妻は自分のモノ。子供たちも自分のモノ。

新宿署勤務の警部補だった郷力恭介は、信じていた上司に裏切られて刑事を退職。今は救いがたい悪党を闇に葬る裏便利屋だ。

血を吐く松。迷路での人間消失。

石岡和己、犬坊里美、そして加納通子―。雪に閉ざされた龍臥亭に、八年前のあの事件の関係者が、再び集まった。

幕末の京都。

「ひかり41号」で香原夫妻が取り違えたバッグに、鶏卵大のダイヤが!?米露のマフィアが手を組み盗んだチェコの至宝“プラハの太陽”だった。

裕福な家庭で育ち、大手出版社に勤め、恋人はエリート。順風満帆な毎日を送る梅村靖子の前に突然現れた若き格闘家・真島一馬。

元の主を殺した咎で斬首を待つばかりの男は無実ではないのか?北町奉行所見習い同心・鈴原淳之助は疑問を抱き、密かに探索をつづけてきた。

父を知らず、調教師の祖父に育てられ、新人騎手として修業を積む高志。

ホームズを連れ、石津と食事に出た晴美。

鴨田探偵事務所には、ニッポンの最先端頭脳を結集した犯罪捜査用スーパー・パソコン「ゼニガタ」が鎮座する。

救援物資の横流し、麻薬の密輸から殺人事件まで、“神の名”のもとに行われた恐るべき犯罪の数々。

「この間の遺恨覚えたか」と、衛悟のいない江戸城中で刺客に斬りつけられた併右衛門は、脇差で受けるも鞘が割れ、白刃をさらす。

このままでは、殺される―ある朝、シーツについた小さな血の染みをみつけて、ローズはそう口にしていた。

ドッペルゲンガーを見たという少女に頼まれ、その正体を探ろうとした矢先、会員制サイトの掲示板の書き込み通りに彼女が殺された。

12時間以内に最愛の妻を殺した犯人を突き止めなければならない。13時間目には―。

「自分には予知能力がある、あなたは私とは二度と会えない」手首に傷痕をもつ元カノは、いつか僕にそう言った――とある男女のふとした日常に不思議が射し込む表題作、第二次大戦後にユダヤ人自治区ができたアラスカで、ユダヤ人虐殺に関わったアドルフ・アイヒマンを、人の感

辞令、刑事課ヲ命ズ―。

ある六月上旬の早朝、上野発青森行急行「十和田3号」を一ノ関近くの赤壁で緊急停車させた男たちがいた。

本土から1500キロ離れた東硫黄島。火山の噴火から避難するため住民が東京に移住してしまった孤島である。

「やめないと、おまえは死ぬ」アメリカのみならず、世界中の女性を魅了し続けるベストセラー作家シャンデリア・ウェルズのもとに届いた脅迫状。

ちょっぴりつらい今日の向こうは、光と音があふれてる。

旧知の大女優・栗崎英子が八十歳を迎え、爽香もパーティを手伝うことに。

父の行方を捜してほしい、石神探偵事務所に現れた中井田は切り出した。

人生はいつだって、「宝」を探す冒険だ。11歳の江夏七海の人生最初の冒険は、人生最悪の初恋から始まった。

背中一面を覆う愛染明王の刺青。柳生新陰流を基に長くしなる剣を自在に操る、美貌の剣士舫九郎。

わが国最高峰の舞台芸術として受け継がれてきた能楽。

音更風゛は、ミステリ作家の一家にメイドとして就職した。だが一族は不仲で、殺人計画さえ持ち上がる始末。

十年前に起きた二重殺人事件は、きわめて単純な事件だったと誰もが信じていました。

『アーモンド』の著者が贈る、極上の短編集! ミステリー、近未来SFから、心震える『アーモンド』の番外編まで、珠玉の8編を収録 彼氏に振られ、職場をクビになり、賃料の値上げによって、今住んでいる部屋からの退去を余儀なくされた、踏んだり蹴ったりのシヨン。

私に差し出されたのは「出口のない部屋」という題名の原稿。

中央競馬会に脅迫状が届いた。「１０月２日、中山第１０レースの１番の馬を勝たせよ。

ハリネズミのフォカッチャが導く、彼と彼女のおいしい謎解き物語。 「人の秘密はそっとしておかなければならないんです。

失業中の28歳青年の冴えない日常に押し入ってきた強盗。「大声をだすな」というその声はやけに甲高く、背が低くて…。

“この学級に正義はあるか!”文部科学省発行の「心のノート」にこう書いてあるのを読んだ中学生の辰夫は、クラスメイトのカンニングを告発した。

折り紙に導かれ、誰かを想う悩みは あたたかな真実へとたどりつく――。

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

紀伊元総理の秘書が留置場で服毒自殺してから一カ月。宮古署の署長が行方不明になった。

また一人、奇妙な傷を負った死体が発見された。

神君家康がいかにして「関ケ原」を勝ち抜いたのか、考えを聞かせてほしいー寛永八年、三代将軍家光に伺候した立花宗茂は、剣呑な諮問を受ける。

ミステリー作家・有栖川有栖が挑むまったく新しい大阪の怪談。

戦記ノンフィクションを専門に扱う古書ディーラーが、即売会で手にした一冊の詩集『時ありて』。

アメリカ、フロリダ州――四人の女性を切り刻んだ連続猟奇殺人犯、アルバート・スタッキーが脱走した。

この作家のロングセラー“隠し剣”シリーズ第二弾。気難しい読者をこれほど愉しませた時代小説は稀れである。

1946(昭和21)年3月、「宝石」は創刊された。

心優しき青年医師の痛快捕物帳! 登の柔術仲間、新谷弥助が姿を消した。

「わたしたちの命を救えるのは、あなただけです」―突然、姿のみえない男の人たちにささやかれて、ビックリの天宮志織。

元尼僧、元宝石泥棒、元銀行強盗、元警官のちょっとしたワルたちが企むとんでもない犯罪。「グリッツ」以来のレナード・タッチ。

街いちばんの名探偵の元には、奇妙な依頼人ばかりがやって来る。

完全であることを唯一の弱点とする完全犯罪を描いて第一人者が贈る第五作。

1996年、旅行代理店勤務の名探偵・水乃サトルは、部下の由加理と東尋坊で銃殺事件に遭遇。

「薮入りには帰っておいで。待ってるからね」母の言葉を胸に刻み、料理茶屋「橘屋」へ奉公に出たおふく。

アメリカ合衆国大統領専門車を1発の銃弾がつらぬいた。

たぐい稀な美女ドミニカはバレリーナを志すが、足を骨折して夢を絶たれた。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

陽子ちゃんの恋人・大橋さんが大学に合格した。

兄の名前は汐崎正義、妹の名前は持田優羽。

世田谷署の刑事・樋口彰は、争い事が嫌いで、誰かとぶつならないように一歩いているところがある。

西大久保工科大学(NIT)が誇る宇宙物理学の泰斗・海渡欄太郎には“名探偵”というもう一つの貌がある。

2030年、大地震とテロで治安の悪化した日本。

「令和」初の総選挙当日―。首相の経済政策を批判する新党が議席を伸ばす。

圧倒的なスピード感のＮＯ．１警察小説！　公安刑事が、連続殺人の容疑者に。

“本の町”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。

刑期を終えた元窃盗犯の老人が告白した過去の犯罪。

正体不明の巧妙な犯人グループに翻弄され、仲間であるべき県警の同僚たちが壁となり、捜査は難航する。

名声のために罪を犯した過去を恥じ、今は猟師として各地を旅する「私」。ある日、訪れた村で奇妙な警告を受ける。

都内で便利屋として働き出した元「スノーホワイト」こと江口裕真から、潜入班に連絡が入る。

今宵は、魔夏の夢をお見せしましょう。したたる緑。

小国の王女マーラは、大国に嫁いだ姉が王子に暴力をふるわれていると知る。

鬼の営業部長と恐れられる今泉謙作がハマった趣味はインターネット上でいい女を演じること!姿も声も隠したサイバー世界で23歳の美人秘書「松本リカ」になりきる快感を覚えた彼は、ホームページに集うネクラな男たちを毎日からかって楽しんでいた。

法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが、アイルランドの各地を巡り難事件を解決する。

訳アリの遺品と「不幸」をコレクションするオギーの依頼を受けた俺は、我が子の首を切断した母親の元に赴く。

世界一気弱な名探偵、お弁当持っておそるおそる不可能犯罪の謎解きに挑む──キュートでコミカル、しかし心は本格ミステリ。

父親を殺された少年の仇討ちを助ける豪傑の活躍譚など４編。

伊豆・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。

捜査一課・追跡捜査係の沖田大輝とかつて強行犯係で同僚だった、刑事総務課・大友鉄が最大の危機に見舞われた。

詩帆17歳の誕生日デートは岡山の「大原美術館」、ピカソ〈鳥籠〉のまえ。それからふたりはいつも一緒だった。

物語は母から娘へ――。ビブリア古書堂の事件手帖、新シリーズ第3弾! 春の霧雨が音もなく降り注ぐ北鎌倉。

明治三九年、台湾原住民の査察を終え、郷里の遠野に戻っていた人類学者・伊能嘉矩は、天ヶ森近くの熊野神社で、マラリヤの発作を起こして倒れる。

綾奈の死の真相を知る―決意した高城に長野が目撃者情報を持ち込む。十数年を経て得られた新しい証言。

誘拐犯に仕立て上げられた自殺志願者たちの運命は。

林真紅郎、元法医学者。愛妻を事故で亡くしたのを契機に、勤務先の大学を辞し、35歳の若さで「隠居」生活に入った。

「隠れ場所にはうってつけだろう」――大金と銃を持ったその男がやってきたのは、少数民族サーミ人が住まうノルウェーの北部。

19世紀中葉のパリ。急に金回りがよくなり、かつての貧しい生活から一転して、社交界の中心人物となったクレマン。

かつて、忽然と消息を絶った報和航空四〇二便YS‐11機が突如、羽田空港に帰還した。

数学教師チャーリーの乗った旅客機は午前0時に墜落、乗客乗員は死亡した。 だがチャーリーは23:00に目を覚ます。

この悪女、制御不能! シリーズ累計12万部突破の大ヒット作、待望の文庫化! 巧みな話術で唆し、餌食となった者の人生を狂わせる―― 稀代の悪女・蒲生美智留が世間を震撼させた凶悪事件から三年。

信州毎朝新聞の牧田編集局次長が水内ダムで絞殺死体となって発見された。

こんなにいとも簡単に夫と息子を捨てられるとは。

花の都パリは、また犯罪の都でもある。そこでは殺人、強盗、詐欺、放火等、あらゆる犯罪が渦巻いている。