ディミティおばさまと悲恋の修道院
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優しい幽霊ディミティおばさまの助けを借りて第二の故郷イギリスで素人主婦探偵ロリがさまざまな謎に挑んで活躍するファンタジック・ミステリーの第8弾です。このシリーズの愛読者の方ならもう既にご存知の通りに、今回も殺人事件もなければ犯人探しもなしという普通の常識とはかけ離れた著者ならではの一風変わったミステリーに仕上がっています。私はミステリーの枠にとらわれずにのびのびと自由に筆を進める著者の創作姿勢には型にはまらない意外性や奔放さがあって却って新鮮に感じますので、こういうスタイルも偶には良いと思いますね。 イベント疲れで激しく消耗したロリは友人エマの勧めで気晴らしにハイキングに出掛けるが、信じられない事に急に天候が悪化して猛吹雪となる。どうにか古い修道院に避難したのは良かったのだが、一方でアメリカ人の怪しい男女二人のハイカーと屋敷の荒っぽい管理人と出会って何とも先行きに不吉な予感を覚えるのだった。 今回もロリは魅力的な独身男性ジェイミーと出会ってすぐに胸キュンになってしまいますが、でも毎回の慣れでそんなに危険な領域には進まず以前に比べれば冷静に対処出来る様になって格段に進歩しているのではないでしょうか。どうも性格的に好男子に心魅かれてしまうのは避けられないみたいですが、でも一線を越える事は絶対になさそうですしロリはもはや心配しなくても大丈夫だとは思います。天性のお人好しのロリではありますが段々と探偵の能力も磨かれて来て、遅まきながら今回の事件のからくりを見抜きますし、最後の難解な謎を解き明かしたお手柄は誠にたいしたものでしたね。もっともウサギのぬいぐるみのレジナルドの活躍のお陰も混じっていましたけどね。今回のゲストはぬいぐるみではなく悲劇の女主人ルーカスタが生前にこさえたビーズで出来たオオガラスでしたね。ロリにとっては、今回の事件が世間に大っぴらに出来ない性質であるとは言え、優しい幽霊ディミティおばさまからお褒めの言葉を頂けたのはさぞや嬉しかったでしょうね。今回の事件は厳密に言えば悲恋がテーマではありませんが、戦時中の混乱が引き起こした犯罪の犠牲になって精神を病んだ気の毒な女主人ルーカスタの悲し過ぎる物語には強く心を動かされましたし、何と言っても最後の最後に用意されていたサプライズには仰天すると共に心が安らぎで満たされ大きな嬉しさが込み上げて来ました。 | ||||
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ロリの行動が、期待通りで、ストーリーもわくわくしました。もっと亡くなった方と交流できるのかと想像しましたが、最後にその期待にも応えてくれていてとても読み応えがありました。もう3回も繰り返し読んでいます。次の作も楽しみです。 | ||||
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