イレーナの帰還
- 死刑囚 (71)
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前作では主人公が死刑を逃れるために毒味役として命を繋ぎ、したたかで懸命に成長しながら復讐と愛や友情を手に入れる物語だった。今回は「うっかり突っ走る主人公がそのつど瀕死になりながら最強になる話」だった。 読み終わった今の感想といえば… イレーナ、魔法強すぎ。ボウ(武器)強すぎ。次々に襲われすぎ。疲れすぎ。(ことあるごとに全力を使い果たしてボロボロになる) そしてなにより……勝手すぎ。 まだ未熟だから一人で動くなと言われているのに独断で動いて疲れ果てる。 それでひどく叱られて、『次は絶対にここにいろ』と言われてもなお、このままじっとしていられない!と理由をつけては飛び出していく。 あんたはなにを反省したんだと問い詰めたくなる。 飛び出したイレーナの念入りな準備は(少なくとも本人にとっては入念)、だいたい予期せぬ油断か不意打ちで無駄になり、奇跡的な幸運で窮地をしのぎ、いつも死ななかっただけありがたい状態になる。 ギリギリのボロボロ。 物語的に予感していた不意打ちならわからんでもないが…なんというか、イレーナを窮地に落とすために、とりあえず急襲させましたって展開もだいぶある気がする。 ゴールとアレアって結局なんだったの。 そして実は伝説の魔法使いのイレーナ。 どんな窮地に立たされようと、相手の心に入るか、飛び出しナイフで奇襲するか、負け知らずのボウでぶん殴るか、愛しのヴァレクがなんとかしてくれる。 ほぼほぼ無計画でも、最強スペックと幸運、切り札ヴァレクのおかげで場当たり的に勝つ。 もっと念入りに、妨害してきそうな危険分子も前もって調査、ヴァレクに頼んで潰しておくくらいの準備をしていれば余裕で勝てたでしょと呆れてしまう。 前作の方が落ち着いて読めた。 主人公の分別もあったし、毒薬の知識はリアルで、ボウや解錠の訓練も生きていくための最低限の護身術って感じが良かった。 今作では、ボウは大抵の男どころか師匠のコンビも倒せる強さに成長し、魔法では他人の思考を覗き見して行動も支配できるイレーナは国内最高峰。 あんたが敵に取り込まれたらヤバいと言われているのに独断で何度も瀕死になる身勝手な女を、ヴァレクが甘やかしてこってりベタベタ。 だいぶくどい。 というか「味覚の鋭さと、賢さ、頑張りで懸命に運命を切り開く女の子」がきれいさっぱり消えた。 「疑い嫌ってくる周囲の人々を前例のない魔法で嫉妬と警戒をさせ、誰も助けないホームレスを助けてあげちゃう優しさを持ち、馬と会話し、被害者を助けられるのは自分しかいないとわかっていながら勝手にすぐ窮地になり、国境を越えて追いかけてきた高スペック彼氏とイチャつく女」です。 いま流行りの悪役令嬢ポジ? 魔術師高官、部族の指導者、王位継承者、ホームレス、馬でさえも、イレーナに嫌悪か協力をあおいで次々とコネが繋がってゆく。 イレーナ無双。いつのまにそんな完璧になったんですか。転生勇者かよ。 きっと3作目のイレーナはますます身勝手で無計画でなんかしらの理由で世界中に嫌われて最高に強くて幸運でヴァレクに甘やかされるんでしょうね…。 面白いと言えば面白いんだけど、もう毒味役でもないし、メアリー・スーみたいになってきたから微妙…。 あと、前作とは翻訳家が変わったせいか、英文の直訳表現が多く、テンポが悪かった。 筋弛緩剤を打たれたことを『濡れた帽子をかぶってしまった』と訳したり。 身体がいうことをきかないのを指す表現なんだろうけど、前後の文章に全く出てこない帽子がいきなり出てきて『ん??』となる。 | ||||
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三部作の第二作。前作の内容を受けて、主人公イレーナは毒味役として暮らしていたイクシアを出て、生まれ故郷にして魔法の国シティアに帰ってきたが、そこでもある事件に巻き込まれて……という内容。前作ではあまり前面には出ていなかった魔法という要素が大きな比重を占め、ファンタジーというジャンルにより相応しい物語となっている。加えて邪悪な者がより邪悪なあり方で登場するとともに、それ以上の比重が置かれているのは実に頼もしくかつユニークなキャラクターたちが何人も現われてくる点だろう。前作に引き続き登場する「仲間たち」はもちろん、何かあると木に登るイレーナの母、街のことなら誰よりも知っている物乞いの少年、その他数え上げるときりがないほどである。中でも馬の「キキ」が抜群な味わいを持っていて、それだけでも読むに値する。内容といいキャラクターといい、早々と最近の傑作ファンタジーと言っても良いような気がする。前作同様訳文も明快で読みやすい。前作とは訳者が違うことに気付かなかったほどである。 | ||||
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「毒見師イレーナ」に引き続き、ハードな人生に立ち向かう健気でかっこ好いイレーナ、も、さりながら、取り巻く人達も魅力的なシリーズ2巻目。 今巻は、故郷に帰還、両親や兄との再会、魔法学校などなど。 相変わらず話の展開がスピーディーで、アクションも豊富。夢中になること請け合いの一冊。 とりあえず、次巻も読もう! | ||||
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毒見師イレーナが面白かったので、期待して読みましたが より一層、出てくる登場人物たちに共感出来ず、 1冊目の「多少、共感出来ない部分も、文化の違いで面白い」を通り越して 白けたまま最後まで行ってしまいました。 3冊目は買わない予定です。 | ||||
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第一部がセールで安く買えおもしろかったので、続けて購入しました。 前作と比較して、序盤は話の進みが遅く感じられましたが、次第にスピード感が増してきます。 とは言え、人物描写が深いわけではなく展開が強引に感じられました。 数々のピンチと魔術師養成所での経験により、急速に魔術師としての能力を開花させていくイレーナ。 しかも、格闘技術も格段の進歩を見せます。ちょっと強すぎかも。 普段ファンタジーは読まないのですが、この作品は結構バイオレンスでした。割合あっさりと人が殺されたり、「レイプ」なんて単語が結構出てきたりして、ちょっと嫌かも。 | ||||
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