(短編集)
あした咲く蕾
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ホラー成分は無く、少し不思議な、少し優しい短編集でした。 毎度のことながら、集合住宅好きですねぇ。 | ||||
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きらきらした宝のような7編の短編集です。 まず題名がいい。表題作「あした咲く蕾」のほか「湯呑の月」、 「花、散ったあと」など。情緒あふれるものが多い。 内容もノスタルジックなものから、ファンタジーなど。 中でも変わり種は「カンカン軒怪異譚」だろう。 生命力溢れるおばちゃんの存在が大きい。おばちゃんの人生観も 素晴らしく心を打つ。 他、「死」が扱われていたり、すべて良きことばかりではないが 読後感は清々しい。 短編の名手が描く神髄、ここにあり。 もっと多くの人に読んでもらいたい1冊である。 | ||||
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短編7編 昭和テイストの朱川らしい昔懐かしい香り漂う作品が並ぶ あした咲く蕾 自分のいのちを他の生物に分け与えることが出来る、女性悲話 雨つぶ通信 雨が降ると人の心のつぶやきが聞こえてしまう子の話 カンカン軒怪異譚 街の何気ない中華料理屋のおばさんが作る料理に秘められた人にやる気を注入する?不思議な伝統の鉄鍋の話 空のひと 小学校の同級生だった夫との思い出と早逝した夫が会えなかった娘に逢いに来たお話 虹とのら犬 妻との不思議な付き合いの始まりを30年前に遡って回想 その思いやりで自分は救われ今があると改めて思う。 湯呑の月 優しいおばさんとの思い出と女としての母の意地に複雑な思い 花、散ったあと 幼馴染 通称フカシマンの思い出と最期まで親友をフカシ続けた温かい思いやり | ||||
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著者の作品から3年ほど離れていて久し振りに本書を読んだが、収録された7つの作品は何れも名作揃いで朱川ワールドを堪能しました。朱川さんにはホラー色が強く後味がよくない作品もあるが、本書に収録された作品は少し悲しいけど心温まる作品ばかり。表題作の「あした咲く蕾」もよかったが一番のお気に入りは「虹とのら犬」。何度も読み返しました。 | ||||
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大好きなグリコのおまけとか、ホームランバーの当たり棒、 大事な大事な宝物を七つ、小さな箱に詰め込んだ、誰にも見せ ない自分だけの宝箱。 そんな七つのファンタジー。 超能力者のおばさんの「明日咲く蕾」 雨粒が、伝えるものは何かしらって「雨粒交信」 おばちゃんの料理の味は?「カンカン軒怪異譚」 お父さんは「空のひと」 薫子さんの「虹とのら犬」 おばちゃんが大好き「湯呑の月」 ウソも方便「花、散ったあと」 一つ一つが珠玉です。 一つ一つが、それぞれの、自分だけの心の中にしまった、 誰にも見せない宝物。 こんな宝物を見せてしまっていいんでしょうか。 この年ならばいいのかも。いいえ、誰かに伝えておきたくて。 そんな作品を本当にありがとうございました。 かたみ歌が朱川さんの作品では一番好きでしたが、この作品も それに並ぶお気に入りになりました。 100点。満点。二重丸。お読みください。お勧めします。 | ||||
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