アガサ・レーズンの困った料理
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診察日の待ち時間に読むのに丁度良い。薄く軽いし…このシリーズは重宝しそう。 | ||||
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一気に5冊も買いましたが、この1はともかく、本の半分は隣人ジェームスに夢中(ハンサムだという理由だけで)という話になっています。 多作な作家だけあって読みやすので電車移動の時間つぶしとかにはいいかもしれませんが。買うまで気付かなかったですけどコージーブックスだったんですね、それならしょうがないのかも。 | ||||
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お世辞にも好人物とは言えないけれど人間の持つ嫌らしさや弱さも含めて本音の部分では深く共感できる不思議な魅力の持ち主おばさん探偵アガサ・レーズンのデビュー作です。ミステリーの女王アガサ・クリスティーの名前がつけられたヒロイン「おばさん探偵アガサ・レーズン」は女史が創造したミス・マープルほどのお年寄りではありませんが、その性格を比べると全くの正反対で、むしろ人間の嫌らしさを前面に押し出してどこにでもいそうな真実味のある「おばさん像」を描き出しているのが逆に新鮮で面白いですね。 大都会ロンドンのPR業界でバリバリと手腕を発揮して来たやり手のビジネス・ウーマンのアガサ・レーズン(53歳)は早期の引退を決意して幼い頃に訪れて憧れていた美しいコッツウォルズの村に移り住んで隠居生活をスタートさせる。目立ちたがり屋の彼女は手っ取り早く村の人気者になろうと地元のキッシュ・コンテストに参加するのだが、つい出来心でロンドンの人気店から買って来た物を出品するという不正を働いてしまい、何とこれが元でまさかまさかの審査員の男性の死を招く事態となってしまうのだった。 本当はびっくりするくらいに単純な真相なのに容易には見破れない様にカムフラージュする著者の技は中々にお見事だと思いますね。読者はアガサ・レーズンの喜怒哀楽の物語を読み進む内に何となくミステリーの焦点をボカされて「やっぱり単なる事故だったのかもね」と信じさせられそうになってしまうのが巧みなテクニックですね。最後の犯人との対決シーンもスリル満点の見せ場で(素人のアガサには誠にお気の毒な大試練でしたが)ハラハラドキドキして大満足しましたね。登場人物で気に入ったのは、親切な心遣いでアガサを慰めてくれた牧師夫人のミセス・プロクスビー、アガサの会社の元従業員の調子の良い若者ロイ、そしてアガサの一番の理解者で命の恩人の頼りになる東洋系の刑事ビル・ウォンですね。最後にヒロインのアガサですが、本業の凄腕を実感させるオークションで見せた名采配と陣頭指揮振りには感嘆しましたし、その裏でひとりきりの孤独に寂しさを感じて涙する場面には「人間そういう時もあるよね」と深く共感できて、とにかく実にリアルで人間臭いよなあと思えて実在感のある彼女が本当に大好きになりましたね。犯罪の真相を突き止める推理は鮮やかで中々に鋭い才能を発揮した物の最後の対決も素人の悲しさでカッコ良くは決められずにドジを踏んで大変な目に遭いましたが、それもまあ彼女らしくて嘘っぽくなく全面的に信じられますね。都会の元の暮らしに戻るか散々迷った末に再び居残る決意を固めた彼女に「人生そうそう良い事ばかりは続かないけれど、がんばればきっと幸せは来るからね」と励ましてこれからも応援してあげたい気持ちで一杯になりましたね。 | ||||
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ミス・マープルも実は結構いやみったらしくて詮索好きなイヤな婆さんだったけど、この本の主人公アガサ・レーズンもなかなかな人物。 50代半ばにして、それまでに築き上げたキャリアを捨て風光明媚なコッツウォルズに隠遁生活を送るべく越してきたキャリア・ウーマンのアガサ・レーズン。ロンドン生活のくせでなのか、せっかちで人当たりのきつい(そのくせ人の親切にほだされやすい)主人公に感情移入するのは難しいけれど、このぴりっとしたユーモア、一見平和な田舎町、とぼけた味の脇役たち、まずそうなのに食べたくなるお料理を見ていると、あぁイギリス最高! と嘆息したくなる(著者はスコットランド出身コッツウォルズ在住)。 さて、今後アガサおばさまが町に馴染むばかりか隣のロマンスグレーとどうなるのか見届けたいものである。 | ||||
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頁数にボリュームがなく裏面にあるあらすじからも、気軽に読めそうで自分が普段読んでいるシリーズの待ち時間にいいかなと思い、普段は買わないイギリスが舞台のコージーを購入してみました。正直に言うと、比較的どこでもレビューや評価がいいことに驚いてます( ̄v ̄;)海外のミステリードラマや本格ミステリ小説を読みあさってきたので、私としては登場人物が想像通りのイギリス人像って感じで、突出したおもしろキャラがいなく残念。主人公アガサは割りと読み手に好かれるタイプだとは思うけど、コージーミステリの主人公としてはσ('-ε-`)うーん...。だって、味方がいないんだもの!王道が常に素晴らしいとは思わないけど、一人でも、一匹でも味方がいるミステリーがどれほど肉付けされ面白くなるかは本好きの皆さんはご存知だと思います('ー`)田舎に越してきたロンドンで成功した女性の話、程度に読むと楽しいかな。ミステリーではなく(笑)アガサの毒舌というか温かみのない感情からの発言には数回ぶはっ!と笑わせてもらいました( *'艸`)そういう面白さがある作品だと思います★本国では作品数がだいぶあるみたいなので、これから一人でも「この人がいるから読んでしまう!」って人が固定キャラで出てきたらいいなぁと思います(●'ω`●)もちろん続きも買います(笑) | ||||
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