犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

信長を裏切った荒木村重と囚われの黒田官兵衛。二人の推理が歴史を動かす。

「犯人」が死んだ時、すべての動機が明かされる――新世代の青春ミステリ! 成長著しいIT企業「スピラリンクス」の最終選考。

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。

富豪の一人娘が、別荘で不審な事故死を遂げる。

雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。 地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。

大阪の商人文化の中心地として栄華を極めた船場――戦下の昭和18年、婦人化粧品販売で富を築いた大鞠家の長男に嫁ぐことになった陸軍軍人の娘、中久世美禰子。

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。

二十年前に死んだ美少女を偲び、孤島「和音(かずね)島」に集う男女を襲う惨劇。

春先のまだ寒い夜。ひとり息を引き取った、俳人・片岡草魚。

『出版禁止』でミステリー界を瞠目させた長江俊和氏。

17歳の女子高生、安藤麻衣子が通り魔に刺殺された。

猟銃を持った殺人犯(黒のキング)が、妻・友貴子(白のクイーン)を人質に我が家に立てこもる。

学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。 政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。

難病の息子を看取る直前、宮本拓実は不意に思い出した。 俺は昔こいつに出会っている――。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

地球上の全生命滅亡まで30年……。

人類の希望は、遥か11・9光年の彼方――。

忌名は、いわば生贄だと? 「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」 生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。

――神の声が聞きたい。 牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。

名門バレエ団に届いた脅迫状。そこには、公演を中止しなければ舞台上でとんでもないことが起こると記されていた。

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。

「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ! 「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。

私は愛されていたのだろうか? 問うべき師が息絶えたのは、圧倒的な密室だった。 碧い目をした武術の達人梁泰隆。

幸せな日々は、もう手放さなければならない。 遺体で発見された善良な弁護士。

本格ミステリ大賞&日本推理作家協会賞Wノミネート!新世代の青春ミステリ 北楓高校で起きた生徒の連続自殺。

鬼才・佐藤究が放つ、クライムノベルの新究極、世界文学の新次元! メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。

死神から与えられた余命十五秒をどう使えば、私は自分を撃った犯人を告発し、かつ反撃ができるのか? 一風変わった被害者と犯人の攻防を描く、第12回ミステリーズ! 新人賞佳作入選「十五秒」。

ヨーロッパの原子力発電所の事故による放射能汚染食品が、検査をすり抜けて日本国内に輸入されていた。

埼玉で小料理屋を営む藤原幸人のもとにかかってきた一本の脅迫電話。それが惨劇の始まりだった。

無重力の空間を漂っている死体は、まるで数十メートルの高度から落下したかのように損壊していた。

第67回江戸川乱歩賞受賞作! 「事件が面白い」「登場人物が魅力的」「警察の描写がリアル」と選考委員が称賛! 博士号を持ちながら30歳で北海道警察の警察官となった沢村依理子。

平清盛の配下である童子・禿髪は、なぜ惨殺されたのか? 首のない五つの死体から、どうすれば探している人物を特定できるのか? 帝の庇護下にあった寵姫を、どのようにして毒殺したのか? ――不可思議な謎に挑むのは、清盛の異母弟にして一族の裏切り者・平頼盛。

1938年、満州。連続毒殺事件と脅迫状の謎に岸信介の依頼で探偵が挑む! 大戦前夜の哈爾浜。

『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後――。

童話×ミステリ!容疑者は、シンデレラ!? 幼い頃に父親を亡くし、継母や義理の姉たちとともに暮らすシンデレラ。

老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。

すべてが、反転。 あなたは探偵の推理を推理することができますか? 綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。

私立探偵、姫崎智弘の元に、報酬一千万円という破格の依頼が舞い込んだ。依頼主は情報工学の権威、北神伊織博士。

堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。

カンボジアの地を彷徨う日本人少年は、現地のストリートチルドレンに拾われた。

人質は国民八〇〇〇万人。日本崩壊のカウントダウンが迫るなか、全ての鍵を握るのは、“無傷"の首なし死体。

妻の死から一年。警察官の神崎守衛は、遺品の中から手紙を見つける。

大雪であらゆる都市機能が麻痺するなか、汚職疑惑の渦中にある大物政治家の孫娘が誘拐された。

団地に住む小学生が失踪しては数日で戻ってくる事件が立て続けに発生している。

さらし首の名所だった「暗闇坂」にそそり立つ樹齢二千年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだのか。

高校の同窓会に出席する予定の小説家・日能は、幹事から衝撃の事実を聞く。

蒲田署強行犯係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住む生活共同体を発見する。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)"に取り組んでいた。

密室から忽然と消失した財宝の謎。 14年前の真実が明かされる 怒涛の30ページに目が離せない。

〈学校〉では各国の子どもたちが、通常の授業に加え推理力を試されていた。

明神さんの推理が間違ってるかもって、少しも思ってないでしょ? 生徒相談室の引きこもり少女・明神凛音は真実しか解らない。

無人のY邸に、なぜ「タウトの椅子」が残されていたのか? そして、仲睦まじそうに見えた一家は一体どこへ? 感動を超えた人間ドラマがここにある。

古い屋敷で起きた赤ん坊消失事件。屋敷の持ち主は、ロンドン在住のミステリー作家アリス・エダヴェインだった。

ロンドン警視庁の女性刑事セイディはあるネグレクト事件の失策で謹慎処分となり、ロンドンを離れ、コーンウォールで過ごすうちに、打ち捨てられた屋敷を発見した。

きっと、読後あなたは呟く。「狂っているのは世 界か? それとも私か?」と。

男たちの憎悪(ミソジニー)が女を殺す ミステリ史上に残る屈指の名作シリーズ、奇跡の再始動! 私としてはこのシリーズはとりわけ愛着が深いーー 多少は自信もあるーー作品であるだけに喜びもひと しおである。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー! 検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

村人が次々喰い殺され、闇夜に少女が連れ去られた――犯人は人か、それとも狼か。怪物事件専門の不死探偵が人狼探しに挑む。

「この夏が、永遠に続けばいいのに」。

明治12年晩夏。鉄道局技手見習の小野寺乙松は、局長・井上勝の命を受け、元八丁堀同心の草壁賢吾を訪れる。

僕の姉は実話怪談作家だ。

シリーズ第十弾。最新長編。

美希風とエリザベス、ふたりにとって縁の深い篤志家の安堂朱海の訃報が届いた。

わたしは探している。<人を殺せる>怪談を。

企業の炎上鎮火を請け負う裏仕事人の西澤奈美は、筋力トレーニングを日課とし、冷蔵庫にはビールと栄養ゼリー。

わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。

12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

今度の舞台は雪山の館。驚天動地の犯人、爆誕⁉ 「犯罪オークションへようこそ!」。

この違和感の真相を見破れるか? 一気読み&再読必至のダークミステリ! 僕は自分から何かを奪う人間を許さない――。

ロンドンから車で二時間ほどの町の林で、女性の死体が発見された。爪にマニキュアで謎の言葉を記されて……。

罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー! 「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。

超絶技巧の騙し本(ミステリ)。 *注意! この短編集はすべての短編に叙述トリックが含まれています。

めくるめく、どんでん返し。全方位に仕掛けられた罠。

無罪判決が出た事件を再び調べるのが職務の警部補、儀藤堅忍。

ミステリ×ホラーの名手が誘う新たな乱歩の世界。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

沢渡留理は亡き父親から引き継いだ会社を守るため、痴情のもつれを装って兄とその愛人を殺した。

かつて刑事ポーによって一人の男が刑務所送りにされた――カリスマシェフとして名声を誇ったジャレド・キートン。

事故によって弱体化した新興宗教『こころの宇宙』。

“すぐ目の前にあって──わたしをまっすぐ見つめかえしていたの"名探偵アティカス・ピュント・シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残し、姿を消した。

『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島でホテルを経営する元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。

妹が死んだ。自殺だった、と僕のイカれた家族は云うが。

読後、心身に変調をきたしても、責任は負いかねますので、ご了承下さい。

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。

とある富豪が発見したという「聖遺物」。

かつて孤児院から子どもを引き取り、里子として育てていたライフェンラート家の邸から、死後数日経過した遺体が発見された。

『その女アレックス』で世界中を驚愕させた鬼才ルメートル、 まさに極上の心理サスペンス。 あの日、あの森で少年は死んだ。

幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した“平成最悪の凶悪犯"仙街不比等。

臨床心理士のサイラスは、かつて異様な殺人現場で発見された少女と施設で邂逅する。

混迷深まるスケート選手殺人の捜査は二転三転し、優等生と思われていた被害者の身の上にも驚くべき事実が明らかになる。

成富歩夏が両親を亡くして十年、後見人だった二十も年上の奥津悠斗と婚約した。高校時代から関係を迫られていたらしい。

消えた5億円の金塊を追え! 日本中の悪がシノギを削る、痛快クライムサスペンス。白昼堂々起こった5億円の金塊強奪事件。