゲタカを執拗に追い回す敵は、同じ神宮署生活安全特捜班に所属する、屈強でしたたかな女警部、岩動寿満子だった。

日本軍の真珠湾攻撃で苦境に立たされた日系人たち。

夏休みの老朽校舎に出現した死体の謎…英国伝統ミステリのコクとユーモアがたっぷり詰まった1冊。

自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った中学生・毬井ゆかり。

宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせたものの、自らも傷つき、瀕死の状態に陥ってしまった。

リスベットは回復しつつあったが、様々ないわれのない罪を着せられていた。

女子高校生四人組の演劇ユニット「羅針盤」。

犯行は、クリスマスイブの前夜に再開された。現場は、ベルリン郊外の精神病院。

「疫病神」コンビ、待望の復活。

高校時代を剣道にかける、またとない好敵手。最後の夏、ふたりの決戦のとき。

箱根駅伝を走りたい―そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。

きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。

帝ご寵愛の猫はどこへ消えた?出産のため宮中を退出する中宮定子に同行した猫は、清少納言が牛車に繋いでおいたにもかかわらず、いつの間にか消え失せていた。

腐敗した貴族制度を一掃し、最愛の姉を皇帝から取り戻す―ラインハルトとその親友キルヒアイスは、銀河帝国の現王朝打倒を誓い合った。

多額の報酬が約束された事件を調べるハラーは、かつて弁護を手がけたある裁伴へと辿りつく。

高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。

1941年。日系2世の3人の青年は、ロサンゼルスとハワイに暮らしていた。

日本から人がいなくなる!元日の午前零時、全国の初詣客が大量に消失し、同時に警視庁や県警本部が謎の集団に占拠された。

売れないもの書きの廣介は、極貧生活ながら、独特の理想郷を夢想し続けていた。

高校1年生の時に隣家に棲む男に拉致監禁された奈緒子。

世界的な評価を得た画家・宇佐美の個展で、財界の大物である義父を描いた肖像画が、切り裂かれ硫酸をかけられるという事件が起きた。

ご存じだろうか。“魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。

聖条学園に入学した日坂菜乃は、ひとりの上級生と出会う。文芸部部長、井上心葉。