オルゴォル
- オルゴール (8)
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一気に読める内容です。息子にも読ませると、一気に読んだようです | ||||
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人が己の人生に不満を持つとき、ほぼすべてが 「身勝手さの上に成り立つ自傷」 によって傷ついていることが極めて多い。 己とまったく関係のないことによって親が離婚し大切な人が亡くなり理不尽な理由で自分がいじめられることに、人間は精神が子供のうちは気がつかない。 この自分勝手な自己中心的な思考から脱することを大人になる、というのだろうと私は思うのだが、この物語はまさにそんな過渡期にいる少年を描いた作品。 表面を撫でていくようにあらゆる手障りのいい軽い問題をすべて主役の少年に味合わせていく。 並みの著者が書いていると恐ろしく腹が立つ虫唾が走る話になりそうなところを著者は絶妙なバランス感覚であえて表層を撫でるようなタッチで筆を進め見事に作品として成り立たせた上に言いたいことを述べている。 ロードムービーの要素が強くなってくる後半では「戦争」を軽くタッチしながら回っていくのだが、触れながらも突っ込まない、という絶妙な距離感によって主役が「少年」なことを前提とした「この程度で仕方ないか」という諦めをもっと爽やかに感じさせるという離れ業をやってのけている。 「戦争」を語る時にはどうしても日本では短絡的な「戦争をやってはいけない、核爆弾はよくない」という結び付け方をしてしまうが本書においてはそういったこだわりを一切もたせておらず未来のある若者らしいとても薄い感想のみにとどめさせているところに爽やかさがあるように思える。 この戦争というものと「恋心」というものをドッキングしてしまうことが流行りのようだが、私が本書を読んで少年たちに是非感じてほしいのは初恋がかなわぬともその気持ちを抱いたままあっけらかんと他の男に抱かれてしっかり家族を作っている女性のたくましさと強かさを学んでほしいということ。 そしてそれを「叶わぬ恋」というありもしなかった幻想を纏わせごくごく自然に読者に受け入れさせる凄味を学んでほしいと思う。 | ||||
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小学生目線で物語を語らせたら、朱川湊人はどんな作家をも凌駕する。 イマドキの男の子から、ノスタルジックな女の子まで。 短編の名手だが、言い回しの巧みさなどは健全。細かい事柄まで しっかりと描き込んである。 1週間の旅でハヤトがどんどん成長する。それはハヤトが目にする光景 だったり、出会う人の影響だったりするのだが、それが無理なく描かれている。 改めて文章のうまさに舌を巻く。 交わされる会話の多くが胸を打つ。 今回も「不思議」は登場する。それは読後私たちの心に温かく残る。 『オルゴォル』の表記の意味もそこでわかる。 | ||||
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トンダじいさんから預かった二つの大切な物 それはオルゴールと九州までの交通費のお金 お金は欲しかったゲーム機を買ってしまい、 手元に残ったオルゴールのことのも気になって。 オルゴールは鹿児島へ持っていくという約束をしたのです。 そして、偶然鹿児島まで旅することになります。 その旅でいろいろな勉強をします。 と、こんな感じの話ですが、かなり読みやすいです。 人間の孤独感や悲しみなども学びますが 決して嫌なものではありません。 ハヤト君が主人公ですが主人公は何人いてもいい… そんなことを思わせる本です。 | ||||
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全く受けつけませんでした。 少年の旅に女性が同行するのですが、ま〜いちいち説教臭いです。 原爆ドーム連れて行って、これを見て何を感じた?さあ自分の頭で考えよーみたいな、ね。 学校の教師や親が子供に薦めたい小説って感じです。 ザ・全国学校図書推奨みたいな。クソ真面目で気持ち悪いほど人の温かみを演出したお話です。 夏休みの宿題でこれを読んで、読書感想文とか書かされそうです。 そんないやーな、思い出が呼び起されて、不愉快になりました。 どうせなら「太陽の村」や「都市伝説セピア」や「いっぺんさん」みたいなの読ませてくれってね。 子供だったら思いますよ。 | ||||
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