(短編集)
黄昏の旗: 箱庭旅団
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結果として『箱庭旅団』には勝てなかったと思う。 シリーズにするには、白馬と少年の存在が薄いのだ。 もっと旅行者(トラベラー)として、縦横無尽に登場して ほしかった。 連作の証なのか、『箱庭旅団』の「一冊図書館」のマーガレットが こちらにも登場する。 無理やり序章と終章と作るなら序章は「再び旅立つ友へ」になるし、 終章は「カムパネルラの水筒」になるのだろう。 だから『箱庭旅団』を読まずとも、本作を楽しむことができる。 朱川湊人といえば「ノスタルジー」、「ノスタルジック・ホラー」など の色合いが強かった作家だが、このシリーズでそのカラーを突き破った ようだ。 「人間ボート、あるいは水平移動の夜」、「傷心の竜のための無伴奏 バイオリンソナタ」などが顕著だ。 第3弾があるようなので、どう出るのか期待したい。 | ||||
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やさしい、けれど悲しい、そして切なさがバランスよく配置されていて、朱川湊人の作品にはいつも胸をいっぱいにされてきた。 大げさに言うと、身を切られるような思いを幾度となく朱川作品にさせられているのだが、それがよくて買ってきたところもあるのだ。 しかし、この短編集はなにか物足りない。いずれの作品も、私の「期待」を満たすものではなかった。 朱川でなくとも、この程度のものなら書けるのでは? PHPというフィルター(そんなもんがあるのか?)を通すことによって、朱川のテイストが中途半端なものにされてしまったのだろうか? 感情の針が、安全な領域の中だけで触れているような感じがする。刺激のない感触。そう、気の抜けたビール、サイダーと同じような感じ。 ただ、「未来人のビストロ」は、私の知っている(期待している)朱川作品のテイストではないが、「心温まる」という点では秀作であると思う。 「山本一力」的な、生きることへの応援歌のように感じる。 | ||||
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「箱庭旅団」シリーズの連作短編集だ。 白馬の少年が様々な世界に出没する。この少年があまりうまく機能していないし、登場しない話もいっぱいある。 「箱庭」の枠組みは不要なのでは。 『誰もゾウにはかなわない』『未来人のビストロ』 心温まる不思議話。こういうの、好きだ。 『アタシたちのステキな家』 その家に住むと、人格が変わる?笑える怪異譚だ。 表題作は物哀しく、ちょっと怖い都会派の怪談といったところか。 印象に残る作品は、前作のほうが多かった。 | ||||
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