ゾラ・一撃・さようなら
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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サラリと読めます。でもだからといって薄っぺらい内容のどうってことないミステリとは思いません。まぁ多分にそれは氏のファンである部分が大きく作用している所為と思いますが。しかし、ガチガチの本格的なハードボイルドスタイルの本を読むよりはこの方が楽しめる、自分としてはそのように感じました。相変わらず登場するキャラクターの魅力と会話の楽しさ、そして嫌味の無い人間的な身上やモノへの価値観の公平さ。金持ちが集まるパーティには一着だけ持っている上等なスーツを着ていく、趣味の問題ではないようするに、そういった防具なのだ。こういった言葉がとても気持ち良い。全てがこういった調子で語られる氏の価値観がとても好きだ。先に二作目の暗闇・キッス・それだけでを読んだので主人公の頸城悦夫という探偵の過去や人となりも把握していたので還って読み易かった。周りの取り巻く人物たちとの距離や温度などもここからスタートしているので違う意味で楽しめた。ラストはチョッピリセンチメンタルだけれど探偵にはこれが丁度良いと思う。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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とてもスムーズに物語が流れていき、気持ちよく読むことができた。 個人的には、ハードボイルド小説の主人公にしては恋愛を正面から楽しんでいたりするところが引っ掛かった。まぁ、好みの問題でしかないが。 | ||||
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このレビューは、私が勝手に「推理小説を読みたい」と考えて、本作品がその基準に達しているか否か、という評価をしたに過ぎません。なので、本書そのものの価値に影響しません。高級ハンバーガーを頼んだから、高級ワインが出てきたような感覚です。 推理小説の定義として、論理性があることが必要条件であると思います。この方法以外に、犯行を再現することは物理的に不可能だ、この犯人以外に、被害者を殺せるやつはいない、そういった状態であることが必要なのです。 本書では、そういった論理性は皆無で、行き当たりばったり、という感じです。誰でも可能な犯行を、たぶんこの人がやったのだろう、と探偵役の人が考えて、あ、やっぱり合ってたんだ、解決!と酷く極端に歪んで捉えると、そんなふうな内容です。 なので、私と同じように、論理を重視しで「誰が犯人なのだろう……」と考えたい人にはオススメしません。 | ||||
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著者のコメントに「日本もようやくハードボイルドが書けるほど豊かになりました」みたいなことが書いてあったので、著者の言う豊かさって何だろうと気になって読んだところ、、、 登場人物が全員セレブじゃん うーん、私が甘やかされて育ってスピリチュアルだの何だのにスポイルされたせいなのか、著者の直球さに。。。うーん。 | ||||
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暇つぶしにはもってこいの作品です。ただ、絶対に図書館で借りるように。洒脱なやりとり?がまあ、メインです。ジョークのセンスも、森博嗣、昔はすごかったがなあ…。途中で土屋賢二のエッセイを読んでしまったので、相対的にこの作品の価値が下がりました。空気みたいな作品。今日読み終えたのに、全然あらすじが思い出せない。なんだったんだろう? | ||||
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森博嗣らしくない、ハードボイルドな私立探偵小説。他の作品にも出てくるエンジェル・マヌーヴァをめぐる謎を解く。 ハードボイルドの文体に忠実で、森博嗣らしいワイズクラックもあり、なかなか興味深い作品だ。 おそらく、森博嗣のファンからすると、ちょっと受け入れがたいのかもしれないけど、20年前にチャンドラーなどのハードボイルドにどっぷりハマった自分には、合っている。 こういう作品も書けるんだなぁ。ミステリとしては設定にちょっと無理があるかもしれないけど、ハードボイルドのお約束はちゃんと守られているし、読ませる話になっている。 同じ主人公で、シリーズものにしたらいいのに。 | ||||
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