冬の薔薇
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
冬の薔薇の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
冬の薔薇の総合評価:
10.00/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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これを下敷きにマキリップが見事な物語を紡いだ。主人公はコルベット・リンとロイスなのに、コルベットとロイスの姉(ローレル)が恋仲になったようにみえるので、ロイスはコルベットを助けるために、無償の愛を要求されることになる。
冬の薔薇にはいろいろな仕掛けが用意されていて、それをあれこれ考えるのも楽しい。例えばロイス(ROIS)はバラに象徴され、コルベットは蔦に象徴される。 あちらの世界とつなぐ泉のところで、ロイスはバラの蔓にぐるぐる巻きにされてしまうのだが、これは彼女が向こうの世界に攫われてしまわないように助けたということなのだろうか、同時にあちらの世界に関わろうとするとひどい目に遭うと言う警告だったのだろうか。
こちらの世界に戻って来た物語の最後で、「蔦に覆われたバラが冬を越えて生きているか見て欲しい」と言うコルベット。冬の女王の試練の時はロイスがコルベットを離さないことで助けた訳だが、こちらの世界でバラを助けたのは蔦だったということなのか。いずれにしても、バラが生きている、つまり彼女の彼を想う気持ちが生きているかという問いなのだろうか。
象徴ということでは、金の指輪の象徴するものは? 銀の杯からワインを飲んだ時ローレルだけ老いずに輝いていたのは、愛の力? そのローレルも冬の女王が現れるとどんどん年老いて行ったのは、冬の女王の持つ力の暗示?
作者が隠した謎を探しだし解きたくて何度も読んでしまう。