(短編集)
南極
- 南極 (26)
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書籍品質は大変美しく、価格も廉価にて、十二分に満足をいたしております。装幀の何が何だかわからぬ絵と文字に圧倒され、つい買ってしまいました。目次を観ますと目が眩む、クラクラピカピカ。パラパラっと頁を繰りますと、なかなか真面目なギャグ王道、一直線なのかな、と想ったり。その勢いで、「どすこい」三部作、ご購入などにならぬ様に、祈るのみ。祈りは通ぜず、無理な抵抗かな。大切な書籍を、ありがとうございました。最後にポツンと一言、私は何が言いたいのかな。 | ||||
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私が書こうとしてた時点で、5件のレビューがそれぞれ綺麗に違った点数・・・。 せっかくのバランスを崩してしまって申し訳ないです。 まぁ、届いた時はその分厚さにたまげました。 ギャグでも京極氏はこんなにブ厚いのかと! 後で調べたら、過去に別々に出版されたのが合わさった作品集のようで納得。 「どすこい。」に比べたらスラスラ読めるのですが、その厚み故に、やはり読了には時間かかってしまいました。 それで、シチュエーションは違えど、決まって南極vs女編集者のパターンにもってくるので、飽きるっちゃ飽きる。 んでも、三題噺の如きバラバラな要素を、最後に(無理矢理もあるが)伏線(つうか)回収してまとめるのは、 見事と言えるかも知れません。さすが「魍魎の匣」を書いた人であります。 中でも”海胆ばーさん”はその極地ですが、あまりの事に元ネタ・平山氏の作品が気になってくる程です。 今まで”独白する~”は知らない作品でしたが、きっと読むでしょう。 さらに、年単位で映画に先駆けて(ほんとにやるのかな?)”貞子vs伽倻子”とか言い出す展開にも価値があるかも知れません。 (ないかも知れません) すぐに手放してもいい作品ではありますが、1つだけツボったキャラがおりまして。 それは”宍道湖鮫”だけに出てくる、軍人言葉を話すJK、大石遥なのです。 とにかく言動がおかしい。 この時駅のホームで読んでたのですが、読むだけで笑えてしょうがないので、帰宅するまでは無理と本を閉じるくらいでした。 ラノベでもいいから、このキャラのスピンオフ作品が読みたい。 友達の大盛望は、のちの作品で復活するんですが、この大石ちゃんは一欠片も出てこないのが残念。 大盛望にしても、ただの馬鹿キャラだったのが、小賢しい論客になってるし・・・(こんな子じゃなかったのにな)。 欠点しか無いような南極氏ですが、ストレスもコンプレックスも無いのが凄い(髪にはあるかもですが)。 映画「CURE」を引っ張るのも何ですが、”ストレスが無い人間”が一番強いと思うので、 あそこまでの罵詈雑言描写に何の屈託もないのが、逆に清々しいかも。 椎塚なんて常に偉そうにしてるが、幸せでも何でもないよな・・・と。 何故か長々と書いてしましましたが、最後に2つ。 ”巷説ギャグ物語”は、赤塚作品に広く触れているほど、楽しく読めるかも。 あと、”ぬらりひょんの褌”だけ読みたいなら、亀有公園前派出所のアンソロジーの方がいいでしょう。 | ||||
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京極夏彦氏によるギャグ短編集で、こち亀とのコラボ企画だったものや、他は基本的に有名作家の著作をパロったタイトルで南極先生と編集者らが、怪奇ネタを求めて探検しに行くという体裁でドタバタが繰り広げられる。 小説でユーモア小説ではなく、ギャグ小説というものは最も難しいジャンルだと思うが、さすがの京極氏でもかなりてこずっているという印象。 やはり京極氏は文体が本来は饒舌で重たいため、この種のドタバタにはスピード感が欠けている割に情報量を詰め込み過ぎてどこが笑いどころなのかイマイチメリハリがつかないまま暴走しているという印象のものが多い。 正直これで笑えるかと言われるとかなり微妙なギャグ小説となっているが、ドタバタ妖怪ネタものとして読めばそこそこは楽しめる。 | ||||
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バカに徹したギャク小説を目指しての野心的連作。 赤塚不二男とのコラボによる最終話で自ら述懐しているが、この分野はテンポとスピード感が命である。 だが、その点では京極さんは致命的に向いていない。文章が濃すぎるのだ。読む側はどうしても苛々して 読み飛ばしがちになる。ストーリーは各話とも、よくぞここまでと呆れるぐらい下らないグダグダの ものばかりだから(これらに比べればシリーズ第1作ともいうべき「すべてがデブになる」など、幻想味 あふれるサスペンスSFと呼び得るぐらいだ)、初読の印象はどうしても良くない。語り手視点の作家= 赤垣が読者に近い良識の持ち主なのに、「微妙に売れない作家」というだけで凄まじく残酷な扱いを受け ていくシュールさが目立つぐらいだ。 しかし、再読、三読で、その「濃さ」はぐんと味を増す。全体の疾走感ではなく、垂直の大騒ぎを楽しむ タイプの小説なのだ。適当に開けたページだけを拾い読みしても面白い。全体はもっちゃりしていても、 細部細部ではキレがいいし、随所で展開される実も蓋もないオカルト論など、京極さんは推理系でなくホ ラー系のファンも多いだけに、その一部はずいぶん鼻白むだろうなとニヤニヤさせられる。推理系ファン としては「何とかがスゴイとかいう、頭悪いランキング本みたいなの」という一言に爆笑。それ以上に 大丈夫?と思ったのが、売れっ子作家アーサー駄二郎先生が、主人公の南極夏彦(歩く汚物と言われる チビデブハゲ作家)と容姿が似ているという設定である。日本ペンクラブの制裁はないだろうか。 続編切望。 | ||||
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オリジナルを読了した作品はより笑えました(笑) 個人的に好きな作品は、ぬらりひょんの褌、ガスノート、巷説ギャグ物語でしょうか。 読み進めるにつれ、登場人物像のイメージ化がかたまり楽しく読めました。 | ||||
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