黒猫ルーイ、名探偵になる



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初公開日(参考)2009年10月
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長編小説

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黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社 タ) (ランダムハウス講談社文庫)

2009年10月10日 黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社 タ) (ランダムハウス講談社文庫)

いかがわしい裏路地すらも、勝手知ったる自分の庭。ラスベガスの裏社会ではちょっとした顔の黒猫ミッドナイト・ルーイは、ひょんなことからブックフェアの会場で出版社社長の他殺体を嗅ぎつけた。同じく死体につまずいて第一発見者となったのは、美人広報のテンプル・バー。身体は小さいが頑張り屋の彼女を相棒(飼い主)に、黒猫探偵ルーイが犯人に迫る!猫と本が事件の鍵を握る、コージーミステリ・シリーズ、第1弾。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

黒猫ルーイ、名探偵になるの総合評価:8.00/10点レビュー 4件。Bランク


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(8pt)

黒猫ルーイ、名探偵になるの感想

以前柴田よしきさんの『正太郎シリーズ』を読んで猫が名探偵というのがいやしがあり本当に面白く、猫物を幾つか集めた中の一つが『黒猫ルーイシリーズ』。こちらも猫の特徴やクセ、行動などがよく描かれていて実際に目の前にいるような錯覚に陥る。人間の主人公テンプルがまた愛らしいキャラでルーイが一目惚れ(多分)したのも頷ける。コージーミステリーなので切迫した感じはあまりないが、猫好きでありグロさを求めない方はとても楽しめる小説ではないでしょうか。

HUNTER×2
A4G4U3I8
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未読の方はご注意ください

No.3:
(4pt)

黒猫ルーイ・シリーズ第1作、ブックフェア会場で起きた殺人事件

キャロル・ネルソン・ダグラス女史(1944-)による「黒猫ルーイ・シリーズ」の第1作(英語版1992年刊行)です。
リリアン・ジャクソン・ブラウン女史(1913-2011)「シャム猫ココ・シリーズ」は1966年~(一時中断し1986年再登場)、リタ・メイ・ブラウン女史(1944-)「トラ猫ミセス・マーフィ・シリーズ」は1990年~ですから、本シリーズは時流に乗った作品といえるでしょう。
ダグラス女史とブラウン女史は、奇しくも同じ1944年11月生まれ。それぞれ「黒猫ルーイ」や「トラ猫ミセス・マーフィ」を精力的に執筆されており、「シャム猫ココ」の作品数(全29巻)に迫る勢いです。なお、どちらのシリーズも日本語翻訳版は数巻で終わっているのが残念です。
ちなみに、柴田よしき女史(1959-)「猫探偵正太郎シリーズ」は1998年~、アリ・ブランドン女史「書店猫ハムレット・シリーズ」は2011年~です。
どのシリーズも異なる魅力があります。読者の皆さんは、お気に入りのシリーズが見つかるでしょうか。

ラスベガスの街を闊歩する黒猫ミッドナイト・ルーイは、ラスベガスの最高級のホテル&カジノのクリスタル・フェニックスに住み着いています。たまたまラスベガス・コンベンションセンターまで遠出したルーイは、そこで出版社社長チェスター・ロイヤルの死体を発見します。
米国書店協会ブックフェア(ABA)の広報ミス・テンプル・バー(29歳)は、2匹の図書館猫(ベーカーとテイラー)の失踪事件に加え、チェスター殺人事件の対応に追われます。活動的なテンプルは、事件の関係者たちに聞き込みに回り、真相に迫ります。

身長155cmのテンプルが小柄な身体で一生懸命動き回る姿は、思わず応援したくなります。一方、体重8kgの恰幅の良い黒猫ルーイはハードボイルドを気取ったちょっと生意気な雄ネコです。二人(一人と一匹)は事件を通して仲良くなります。また、高長身のC・R・モリーナ女性警部補は、テンプルに冷たく当たるのでテンプルに嫌われます。テンプルとモリーナ女性警部補の掛け合いも楽しさを添えています。

カバーイラストは、おしゃれなイラストが得意な岸潤一氏です。素敵なイラストですが、イラストのルーイはちょっと細すぎるかもしれません。
黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社 タ) (ランダムハウス講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社 タ) (ランダムハウス講談社文庫)より
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No.2:
(4pt)

黒猫ルーイ

ちょっと斜に構えているルーイがかわいいです。
猫の目線である?飼い主になる?テンプルがキャリアウーマンなのにちょっと抜けてるような…
まだ読みだしたばかりですが、グイグイ引き込まれ感はありません。ただ引き込まれるかも…という予感はする本です。
黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社 タ) (ランダムハウス講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社 タ) (ランダムハウス講談社文庫)より
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No.1:
(4pt)

緑目の黒猫探偵ミッドナイト・ルーイ&美人広報テンプル嬢の名コンビ颯爽と登場!

1992年からスタートし現在20作以上刊行されているアメリカの名作猫探偵シリーズ堂々の開幕です。猫探偵と言えば1986年に始まったブラウン女史のお馴染みシャム猫ココ・シリーズが有名ですが、本シリーズも先輩の6年後に無類の動物好きのダグラス女史によって生まれました。やはり先輩を意識してかココとクィラランの男性コンビに対抗して、本作はオスの黒猫ルーイと美人広報テンプル嬢の異性コンビを主役に配し大胆にも黒猫ルーイの語りで幕を開けます。主役のルーイには実在のモデルがいて著者が作家になる前に動物保護施設で出会い悲しい事に子猫のまま亡くなったそうで、本書冒頭のルーイに捧げた献辞の言葉「九つの命では足りなかったね」に胸を打たれました。
ラスベガスの夜の裏社会に通じる顔役の黒猫ミッドナイト・ルーイがふとブックフェアの会場に紛れ込み、偶然にも出版社社長の死体を鋭い嗅覚で嗅ぎ当てた。彼は人間を導いて死体を発見させようと美人広報担当のテンプル・バー嬢に自分を追わせる。テンプルはルーイと知り合い、更に厄介な出版社の2匹の看板猫の誘拐事件にも巻き込まれて行く。
本書の魅力のひとつはテンプル嬢を巡る人間模様で、彼女は気丈ながんばり屋さんタイプの愛すべき性格です。急に姿を消し失踪中の元恋人の魔術師マックスは奇妙な人物で、最近越して来た隣人男性マットとは良い感じで恋の行方が気になります。そして殺人事件を仕切る市警殺人課の女性警部補モリーナとは気が合わず終始犬猿の仲です。他にアパートの大家で女性牧師も務めるエレクトラも良い人です。また黒猫ルーイとテンプルの再会シーンはほろりとさせられる名場面です。ミステリーとしては被害者の過去に潜む事件に動機を探り容疑者の名前を分析する手並みがお見事で、コージー物として十分合格だと思います。最初は生意気に思えたルーイも段々と好きになりましたので今から次作の紹介が楽しみです。

黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社 タ) (ランダムハウス講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社 タ) (ランダムハウス講談社文庫)より
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