小人を怒らせるな。穴だらけで死ぬことになるぞ。

法の裁きの届かぬ悪を、闇から闇へと葬る仕掛人。

中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。

大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。参加者は、屋上で踊る三十人のインディアンを目撃する。

ラグビーのFWをやっていた私にとって、かつてはグラウンドが男の戦場だった。

世界には物語があふれている―直木賞作家が贈る、ちょっと不思議で懐かしい連作短篇集

百花は叔母に誘われて行った「紙こもの市」で紙の世界に魅了される。

研ぎ澄まされた恐怖と官能の世界。

高知行きのフェリーから男が転落死した。そして2年後、東京・高田馬場で男がマンションから転落死をした。

いつでも、どこでも、どこから読んでも楽しめる六十七編のショート・ショートを収めた、まさしくクイーン・サイズの一大パッケージ。

大人気シリーズ、待望のシリーズ最新刊! 宇宙(そら)から大地へ。

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。

野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。

1978年6月。ナディアは著名な作家のシスモンディに、友人・矢吹駆を紹介する。

入院中の青年を、銃を持った町民達が狙っている。

デビュー作「息を止める男」、死体撮影にとり憑かれた男を描く「魔像」、轢殺に快感を覚える運転士の「鉄路」他、初期の犯罪小説から後期の科学小説を収録。

新幹線の車内で起きた毒殺事件と、都内のホテルで起こった刺殺事件。

金沢市郊外、銀鱗荘ホテルに眠っていた今は亡き女優・曾根繭子にまつわるコレクション。

名探偵・信濃譲二は、とある小劇団にマネージャーとして参加し、万能ぶりを発揮し始める。

アメリカの地方都市ミネアポリス。この街を護る刑事コンビのマゴッツィとロルセスは偶然、雪だるまにされた男の死体を発見する。

一葉の写真、一枚の絵が呼びおこすひそやかな官能、秘密のかおり。言葉と映像―甘美で危険な交歓が紡ぐ作品集。

推理マニアの大学生が、夏休みに、ふとしたきっかけで訪れた山中の奇怪な館。

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。

16世紀エリザベス朝ロンドンへのタイムウォークを経て、幻の写本<アシュモール782>の恐るべき秘密に触れたダイアナとマシュー。

2人の少年を通して殉教者の姿を描き尽くした表題作、長篇「炎のように鳥のように」ほか短篇4本を収録。

大分・由布院で、旅行中の新妻が殺された。容疑者はアメリカ人の夫・クラーク。

“死者”が見える少年。心に傷を負った元刑事。

江戸深川、永代寺門前の花柳街を仕切る、女郎屋女主人のおらん。町で逆らえる者はいなかったが、敵対する新興勢力が現れた。

芸能界の驚くべき内幕を鋭く抉る著者会心の傑作長編!!

上野発の急行「妙高」に乗りこんだ奇妙な男女。

なぜ「真珠湾」だったのか? 欧州戦線への参戦を目論み、日本に仕掛けられるルーズベルトの謀略。

事実と虚構の間に浮かぶ真実。ノンフィクション・ノベルの傑作『小笛事件』の作者が暴く心の闇!『新青年』時代の作品を初集成。

凍てつくオホーツク海に突き出し、人も寄せ付けぬ原生林に襲われた極寒の地・知床。

裁きの果ての犯罪悲喜劇。ノンフィクション・ノベルから怪奇幻想ロマンへの軌跡をたどる!『ぷろふいる』時代の作品を初集成。

探偵・石神のもとに1人の少年が訪ねてきた。「友達のお父さんが自殺しました。

子供の頃から辞典を作るのが夢でした。今もまだ、夢のままです…。

純本格推理小説の気鋭が、読者に叩きつける大胆な挑戦状。

鮎子は桜の下で、見知らぬ男性の死体を発見した。男はなぜか鮎子の名前が書かれたメモを持っていた…(「桜の寺殺人事件」)。

本格ミステリーの名手たちの作品を集めた好評シリーズ。今回は旅をテーマにセレクトした傑作八編。

京都化野の念仏寺でキャサリンと知り合った大学病院の薬剤志岸田マキが毒死。

謎解きだけを専門に扱う探偵事務所に持ち込まれた六つの事件を、探偵・古谷が鮮やかに解決!メールのやりとりから夫の浮気をあぶり出す「卵消失事件」、三つの和歌からお宝を掘り当てる「兎の暗号」、差出人不明の手紙から父の居場所を見つけ出す「別荘写真事件」など、『イニ

男女二十名による南国・高知へのお見合いツアー。その華やかな出会いが一夜にして暗転した。

東京第一銀行の花咲舞は、今日も不正を許さない。別府支店が見送りの判断を下した、老舗温泉旅館への巨額融資。

S市郊外のトンネルを抜けると蜃気楼のような街が眼の前に広がる。私はかつての師・市来を捜すためにこの街へやってきた。

フランス語など習ったこともない不登校中学生の僕が、なぜ、サイト“ランボー・クラブ”のトップページに掲げられたフランス語の詩を読めるのだろうか?僕はいったい誰なのか?ある日、そのランボーの詩が書き換えられ、その詩が暗示する殺人事件が…。

古民家カフェの崩壊事故に巻き込まれ、一緒にいた盛岡颯一を喪った日羽光は、 彼を見捨てた医療従事者らしき二人の男を探す。

二〇〇九年。あるアメリカ連邦施設から十二人の少年少女が脱走した。

飲み屋でいつも見かける“白の貴婦人”と、絶品の限定・鯖寿司との不思議な関係を大学の仲間四人組が推理した表題作。

声優志望の亜紀は、超人気アイドル・エリンの「声の代役」として、スイスへ旅立つ。

日本画家の沢木と京都の舞妓たち一行は、伊豆修善寺温泉で正月をすごしていたが、そこで顔見知りの芸妓が他殺死体で発見され愕然とする。

周囲の人間に不審な死をもたらす「死神体質」の兄・美樹と、発生した事件を解決する「探偵体質」の弟・真樹。

美貌のフラメンコのバイラオーラ神成真里亜。彼女に迫る罠の裏側には、彼女の「血」とドイツ現代史との迷宮があった。

〜作家・田中芳樹さん、堪能！「まさしく石持ワールド！　読者をほろ酔いかげんにさせてくれる作品」〜 湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、大学時代からの飲み仲間。

亡父から真面目だけを取り柄に育てられた西並玄一郎。

冬を間近に控えた四月。建築家ファビアンの愛娘とそのベビーシッターは、ブエノスアイレスの地下鉄で突如姿を消した。

首相令嬢が身を包んだ夢の化学繊維「シャレード」の花嫁衣装が突如燃え上がった!二大繊維メーカーの攻防、女流デザイナーの火花を散らす戦いを背景に、キャサリンが謎に挑戦。

第58回メフィスト賞受賞作。

眠りに就くと猫の身体に乗り移れるという、不思議な能力を持つ小学六年生のぼく。

義姉に届いた一葉の写真とメッセージ。セピア色の写真には、女学生の頃の義姉と友人がセーラー服姿で微笑んでいた。

日本仏教の最大宗派・燈念寺派。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

誕生日のたびに繰り返し見る悪夢。そこにいつも現れては、見ず知らずの人々を惨殺していく黒衣の男。

嵐による土砂崩れで奇怪な洞窟に閉じ込められた“あかずの扉”研究会のメンバーを襲う連続殺人。

建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。

長野県警に勤める刑事の福沢は、定年を迎える日に奇妙な事件に遭遇する。

内容紹介 さあ、読者諸賢も鉛筆と脳ミソをとがらせて取りかかりなさい。ここには古今の暗号小説の粋が集められているのです。

福井県大野市。旧家の令嬢・野路真利子は、今、死が間近にあると信じていた。

書斎に転がる死体なんて探偵小説の中だけ―が、現実に見知らぬ女性の死体が大佐の書斎で発見された。

一人娘・真由が誘拐されて一か月、役場の仕事に復帰した白石千賀は、入札業者の不審な電話に衝撃を受ける(「談合」)。

男は心臓を鋭利な刃物で刺され、右胸の皮膚を円く抉られていた。新緑の四月初め、東京西方の田園を流れる川のほとり。

『見えない敵』の事件から二カ月、心に負った傷が癒える間もなく、われらが主人公“始末屋”ジャックはまたも不思議な縁で、異界とかかわることになった…。

今回、栗原探偵事務所にやってきた依頼人は、名代の和菓子屋、梅屋の社長さん。

肌寒い秋の季節。デントンの町では、連続婦女暴行魔が跳梁し、公衆便所には浮浪者の死体が転がる。

「オイラ兄ちゃんのためにコドモランドから来たんだ」孝平はあの世とこの世を行き来していた。

深夜の怪電話に導かれ、夫の情事を目撃した松岡医院院長夫人柳子は、翌朝自分の隣りのベッドで夫の死体を発見。

殺人犯が忽然と姿を消した。現場は完璧な密室状態。

元禄五年（1692）冬。大安寺一松は水戸藩元藩主・光圀より影警護の依頼を受け、船旅に同道する。

米ミステリ界最上のユーモアとと最強の怪人物造型を誇るベストセラー作家、それがカール・ハイアセンだ。本書がその最新作。

沖縄―。コバルトブルーの海辺で、早乙女蘭の上司・多田勝利検事正が急死した。

奇術師フーディーニは、ある貴族の屋敷を訪れた。知友のコナン・ドイル卿も招かれ、降霊会が催されるからだ。

人類の睡眠時間は日ごとに減っていった。地球では放射能汚染が広まり、オゾンホールからは紫外線が容赦なく降り注ぐ。

お久しぶりです。妹尾睦月です。

ロイズは人には見えないものを視る目をもつ、風変わりな少女。

左遷部署「イノベーション・ルーム」に異動となった酒井裕介のもとに「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の謎のメールが届くようになる。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

九世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと、一つの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。

雪深い谷庭にある山荘に招かれたのは、年齢も職業も違う六人の女たち。

「兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。

走った。ひたすらに走りつづけた。

『このミステリーがすごい! 』大賞作家が描く、デス・ゲーム小説! 高校生の加奈は、幼馴染みの喬子から新作体感ゲームのモニターに参加しないかと持ちかけられる。

京都・比叡山で男の毒殺死体が発見された。

新宿で助けた藤村雅子と、金沢高一はホテルで一夜を過ごしてしまう。

遺された数式から始まる、暗号謎解きミステリーー シアトルで潰れかけの書店を営むヘイゼルのもとに、養祖父のアイザック・セヴリーが自殺したとの知らせが届く。

晩秋の猪苗代湖畔で二つの死体が発見された!謎の美女・梅崎理美が絞殺、ほぼ同時刻に詐欺師・曽根稔が毒殺されたのだ。

時は昭和6年。