私の幽霊 ニーチェ女史の常識外事件簿
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私の幽霊 ニーチェ女史の常識外事件簿の総合評価:
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六篇の連作集だ。表題作は30代後半の女性編集者が、故郷に高校時代の自分の幽霊が出るという話を聞いた。確かめに行った彼女は、栖大智と名乗る学者と出会った。 朱川さんらしい不思議事件簿の開幕だ。斬新とは言えないが、定番の安定感がある。不可思議ながら納得の行く日常寄りファンタジーというのか。楽しいだけでなく、一抹の切なさが含まれるところもいい。 いずれも質が高く、さすがと思わせる。二話はむかし遊んだ不思議な子供、三話は交換してくれる神様が登場する。作者の宗教観は良い意味で日本的ないい加減さに満ちており、実に居心地がいい。あちこちに小さな神様や妖怪が住んでいて、人と折り合って生きている。いいねえ。どこぞの造物主や絶対神なんぞより、よほどしっくり来る。 4話から朱川読者にお馴染みのマガチが登場する。人間豹を加えたトリオは今後も活躍するのかな。シリーズ化するなら、愛読させていただく。 | ||||
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6つの怪談・奇談からなる短編集。 これらが現実を描いた物語だとしたら、その(科学的な)根拠を知りたくなる。 フィクションだとしても、なぜこんな現象が起こるのか、なぜこんなものが存在する のかについて、一応の説明は欲しくなる。 この本では、納得できるかどうかは別として、それぞれの物語について、その怪奇 な事象についての理由づけ(仮説?)が語られている。 人間は「常識」で物事を判断し、『そんなことはあり得ない。バカげている』などと よく言うが、人間の「常識」なんかが通用するのは、この世界のほんの一部だけについて かもしれないと思った。 | ||||
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期待していたほどではなかったかな、と。でも別作ででてきたある村の住人らしき登場人物がいて、この人の出生とかには興味をひかれます。是非、続編では、この人を主人公にして書いてほしいです。 個人的には「紫陽花獣」が一番おもしろかったです。 | ||||
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タイトルに惹かれて読んだのですが。。。 こんなふうに幽霊の正体の種明かしをされても正直「何これ」という感じでした。 何でもありな世界を説明されても。。。 まったく納得できない結末にあぜん。消化不良200%でした。 | ||||
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「切なさ×不思議全開ミステリー!」は間違いないと思います。 ただ、わりと切ないばかりで終わっているので、朱川先生のいつものようなあたたかさなどを期待していたら肩すかしを食らいました。 それと、不思議を理論や理屈で解こうとすると、つまらなくったり無理矢理感が出たりすることもあると感じました。 主人公の日枝真樹子=ニーチェ女史が、取っつきにくくて少し自分勝手なので感情移入しにくいです。 怪しき博物学者・栖大智も、博識なだけで今のところ人間味がありません。 謎の女アコちゃんが出てきて、人間味もあるしよく喋るので、ようやくテンポが良くなりました。 「きのう遊んだ子」「コロッケと人間豹」は面白かったです。 「私の幽霊」「テンビンガミ」は不思議だけど、面白味があまりありません。 「無明浄」「紫陽花獣」すっきりしなくモヤモヤします。主人公がかなり人の事情に踏み込んだあげく、自分がわかったら終了という姿勢なのが、私はあまり理解できませんでした。 でも続きは気になるので、続編が出たら読むと思います。 | ||||
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