鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様
- 事件帖 (68)
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大正時代が目に浮かぶ描写の素晴らしさにどんどん引き込まれました。怖いというより人の心の中にある切なさ、やりきれなさ、思いやりなどに日本人らしさを感じ、朱川さんの作品の中で大好きなものの一つとなりました。 | ||||
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時は大正3年。跡を継がせようとする実業家の父親と争って家を飛び出した画家志望の主人公、風波こと槙島功次郎は無骨で実直な体育会系の柔道青年。そんな彼がふとしたことから雪華という美貌の画家と出会います。この世のものではない者が見えるらしい雪華にひかれて、風波は同じ下宿にころがりこみますが、それからは彼にも異様なものが見えるようになり、不思議な日々が始まります。 「墓場の傘」、「鏡の偽乙女」、「畸談みれいじゃ」、「壺中の稲妻」、「夜の夢こそまこと」の5編が収められています。 谷中の墓地を漂う未練を残した死霊を成仏させたり、下宿の前の住人の霊と相対したり、いとこが昔から連綿と転生し生き続けてきた悪霊のようなものに取りつかれてしまい、彼を救うために奔走したり・・。この転生する者「未練者=みれいじゃ」は、消滅する時は土くれに戻ってしまうところなど、どこか吸血鬼にも似ていて、妙な魅力があります。これから先の話にも登場しそうな気配です。 雰囲気的には最初の短編集「都市伝説セピア」に近く、ダーク・ホラーの大正浪漫版といった感じです。舞台が浅草、上野あたりというのも風情があります。朱川氏独特のノスタルジックな雰囲気も満載で気に入りました。 あとがきまで読めば、実在した人物や出来事が巧みに織り込まれているのに気がつきます。とても凝った連作集です。 2015年にすでに続編「黒のコスモス少女団」が発表されていますね。続けて読んでいきたいです。 | ||||
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大正時代が好きで初めてミステリー小説を読みました、これはとても面白いです!物語にどんどん入り込めるので、すぐに読み終えれました! | ||||
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生まれてない時代を目でみているような感覚になりました。いい時代だなあとつくづく思え道端に咲く名も知れない花が風に揺れる絵すら想像できました。死にたいしてすんなりと受けいれられる気になったなります。亡くなった息子も ほがらかに彼の地で 下駄を鳴らして歩いている書生のように | ||||
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面白かったです。朱川さんは期待を裏切らない。感情移入しにくいミステリアスな設定ですが主人公やそれらをとりまく人間の個性もうまく描かれています。 | ||||
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