さよならの空



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    初公開日(参考)2005年03月
    分類

    長編小説

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    さよならの空 (角川文庫)

    2012年07月25日 さよならの空 (角川文庫)

    オゾンホールの拡大を食い止めるために、女性科学者テレサが開発した化学物質ウェアジゾン。世界中で物質の散布が始まるが、副作用で夕焼けの色が消えてしまうことが判明する。「夕焼け最後の日」を迎えようとしている日本で、テレサと小学生トモル、謎の男“キャラメル・ボーイ”は数奇な運命でめぐり合い、ある行動に出る。そして夕焼けが失われてゆく世界で、静かな奇蹟が起きる―。直木賞作家の初期作品、待望の文庫化。 (「BOOK」データベースより)




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    No.11:
    (3pt)

    朱川作品としてはまあまあかな

    ホラーものが多い直木賞作家・朱川湊人にしては珍しい近未来SF。と言っても本格的なSFではないので、広義のファンタジーですね。

     オゾン層が破壊され、世界各地でオゾンホールが確認されるようになる。そこで、国連とある科学者が新発明の薬品を散布したところ、オゾンの破壊は防げても思わぬ副作用が・・・というお話。

     おもしろい設定で、それなりの切迫感もあったのだけれど、やはり朱川さんにはホラーを書いてほしい私です。こういうお話もたまにはいいですけどね。

     決定的な欠点は、準主人公のハッカー青年の心の動きがまるで描かれていないこと。これでしょう、この物語の核は! そこを無視してなんの小説かと、私は思うのであります。
    さよならの空 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:さよならの空 (角川文庫)より
    4041003725
    No.10:
    (5pt)

    めずらしくSF、それでいてノスタルジック。

    SFです。初期の作品だそうです。
    そのころから朱川ワールドの片鱗が見えます。
    オゾンホール拡大を食い止めるために開発された
    のは「ウェアジゾン」という化学物質。
    しかもこれも珍しく、開発者は米国人科学者。
    しかし舞台はほぼ日本だし、他の登場人物も日本人。
    ここまではフツー。
    ここからが朱川作品。
    「ウェアジゾン」には、副作用があった。
    日本人なら郷愁、哀しさ、切なさを思い起させる
    「夕焼けがなくなる」というものだ。
    SFながらノスタルジーを感じさせる。
    朱川作品の色をつけている「ノスタルジー」、既に
    このころから片鱗を見せている。
    ただ、登場人物をもう少し掘り下げてくれていたら、
    言うことなし。「伊達じいさん」や「キャラメル・ボーイ」
    「マーサ」。今の筆致力だともっと魅力的にできるだろう。
    ラストはこれも著者お得意の「奇跡」が起きる。
    静かに、そして徐々に壮大にそれは人々の間に起こる。
    長編ならではの感動だ。
    SFが苦手という方も一読してもらいたい。
    新たな朱川湊人に触れられるだろう。
    さよならの空 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:さよならの空 (角川文庫)より
    4041003725
    No.9:
    (1pt)

    何でこんなもん書こうとしたんでしょうねぇ

    何でしょうねぇ。
    何でこんなもん書こうとしたんでしょうねぇ。
    朱川湊人らしさはほとんど感じられません。
    環境問題について書いてくれ、と編集者にでも言われたんでしょうか。
    特筆すべきことなし。
    残念。
    と言うことで星一つ。
    さよならの空 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:さよならの空 (角川文庫)より
    4041003725
    No.8:
    (3pt)

    ちょっと物足りなさもあり

    朱川さんの作品を読むのはこれで4作目だ。今までの短編集とは違い本作品は長編で、舞台も今より少し未来であり、SFちっくな始まりだったので、結構期待して読み始めた。

    朱川さんの短編は、つらい過去を背負った人が思いがけない経験に遭遇して癒されるというテーマが結構多く、その経験の描き方が実に鮮やかで気に入っているが、本作品もその部類に入る。夕焼けが消えるというシチュエーションは面白いし最後の場面は結構感動したが、長編の本作品では登場人物や物語の背景の掘り下げ具合に若干の物足りなさを感じた。次回作に更なる期待です。
    さよならの空 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:さよならの空 (角川文庫)より
    4041003725
    No.7:
    (3pt)

    朱川さんらしくない切り口

    これを読む以前に一冊でも朱川作品を読んだことのある人には、

    期待はずれかもしれません。

    朱川さんお得意の昭和の懐かしい香りのするホラーとは違い、

    SFテイストのおとぎ話とでもいうのでしょうか・・・?

    「夕焼けがなくなってしまう」なんて最高に面白そうなテーマを用意しておきながら、

    こういうテイストのストーリーに仕上げるなんて

    なんだか朱川さんらしくないような気がします。

    要は夕焼けを失うことではなく、

    愛する人を失うことの悲しみの方を主に書きたかったのでしょうが、

    特別な思い入れはなくても、夕焼けというものは

    誰の心の中にも「美しいもの」として位置づけされているはず。

    それを失う心の空虚感や空しさもきれいに描いて欲しかったです。
    さよならの空 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:さよならの空 (角川文庫)より
    4041003725



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