バジリスクの魔法の歌
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トルマリン一族が皆殺しにされる血なまぐさいところから始まります。ずっと辺境の吟遊詩人の学校に身を隠していたトルマリン家の生き残りグリフィンの前に自分の名前をかたる若者が現れたことをきっかけに、べリロン大公に復讐するためにべリロンに向かいます。音楽を使った魔法で復讐を試みます。重い中でも大公の娘ダミエットがグリフィンに恋をし、下手な歌を一生懸命歌ったたり、歌より衣装を気にしたりするほほえましい姿に救われます。 | ||||
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読み始めはなかなか絵が浮かばずに、読みにくい文章だと思いましたが、後半は映画のように背景も美しく淡々と進みました。過去と現在を結びつけるとき復讐へと立ち向かう決意をした主人公の半生。静かな前半から徐々に盛り上がる大団円へ。徐々にファンタジーの世界に入り込んでしまいます。 バジリスク?歌が魔法?読み終えると多くの伏線があの読みにくいと感じた前半戦に描かれていました。二度目が、さらに楽しめる一冊です。読んで良かった。 | ||||
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『狡猾なる死神よ』を注文するつもりで誤ってポチっちゃったのがこれです。 こういうファンタジー系の本はどちらかというと苦手でして、返品するのも面倒だからと読んだら、豈図らんやなかなか面白く、お気に入りの本になりました。 幼少時に家族を惨殺されたトラウマを克服して/するために安住の地を捨て復讐を試みる男。敵は魔術を駆使する残虐な王位簒奪者。しかしその長男はお馬鹿で次女は風船頭、恐るべきは怜悧な長女。地下で進行する王位転覆運動と共に、男の持つ不思議な力はこれに勝てるのか… これって多分ありふれた設定なのでしょう。でもマキリップはそこからふた捻りくらいしてきます。大体復讐を試みるのが中年男であり、ギラギラした殺意を振りかざすことがなく、かなり内攻していきますし、敵方の長女の微妙な心理の動きがこれまた見事に描写されます。 これらのドラマを推進していく潤滑油になっているのがなんといっても音楽の存在。狂言回し的に動き回る人々の多くは音楽関係者(演奏家や作曲家)です。音楽ファンにもおすすめ。 | ||||
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ファンタジーには珍しく中年男性が主人公。 幼い頃家族を目の前で惨殺されたため、記憶が封印されたまま、吟遊詩人達の元で育ったルック カラドリウス。 最初は彼の性格がはっきりしないというか地味で暗い感じで、主人公にはまることがなかなかできなかったが、火の記憶がだんだん戻ってくるにつれて主人公らしくなってきます。首都ベリロンに戻ってからも、活動は地味です。しかし、個性的な登場人物が何人も出てきて救われています。アイオッソ ベリオール大公というのは残虐で恐ろしい存在そのもの、彼と同じひとみを持つ長女ルナがまた怖い(!)そして彼女という人物はなかなかわからない。ページ数がもうこんなに少ししか残っていないのに、どうなるのだろう?と最後ははらはらされられ、意外な方向に結末が引っ張られていく。そこはさすがにマキリップ!というところかな。すべて放り出して一気読みしました。 | ||||
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