アガサ・レーズンと禁断の惚れ薬
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今回は、恋愛に関しては幸せになれそうだったのに…。さらに家に帰れば止めが…。 次の作品では良いことがありますように、と願います。 | ||||
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今回はみんな老年齢の方ばかりだったし、寒い季節とは思わなかったので、なんとなく違和感があった。 あの魔女の薬はやはり魔法だと思う。早く次が読みたいです。 | ||||
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まずは今年もアガサ・レーズンの活躍が読めるのが素直に嬉しいです。どうやら年に一冊の翻訳ペースに落ち着いた様で、本音では年に2冊ならもっと良いかなとも思いますが、でもまあ高望みはせずに今のままでも十分に満足ですし、それから毎回「訳者あとがき」をきちんと楽しく読ませて頂けるのもとてもありがたいですのでぜひ今後ともずっと続けて欲しいなと願いますね。それから少し堅い事を書きますが、考え方の違いで私のレビューがお気に召さない方に対しましては大変に申し訳なく思っておりますが、このシリーズが好きで私なりに一生懸命に書いているつもりでして、それだけは絶対に真実ですのでどうかご理解していただきたいと心から願うのですね。 前回の事件で髪の毛を失ってしまったアガサは愛するジェームズに見られたくないという思いからも適当に選んださびれた海辺のリゾート地、ワイカーデンで髪が復活するまでの間だけ静養することにしたのだが、やっぱり彼女の行く所には不吉な事件がつきまとうと見えてまたもや殺人事件に巻き込まれる羽目になるのだった。 本書の原題は「アガサ・レーズンとワイカーデンの魔女」ですが、訳題「アガサ・レーズンと禁断の惚れ薬」の方が日本の書籍ならではのコージーブックスらしい楽しいムードが出ていて格段に良いですよね。今回の推理では地元の男2人女3人の老人グループの容疑者それぞれの性格の描き分けがお見事で、みんな程度の差はあれ表の顔と裏の顔がある訳でやがて最後に暴かれる真相の衝撃は誠に素晴らしくて私としては大満足でしたね。さて、今回は旅先とあってかいつものホーム・グラウンドのレギュラー陣はやや控え目でしたね。不運にも愛しの人ジェームズとはすれ違い続きで一度も対面できず終いでしたし、ビル・ウォン刑事の出番は記憶に残らずで、優しいミセス・ブロクスビーのアガサへの気遣いだけは何時も通りに伝わって来たのが幸いでした。次に腐れ縁の仲と言うべき准男爵チャールズは今回もやってくれましたね。まあアガサにも100%責任がないとは言えないにせよ、あわよくば隙あらばという如何にも女たらしのプレイボーイの助平根性丸出しではなくもっと真面目にきっちりと誤解の生じない様な態度で臨むべきですよね。それから今回限りと思われる新恋人こと地元警察のジェソップ警部ですが、まあ上品で生まじめな普通のやもめ男としては致し方なく、自由奔放でアクの強いアガサと相性バッチリとは行かないのも無理からぬ所でしたでしょうね。そしてトリはもちろん我らのアガサで、ごく平和な土地でも彼女が訪れると必ず殺人事件が起きるのはもはやお約束の法則で、また殺人犯の方から名乗りを上げるというのに極めて近いのも事実ですが、彼女の不意にビビッと来る動物的な勘の名推理が確かにあるのも認めざるを得ないでしょうね。今回もクライマックスの場面では一瞬ヒヤリとさせられましたが幸い命の危機の大事に至らなかった事に正直ホッとしましたね。そしていよいよ彼女のラブ・ライフについてですが、今回の最大の失態と言えるチャールズとの一夜の情事をジェソップ警部に見つかったシーンはショッキングで間が悪くとてもお気の毒ではあるのですが、でも不運な悲しむべき悲劇というよりはあまりにも無防備すぎるにも程がある滑稽な喜劇でどうしても腹を抱えて笑っちゃいますよね。でもこれは深読みするとアガサは自分が本当には愛していない男との結婚を無意識の内に自ら壊しにかかった結果だとも思えますね。それからもし彼女が芸能人だったらこの不祥事に対して謝罪会見を開くなんて事になりそうですが、幸い無名の素人なので全くその必要がないのが良かったなと思いますし、また彼女の性格上とても涙を流して謝罪する場面なんて全く想像も出来ませんよね。まあこんな婚約者を裏切る様な振る舞いは褒められる事でない言語道断な仕打ちで人として大いに反省すべきなのは当然なのですが、アガサにはそういった殊勝な態度は全く見られず少しは反省してもいいのではとも思いますが、でも結局はそんな聖人君子の様な立派なアガサは丸っきり考えられませんし、それはそれで少々不真面目であっても時々は嘘もつくけど隠し通せない不器用な彼女らしくて良いとも思えるのですね。でもこういういろいろとやらかす破天荒な女を全て受け入れる男が世の中に果たしているのだろうか?と考えるとアガサの結婚はこれからもとても難しそうですが、それでもやっぱり何時かは彼女に女の幸福が訪れる事を祈りたいと思いますね。また今回の収穫と言えるのはカースリーの我が家に増えた白猫「スクラブル」一匹でこれでニャンコは合計三匹となりましたが、どうかアガサがやがて「猫屋敷の女主人」なんていう未来の姿にならない事を祈りながら、ラストでの傷心のショックにも何とか耐えて再三の試練にも打たれ強く決して負けない彼女の次回での活躍に期待したいと思いますね。 | ||||
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海辺のリゾート、ワイカーデンで髪の毛が生えるのをじっと待つアガサ。 そんな彼女の宿泊しているホテルには、そこを住いにしている人々が何人かいて・・・ そこでアガサは、またまた色々な人と出会い、そしてお約束の事件に巻き込まれてしまうのだが、よくまあこんなに事件に遭遇するよねと毎度のことながら感心する。 私が思うに、いつもよりアガサのダメージが大きいような気がするのは気のせいだろうか・・・ 次回がますます楽しみである。 | ||||
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