黒猫ルーイと死神の楽屋
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黒猫ルーイと死神の楽屋の総合評価:
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イヤー面白い。舞台裏の喧騒やストリッパーの生い立ち、生きざまなど分かりやすく描かれていて行ってみたいと思ったほど。日本でもないとは言えないが、身体のデカイ男が理不尽に女性や子供に対して暴力でねじ伏せる場面や殺人現場がストリッパーの劇場というのがいかにもアメリカっぽい。そこでもテンプルは往来の好奇心の強さから事件に巻き込まれていくが、強靭な精神で乗り切る場面はとても愛らしい。今回ルーイの出演はあまり無かったがちゃんとツボを押さえている所が流石は名探偵、恐れ入る。 | ||||
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キャロル・ネルソン・ダグラス女史(1944-)による「黒猫ルーイ・シリーズ」の第2作(英語版1993年刊行)です。 舞台はラスベガス。1週間後に行われるストリッパーのコンテストの楽屋で、ストリッパーの死体が発見されます。混乱の最中、ミス・テンプル・バー(30歳)はコンテストの広報の仕事を引き受けます。ところが、またもや二人目の死体が発見されます。テンプルは聞き込みをするうちに、だんだんと事件の真相に近づきます。一方、ラスベガスの街を闊歩する黒猫ミッドナイト・ルーイ(9歳)は、楽屋にいる若いメス猫のイヴェットのもとへ足しげく通います。 当初はストリッパーたちを偏見の目で見ていたテンプルですが、彼女たちの境遇や生き様を知るにつれて考えを改めます。本作は、虐待を受ける女性達という重い背景を持っています。 テンプルは身長155cmの小柄な身体で動き回る活動的な女性です。小柄な身体がコンプレックスとなっており、ハイヒールしか履きません。 黒猫ルーイは、テンプルの部屋に同居していますが、たびたび部屋を抜け出します。体重9kgになったルーイは、テンプルからダイエット食を与えられへそを曲げます。前作では事件解決に全く役立たなかったルーイですが、本作ではちょっぴり活躍しています。 C・R・モリーナ女性警部補は、相変わらずテンプルに嫌われています。テンプルは、警部補の身長(178cm)や冷淡な物腰が気に入らないようです。一方のモリーナは大柄な体格にコンプレックスを持っています。テンプルとモリーナの掛け合いが楽しさを添えています。 カバーイラストは、おしゃれなイラストが得意な岸潤一氏です。素敵なイラストですが、イラストのルーイはちょっと細すぎるかもしれません。 | ||||
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猫が主人公の物語にはまっています。なかなかあるようでない、コンセプト。この本は私の要求にどんぴしゃです。ヒロインも少し抜けている愛らしい女性いつの間にか事件に巻き込まれる。彼女が事件を解決しているようで実はルーイ(猫のヒロ-)が相当手助けしている。 とにかくおもしろいです。 | ||||
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アメリカで1992年からスタートし2010年現在21作が刊行されているロングセラー人気コージー・ミステリー黒猫探偵ミッドナイト・ルーイのシリーズ第2弾です。このシリーズの面白さはメインの人間社会で起きる殺人ミステリーに加えて、黒猫探偵が自ら語る猫社会の興味深い実態や人生(猫生?)模様が味わえるファンタジーの要素を取り入れた事でしょう。最近は人間に優しい癒しと安らぎを与えてくれる動物系海外ミステリーの紹介が増えて来ていて、動物好きな私にとってはとても嬉しい傾向です。 ストリッパー・コンテストを一週間後に控えた踊り子の楽屋で連日の様に死体が発見され、美人広報テンプルは人が良く病気で倒れたライバルから頼まれ代役を引き受ける。テンプルは出演者から聞き込みする事でこの業界の光と影の面を知り、やがて自身思わぬ危険に遭遇する。一方、テンプルの良き相棒黒猫探偵ルーイも楽屋に出入りする女優の美しい飼い猫イヴェットに一目惚れして通い詰める内知らぬ間に事件の謎に関わって行く。 美人広報テンプル嬢は正に「嵐を呼ぶ女」と呼ぶのに相応しく、失踪中の元カレの奇術師マックスのせいで謎の男達から痛い目に遭わされたり、何故か自然に殺人犯を招き寄せたりと、幸か不幸か特別な運を持っているのでしょう。マックスの件は謎のまま残され些か心配な雲行きで、新たな気になる男マットも何やら怪しげで彼とはまだ恋人未満ですのでこちらは先が楽しみです。そして今回我らが黒猫探偵ルーイの方は、お嬢さん猫イヴェットとの「猫キャリーの内と外の世界」がキーワードの悲しい恋の顛末に思わず涙なしではいられず、真に「雄はつらいよ」という表現がぴったりと言えるでしょう。推理というよりも動物的勘で犯人をつきとめるテンプルと、何時如何なる時でも悪人を嗅ぎ分けて成敗するルーイのコンビは向かう所敵なしと思えますので、次回作も大いに期待が持てそうです。 | ||||
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