(短編集)
サクラ秘密基地
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朱川湊人氏お得意のレトロでなつかしい雰囲気の短編が6編収められています。主人公がセピア色の写真を見ながら過去を振り返る話が多いです。 最初の「サクラ秘密基地」と「コスモス書簡」は特にひねりはなくひたすら物悲しい話で一般小説に近いです。「コスモス書簡」の方は現在貧困の底に沈んでしまった主人公の話で、今、失業していたりして状況が悪い人は読まない方がいいかもしれません。どーんと落ち込みそうです。 「飛行物体ルルー」SFめいていますが、「そうきたか」というオチで、あの教団が暗躍していた当時の禍々しい空気を思い出しました。 「黄昏アルバム」と「月光シスターズ」は霊らしきものも登場しますが、本当にそれが霊なのかはわかりません。特に後者の方は殺人がからんで不気味な余韻を残します。「スズメ鈴松」は下町の人情話でホラー色はありません。 こうして振り返ると半分は普通の小説ですね。個人的には”都市伝説セピア”的なものが好きなので、もう少し不気味な要素が入っている方が好みでした。 | ||||
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朱川先生は、なんでそんなに某教団ネタを出したがるのでしょうか・・・。 しかも今更。リアルのカルト教団が出てきても興ざめするだけです。 最初の二作品(表題作とUFOの話)、ワンパターンで恐ろしくつまらなかった・・・。 でもそれ以外の話はなかなか楽しめました。 特に最後のお話は、心温まる作品で良かったです。 最近は短編は出されてなかった気がします。 悲しいの、切ないの、恐ろしいの、気持ち悪いの、可笑しいの、温かいの いろんな話が詰まった、朱川先生の短編集はやっぱり好きですね。 昔のように長編よりも短編を書いてほしいです。 | ||||
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どれも昭和の時代を連想させる、切ないストーリーです。 中古のカメラが写した不思議な写真にまつわる“黄昏アルバム”、同じアパートに住むコワオモテ男性とその息子の交流「スズメ鈴松」など、6話が収録されている。 好いですよ・・・。是非、お読みください。 | ||||
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朱川湊人さんの著書は昭和30年代〜40年代の話が 圧倒的に多い。自分も年代的には近いので、今回も子 供時代の基地の話をテーマとした「サクラ秘密基地」 を始め、素直に感情移入して読める作品ばかりでした。 どの作品も結末は総じて暗く、哀しく、読後感もけっ してよいものではないですが、どこか郷愁を感じてし まうのが不思議です。ジャンルとしてはホラーなのか もしれないですが、単に怖いだけではなく、ほのぼの とした昭和にあった懐かしさや切なさ感じる短編集です。 昭和30年代や40年の時代にタイムスリップしたい人 にはオススメの本です。 | ||||
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