無限のビィ
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
無限のビィの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かった。いわゆる超能力SFなんだけど、1970年ころの昭和の東京を舞台にしていて ノスタルジックでもある。 結構分厚い本だけど、私は一気に読みました。 宮部みゆきのゴーストシリーズや超能力シリーズを好きな方なら、これは倍くらいの面白さで読めると思う。 小学三年生の男児を主人公にしているのだが、決して甘くない。 だが、適度に昔の食堂の佇まいや下町の人情もあって物語全体が生き生きとして飽きさせない。 これ、映画化は無理だろうな....残虐シーンがあり過ぎて。スピルヴァーグが目を付けて米国版として製作するならさぞかし面白そう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「無限のビィ」下巻でございます。たった一つの願いを叶える為に厄介なビィは”ますます”要らん事します。エラそうな割には色々と危機一髪な目にも会いますが、たった一つの願いを叶える為に”バク進”するゼ!(あっ、「...するワ!」か、一応は女の子だし)ってな訳で「それ、ヤるの?」って事までやっちゃいます。おー!コレはあの有名な米ホラー作家の「ニード○○・シン○○」じゃん。「ちぇ。パクリかよ!」なんて言っちゃダメです。あの事件を日本版下町で味わえる事に感謝しましょう。そんな中で主人公の信吾くん。色々と悩むお年頃です(”ちいさな恋のメロディ”のマークレスターよりも厳しい現実が待っています)。まぁ、信吾くんはマトモな家の子なので複雑な家庭事情で暮らす女の子の気持ちなんか”わっかんない”ダローなぁ。小3でそんな事を察して「ボクに任せて。悪い様にはしないから...。」なんて事が言えるヤツなんて子供時代の石田○○くらいなモンですしね。私も複雑な家庭事情なんて友達に話たくなかったしなぁ...。あっ!スイマセン、逸れました。で「無限のビィ」。周りがドンチャカの中、意外とこじんまりとしたトコロで最終決戦!「エッ!そーなの?」「マジ?」「ファンタジー?」って事実もゾロゾロと顔を出しますが、兎に角「完結」。 読後には色々な感想も出て来ると思いますが、ちゃんと終わらせたんだから立派。終わらせる事って大切ですよね。まぁ、ちょっと違う内容だけど、どこかの超某有名作家が「この話の終わりは読者の皆さん、一人一人にお任せします。考えてネ。」なんて聞いてからはどんなに話題書、映画化してもスルーしてます(泣けるハナシ?笑っちゃうぜ!ガッハッハッ)。だって自分で始めたお話をヒトに丸投げして終わらせちゃうなんて、ナシでしょ。小学校の教科書に載ってた「小さい白いニワトリ」と同じでしょ。ダメでしょ。頑固でスミマセン。コレだけは許せないんです。で「無限のビィ」。この手の時代モノに付き物の”現在”で締めくくられますが、それは読んでのお楽しみです。この手のお話にありがちな「まだまだ、続くゼェ~。イヒッヒッ」とは違う余韻を与えてくれます。ネタバレなんて失礼な事はしません。読まなければワカりません。でも信吾も将吾も「ゴジラ対へドラ」も「ガメラ対ジグラ」も観なかっただろーなぁ...。残念。でも面白かったゾ。1日で読破だ!!<読みべし。><買うべし!> | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1971年にコドモだった人、注目!。ってな感じで色々なステキな思い出が大集合です。万博後、浅間山荘事件前にこんな大きな事件が東京下町で起きるんだゾって事が静かに進行...って思ったら意外とド派手に勃発します。但し、71年ですからネットも携帯(古いヤツでスミマセン、SNSとスマホね。)もありません。そんな情報伝達が少ない時代を楽しんで下さい。知らないって怖いゾ~。で、子供達の遊びやテレビ、話題が目白押しですが(私の学校ではベーゴマはナゼか?流行りませんでした)、登場人物も魅力的で、沢山出て来ます(作者のヒトは大阪の人なので”しっかりと大阪の子”も出てきます)。そんな通りすがりの登場人物も魅力的なんてアメリカの有名ホラー作家と「同じ」じゃあないですか...。でも車は勝手に動かないし、吸血鬼も出てきません。猫は蘇らないし、ピエロも出ません(長かったなあ、ピエロ...)けどね。で、敵は一体ですが、色々と迷惑な奴です。カラスになるし(蝙蝠じゃないトコロが日本的で良いでしょ?)。上巻はそんな魅力的な人達が出揃って、「無限のビイ」が始まります。このお話、ついつい飛ばし読みしたくなりますが、グッとコラえて”ゆっくり”と噛み締めながら頁を進めて下さい。目の前のお話を読むと「読書って幸せ~」って思えて来ます。漫画も楽しい!映画もグッド!TVも面白い!でも一人で読書って誰にも邪魔されず、読みたいモノを読める幸せ(アレ?孤独の読書?)を再認識できます。でも夜更けに読むのはヤメてネ...お肌にひびくから。「無限のビイ」って何?は上巻で判りますが(飛ばし読みはヤメてネ)、正体は何なのか?は下巻のお楽しみ。でもって、あの人は?この子は?波乱の展開を予感しつつ、下巻に続く。<読むべし!> | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前巻で「無限のビィ」の意味が解明された。下巻は速いテンポで展開される。小学3年生の主人公の目線で描か れる景色や思考は不完全で未熟なもの。それを高所からながめる読者は、弥が上にもハラハラドキドキ・焦り・不 安が増幅される。 子供ばかりの世界で誰がどんな方法でこの事件を解決するんだろう?落としどころは何処に持ってゆくのだろう か?不死の生命体を相手にして、勝ち目はあるんだろうか?不安は最後まで付きまとう。SF的アイディアやどんで ん返しも用意され、驚きと哀切と安堵などの感情が交差しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台は昭和46年の東京・三△〇。古き良き昭和の匂いがする物語で、当時のTV番組や少女歌手などが実名で登 場。ある年代以上の読者には懐かしい風景がよみがえる。 小学3年生の主人公の日常景色に少しずつゆっくりと不気味な事件が起きてくる。その恐怖は真綿で首を絞めら れるような窒息感を覚える。恐怖の根源となる未知のものが次々に人間に乗り移る様はF・ブラウンの「73光年の 妖怪」や恩田陸の「月の裏側」、ジャック・フィニイの「盗まれた街」などにもつながる抗えない不気味さを覚え ます。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 14件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|