黒猫ルーイと猫屋敷の怪
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黒猫ルーイと猫屋敷の怪の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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1巻2巻とは違った感じの仕上がり。ミステリー要素が強く、最後まで気が抜けないが、合間合間でテンプルの恋?の行方が気になる。猫屋敷というタイトルだけあって沢山の猫が出演している。キャットショーも実際行ってみたいが、かなりの出資金が必要との事。ルーイの過去が少しだけ垣間見えた時は気の毒でならなかった。そのルーイが色んな意味で危険に陥る様は見ていて辛い。次巻ではHappyな感じで活躍を願う。 | ||||
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キャロル・ネルソン・ダグラス女史(1944-)による「黒猫ルーイ・シリーズ」の第3作(英語版1994年刊行)です。 舞台はラスベガス。フリーランスの広報ミス・テンプル・バーは、成り行きで、ある老婦人の家に猫のエサやりのお手伝いに行きます。ところが、翌日、老婦人が死体で発見されます。テンプルはまたもや事件に首を突っ込もうとしますが、モリーナ女性警部補からは冷たい目で見られます。一方、テンプルと同居している黒猫ミッドナイト・ルーイも、多数の同胞たちのピンチを救おうと事件を捜査します。 テンプルと黒猫ルーイは、示し合わせた訳でもないのに、毎回、同じ事件現場にたどり着きます。二人(一人と一匹)は、よほど事件と縁があるようです。 一歳にならない小さな雌の黒猫キャビアが登場します。動物収容センター行きのところをテンプルに引き取られます。先住猫であるルーイに対して、ツッパリぎみのお嬢さんです。彼女の生い立ちを聞いた黒猫ルーイは内心青ざめます。理由は・・・読んでのお楽しみです。次回『黒猫ルーイとおてんば探偵』ではキャビアが活躍するようなので楽しみです。 キャット・ショーや猫屋敷が描かれていますが、実は、カトリック教会という重いテーマを背景にしています。本シリーズは、毎回、社会性のあるテーマを背景にしています。それでも雰囲気が暗くならないのは、元気あふれるテンプルと気取ったルーイのおかげでしょう。 また、本シリーズの特徴として、現実の時事ネタや実在の著名人を話題として盛り込む事が挙げられます。他人の著作である「シャム猫ココ」さえも話題にするという徹底ぶりです。「シャム猫ココ」が架空の世界観を描いているのとは対称的です。 カバーイラストは、おしゃれなイラストが得意な岸潤一氏です。今回は猫の数が増えています。 | ||||
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黒猫ルーイの活躍が面白い。 残念なのは、出版社が倒産してしまい、このシリーズの続きがでなくなったこと | ||||
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猫が主人公の物語にはまっています。なかなかあるようでない、コンセプト。この本は私の要求にどんぴしゃです。ヒロインも少し抜けている愛らしい女性いつの間にか事件に巻き込まれる。彼女が事件を解決しているようで実はルーイ(猫のヒロ-)が相当手助けしている。 とにかくおもしろいです。 | ||||
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緑目の天才黒猫探偵ミッドナイト・ルーイと美人広報テンプル嬢の名コンビが強い正義感を燃やし犯罪捜査に挑んで行く人気抜群のコージー・ミステリー・シリーズ第3弾です。有名な猫ミステリーの先輩格であるブラウン女史のシャム猫ココ・シリーズにはヤムヤムという雌猫が出て来ますが、本シリーズにも3作目にして黒猫ルーイの相棒の雌猫が登場します。その名も「ミッドナイト・ルイーズ」と言う黒猫で何とも驚く事にルーイの年下の血縁者なのでした。勘の鋭い方ならすぐにその正体に気づきそうなこの雌猫は人間界では「キャビア」という呼び名で、果たして何時かテンプル達に彼女の素性が知れる日が来るのかな?と非常に気になります。70匹もの猫を飼う猫屋敷の老女にかかって来た性別も不明な人物からの怪電話を皮切りに、近くの修道院の老修道女も同様の被害を受ける。テンプルは護身術を習う隣人男性マットに頼まれて車で彼を送った事がきっかけになって偶然事件に巻き込まれて行く。一方、黒猫ルーイもテンプルの大家の飼い猫でミャンマーの神聖な猫バーマン種のカルマからタロット占いによる猫の大量死の予言を聞いて別角度から事件の調査に乗り出して行く。本書は600頁を越えるボリュームで、今までで一番長く最もミステリーらしい仕上がりになっていると思います。犯人の意外性も中々の出来で、動機の面にもリアルなドラマ性と強い説得力を感じます。それから前作ではテンプルが殺人犯と遭遇して危機一髪の所をルーイが救う展開でしたが、本書では丁度その裏返しになるのが何とも面白いです。今回ルーイは何時もに比べてやや冴えませんが、まあたまにはこんな時があってもいいでしょう。そして人間ドラマの面でも盛り沢山で、テンプルの天敵のモリーナ警部補が実は一人娘を持つシングル・マザーである意外な一面が明かされたり警官として有能な活躍を見せたりと人間性が垣間見える部分、失踪したテンプルの元恋人マックスの若き日の活動の興味深い情報、それからテンプルが今最も気になる男性マットの複雑な内面が窺い知れる物語と、本書は大人の小説としての味わいにグッと深みと奥行きを増したと思います。また構成上ではルーイ、テンプル、マットと三者三様の視点でバランス良く物語を書き分けている点がとても効果的だと言えるでしょう。でもシリアスなドラマとは別に心を和ませてくれるのが、ルーイとカルマやルイーズや猫屋敷のニャンコ達との猫同士の会話の面白さで、ルーイが漫才師の様にボケまくる場面では思わず吹き出してしまいました。最後にひとつ付け加えますと、本書を読んでからキャットフードの「お腹いっぱい満足にゃんこ」のネーミングが気に入って忘れられません。本書で精神的にも肉体的にも逞しくなったと思えるテンプルとマットの恋の行方はどう進展するのか?真実を教えないままのルーイとルイーズの微妙な○○関係はどうなるのか?新たな興味が増えたシリーズの次回作が読める日を楽しみに待ちましょう。 | ||||
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黒猫ルーイの第3弾、猫屋敷の怪 です。キャットショーで大切な猫がいたずらされ、たまたま居合わせてたために猫屋敷の猫達のエサやりを手伝う事になったフリー広報テンプル・バー、怪電話に悩まされていたその猫屋敷の女主人が変死して・・・おなじみ黒猫ルーイとテンプル・バーの好奇心いっぱいの犯人捜しが繰り広げられます。現代のカトリック教会の現実も絡みながらどんどん話は進み複雑な人間関係に巻き込まれていきます。本作ではおなじみのメンバーのいろいろな秘密が明らかになっていきます。でも、行方不明の恋人マックスの秘密はますます謎を深めていきます、隣人マットとの関係も気になるところ、これからの展開がどうなるか楽しみです。次回作が待ち遠しいです。ちなみに今回もルーイの自信満々は健在です。 | ||||
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