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アガサ・レーズンの困った料理
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アガサ・レーズンの困った料理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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診察日の待ち時間に読むのに丁度良い。薄く軽いし…このシリーズは重宝しそう。 | ||||
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一気に5冊も買いましたが、この1はともかく、本の半分は隣人ジェームスに夢中(ハンサムだという理由だけで)という話になっています。 多作な作家だけあって読みやすので電車移動の時間つぶしとかにはいいかもしれませんが。買うまで気付かなかったですけどコージーブックスだったんですね、それならしょうがないのかも。 | ||||
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お世辞にも好人物とは言えないけれど人間の持つ嫌らしさや弱さも含めて本音の部分では深く共感できる不思議な魅力の持ち主おばさん探偵アガサ・レーズンのデビュー作です。ミステリーの女王アガサ・クリスティーの名前がつけられたヒロイン「おばさん探偵アガサ・レーズン」は女史が創造したミス・マープルほどのお年寄りではありませんが、その性格を比べると全くの正反対で、むしろ人間の嫌らしさを前面に押し出してどこにでもいそうな真実味のある「おばさん像」を描き出しているのが逆に新鮮で面白いですね。 大都会ロンドンのPR業界でバリバリと手腕を発揮して来たやり手のビジネス・ウーマンのアガサ・レーズン(53歳)は早期の引退を決意して幼い頃に訪れて憧れていた美しいコッツウォルズの村に移り住んで隠居生活をスタートさせる。目立ちたがり屋の彼女は手っ取り早く村の人気者になろうと地元のキッシュ・コンテストに参加するのだが、つい出来心でロンドンの人気店から買って来た物を出品するという不正を働いてしまい、何とこれが元でまさかまさかの審査員の男性の死を招く事態となってしまうのだった。 本当はびっくりするくらいに単純な真相なのに容易には見破れない様にカムフラージュする著者の技は中々にお見事だと思いますね。読者はアガサ・レーズンの喜怒哀楽の物語を読み進む内に何となくミステリーの焦点をボカされて「やっぱり単なる事故だったのかもね」と信じさせられそうになってしまうのが巧みなテクニックですね。最後の犯人との対決シーンもスリル満点の見せ場で(素人のアガサには誠にお気の毒な大試練でしたが)ハラハラドキドキして大満足しましたね。登場人物で気に入ったのは、親切な心遣いでアガサを慰めてくれた牧師夫人のミセス・プロクスビー、アガサの会社の元従業員の調子の良い若者ロイ、そしてアガサの一番の理解者で命の恩人の頼りになる東洋系の刑事ビル・ウォンですね。最後にヒロインのアガサですが、本業の凄腕を実感させるオークションで見せた名采配と陣頭指揮振りには感嘆しましたし、その裏でひとりきりの孤独に寂しさを感じて涙する場面には「人間そういう時もあるよね」と深く共感できて、とにかく実にリアルで人間臭いよなあと思えて実在感のある彼女が本当に大好きになりましたね。犯罪の真相を突き止める推理は鮮やかで中々に鋭い才能を発揮した物の最後の対決も素人の悲しさでカッコ良くは決められずにドジを踏んで大変な目に遭いましたが、それもまあ彼女らしくて嘘っぽくなく全面的に信じられますね。都会の元の暮らしに戻るか散々迷った末に再び居残る決意を固めた彼女に「人生そうそう良い事ばかりは続かないけれど、がんばればきっと幸せは来るからね」と励ましてこれからも応援してあげたい気持ちで一杯になりましたね。 | ||||
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ミス・マープルも実は結構いやみったらしくて詮索好きなイヤな婆さんだったけど、この本の主人公アガサ・レーズンもなかなかな人物。 50代半ばにして、それまでに築き上げたキャリアを捨て風光明媚なコッツウォルズに隠遁生活を送るべく越してきたキャリア・ウーマンのアガサ・レーズン。ロンドン生活のくせでなのか、せっかちで人当たりのきつい(そのくせ人の親切にほだされやすい)主人公に感情移入するのは難しいけれど、このぴりっとしたユーモア、一見平和な田舎町、とぼけた味の脇役たち、まずそうなのに食べたくなるお料理を見ていると、あぁイギリス最高! と嘆息したくなる(著者はスコットランド出身コッツウォルズ在住)。 さて、今後アガサおばさまが町に馴染むばかりか隣のロマンスグレーとどうなるのか見届けたいものである。 | ||||
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頁数にボリュームがなく裏面にあるあらすじからも、気軽に読めそうで自分が普段読んでいるシリーズの待ち時間にいいかなと思い、普段は買わないイギリスが舞台のコージーを購入してみました。正直に言うと、比較的どこでもレビューや評価がいいことに驚いてます( ̄v ̄;)海外のミステリードラマや本格ミステリ小説を読みあさってきたので、私としては登場人物が想像通りのイギリス人像って感じで、突出したおもしろキャラがいなく残念。主人公アガサは割りと読み手に好かれるタイプだとは思うけど、コージーミステリの主人公としてはσ('-ε-`)うーん...。だって、味方がいないんだもの!王道が常に素晴らしいとは思わないけど、一人でも、一匹でも味方がいるミステリーがどれほど肉付けされ面白くなるかは本好きの皆さんはご存知だと思います('ー`)田舎に越してきたロンドンで成功した女性の話、程度に読むと楽しいかな。ミステリーではなく(笑)アガサの毒舌というか温かみのない感情からの発言には数回ぶはっ!と笑わせてもらいました( *'艸`)そういう面白さがある作品だと思います★本国では作品数がだいぶあるみたいなので、これから一人でも「この人がいるから読んでしまう!」って人が固定キャラで出てきたらいいなぁと思います(●'ω`●)もちろん続きも買います(笑) | ||||
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他の方の評にもありましたが、主人公のアガサのキャラクターが楽しめました。自分の力でキャリアを築いてきたという自負心がある一方で、自分の悪いところもわかっている主人公が、それまでロンドンのビジネスの世界でやってきた(多少強引な)やり方が、コッツウォルズの村では通じずに落ち込んだりもして、その気持ちの動きや揺れが、ユーモアと共に軽いタッチで書かれていて、ふふふ、と笑いながら読みました。美しさで評判のあのコッツウォルズの村を舞台に繰り広げられるお話、続きを早速読みたいと思っています。 | ||||
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主人公、アガサ53歳はPR会社を引退、憧れのイギリスのコッツウォズにコテージを購入。仕事一辺倒の生活から・・・家事が出来ないのでお隣さんの家政婦を自給を上げて横取り、村の住民に認められようと、キッシュのコンテストにロンドンの有名な店の商品を自作と偽り出品、審査員がそのキッシュを食べて死亡。最悪の事態に。自宅のインテリアの冴えなさにかっての部下の指摘・・・数々のトラブルに巻き込まれますが、以前、仕事をしていた パワー、アイデア等で解決して行きます。 | ||||
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えっ、ヘイミッシュ・マクベス巡査の原作者さんだったのか。大好きなドラマでした。そちらのシリーズも是非翻訳出版して頂きたいです。 | ||||
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主人公のアガサは押しが強くて、少々ずーずーしい中年女性ではあるものの、目立ちたがり屋だったり、淋しがり屋だったりして、読みきったころみはすっかりアガサのファンになってしまいました。 ミステリーという点では少々物足りない点はありますが、(私個人としては)イギリスの田舎暮らしの様子が楽しめて一気に読んでしまいました。続編が12月に出る予定とあったのですが、待ちきれずに続きのシリーズを原書で読み漁っているところです。 | ||||
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女性ならこういう側面を持ってる人も多いのでは 田舎暮らしする人ってこんな人も多いよね 細部が楽しくてにぎやかで 明るくて 主人公が憎めないちょっとやなやつ | ||||
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久しぶりに面白い新シリーズに会えました。12月刊行予定の次回作にも期待したいです。 アガサという第一線から退いた女性が主人公です。この女性が強烈な個性の持ち主。気になる男性より謎解きに夢中になり、イケメンに声をかけるのも後回しにして証拠探しに奔走します。このことで男性に「変人」扱いされてしまいますが、同時に興味も持たれます。 アガサの強引だけど寂しがりやなところが最大の魅力でしょうか。事件を解決するのも「新生活を送る村で有名人になりたいから」という笑えるし憎めない動機があります。 コージーなので美味しそうなお料理もスィーツも出てくるし、ちょっと疲れ気味な日常に元気を与えてくれる一冊です。 | ||||
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