せん-さく



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初公開日(参考)2000年07月
分類

長編小説

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せん‐さく (幻冬舎文庫)

2009年09月30日 せん‐さく (幻冬舎文庫)

「俺、帰りたくなくって」29歳の主婦・典子は、ネットのオフ会で知り合った15歳の遼介から別れ際、告げられる。典子は家出を思いとどまらせようと少しだけつきあうことにしたが、彼はなかなか帰らない。道行きの途中、二人は遼介の級友の両親が殺され、友人自身も行方不明だと知る…。現代人の不安とさびしさをすくい取った感動の長編ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

せん-さくの総合評価:7.83/10点レビュー 6件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(9pt)

小説の中だけで済まないかも

著者のデビュー作にして、いろんな意味で奥の深~い作品だと思います。
三十路を間近にした主婦と男子中学生の奇妙な道行き。
これと同時進行で綴られる引きこもり中学生のネット生活。
中学生のネット犯罪は現実の世界でも珍しい話ではなく、この小説の正直な感想は、十分に起こりうるお話であるということ。それだけ中学生といえどもこの類の犯罪を起こしてもおかしくないほど恐ろしい世の中であること。
ストーリーも終盤になるに従ってその展開にハマッてしまいました。デビュー作にしてこれだけ引き込む展開が描けるのはなかなかに強者であると。
でも、主婦と中学生がハマッているネットヲタクの世界には全くついていけませんでした。。。著者もこういう分野でも活躍されてますけどね。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(2pt)

10年前は新鮮だったのかもネ

同著者の小説「転落」を、インド・ニューデリー(!)行きのフライトで読んで、メチャ面白かったので、デビュー作も読んでみたい!と思って、お風呂でポカポカしながら、読み進めました。

 10年前の作品です。当時はインターネットやオフ会も珍しかったのでしょう、ニックネームを使って、日常の自分ではない役を演じるトコロがユニークで新鮮だったのかもしれません。でも、今は「日常の自分を露出しない」コトが、インターネットで泳ぐコツになっていて、誰もがそうしていて、すると、急にこれは「逃げるよ!」を実況中継しているだけの小説になってしまうのです。

 前出の小説「転落」を2度も繰り返して読んだのは、もしかしたら、機内の退屈がさせただけなのかもしれません。(了)
せん‐さくAmazon書評・レビュー:せん‐さくより
4344000153
No.4:
(3pt)

重苦しい日常が心を蝕む

煩わしい日常に押しつぶされそうになっていた典子は、オフ会で出会った中学生・遼太の誘いに導かれるまま家出の付添人として旅に出る。

今では当たり前になった出会い系サイトなどネット上での匿名の出会いも、少し前までは新しい現象と言われていました。この本が出た頃もそのような時代背景だったと思いますので、非常に時代を捉えた小説であったと言えます。

印象的なのは、ご近所づきあいの煩わしさと井戸端会議の醜悪を詳細に表現している点。特に男としてはこのようなつき合いは窒息しそうな息苦しさを感じます。

お話は、家出少年と典子、そしてもう一人の少年の2本立てで進んでいきます。中盤明らかになるネット系ならではの意外な真実・・・は、あまり意外ではないですが、その後にもサプライズが用意されている点、良くできています。ただ、そこまでの設定が本当に必要なのかは疑問です。

ラストはかなりとってつけたようなもので、ちょっと興ざめですが、全体としては、現代人の憂鬱を良く捉えており、またミステリーとしても、意外な展開が楽しめますので一読して損はないと思います。
せん‐さくAmazon書評・レビュー:せん‐さくより
4344000153
No.3:
(5pt)

鬱屈

オフ会で知り合った主婦と少年、そして引きこもりの少年。物語は二つの視点を交互に繰り返す形なのだが、いや、見事。中盤で早々と二つの関係がわかりながら、さらに終盤にかけて二転三転。加速度的に物語が展開していく様にすっかり魅了された。
勿論、その展開だけの上手さの作品ではない。それぞれが抱えている近所付き合い、友人関係…そんなところから発生する負の感情が生々しく描かれており、心理サスペンスとしても見事。まぁ、テーマがテーマだけに、滅茶苦茶重い話ではあるけれども。
ま、不満を言えば、最後がエラく綺麗にまとまり過ぎてるかな? ってところだけど、文句無しに面白かった。
せん‐さくAmazon書評・レビュー:せん‐さくより
4344000153
No.2:
(5pt)

鬱屈

オフ会で知り合った主婦と少年、そして引きこもりの少年。物語は二つの視点を交互に繰り返す形なのだが、いや、見事。中盤で早々と二つの関係がわかりながら、さらに終盤にかけて二転三転。加速度的に物語が展開していく様にすっかり魅了された。
勿論、その展開だけの上手さの作品ではない。それぞれが抱えている近所付き合い、友人関係…そんなところから発生する負の感情が生々しく描かれており、心理サスペンスとしても見事。まぁ、テーマがテーマだけに、滅茶苦茶重い話ではあるけれども。
ま、不満を言えば、最後がエラく綺麗にまとまり過ぎてるかな? ってところだけど、文句無しに面白かった。
せん‐さくAmazon書評・レビュー:せん‐さくより
4344000153
No.1:
(4pt)

はらはらする

インターネットが主体の話、そのせいで、ありえるのではないだろうか、と、読んでいて思わされた。
実際にありそうな話、まずそのことが読むスピードを高めた。
そして、ミステリーとしても楽しめる作品である。
ミステリーとしての完成度の高さも、早く読ませる要因だった。少年犯罪、インターネット、ひきこもり、殺人計画、どれも、ニュースに頻繁に登場する言葉ではないだろうか?
この本は、上にあげたようなことが描かれている。
まるで、現代を予見したような小説だとおもう。
リアリティある作品で、作者の文体も読んでいて退屈させない。現代の様々な事象を見ることのできる、という点に優れた小説、一読の価値はあると思う。
せん‐さくAmazon書評・レビュー:せん‐さくより
4344000153



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